海外からの観光客を「おもてなし」
同様に日本を訪れる海外からの観光客も誰かの助けを必要としているかもしれません。でも、英語で道案内なんてできないし...と何となく避けようとしてしまう人は少なくありません。
観光客をサポートする英語はシンプルな単語だけでも十分伝わります。今回は困っている旅行客の力になれる、基本の英語表現をマスターしましょう。
あわてないで!観光客に声をかけられたときの解答例
目的地までの行き方がわからない
海外からの観光客からよく聞かれるのが「〇〇に行くにはどうしたら良いですか?」というフレーズ。
例)
・Where is ~?(~はどこですか?)
・Could you tell me how to get to 〜?(〜への行き方を教えてもらえますか?)
・How do I get to 〜?(〜へはどう行けばいいですか?)
道に迷って困っている人には、自分からこう話しかけてみましょう。
例)
・Do you need some help?(何かお困りですか?)
・Hi!(「あのー」と話しかける意味合いで使えます)
May I help you~?も間違いではないのですが、店員さんがよく使う表現なので上記2つがおすすめです。
相手が地図を持っているなら、一緒に地図を見て指さしながら伝えましょう。細かく伝えられなくても、だいたいどの方向でどれくらいの時間がかかるのか、大まかに伝えることを目指しましょう。
土地勘がなく方角がわからない人のために、実際の方角に地図の向きをあわせて伝えるのを忘れずに。
例)
・We're here now and then ~is here.(私たちは今ここにいて、~はここです。)
・ジェスチャーで方向を示しながら...It's this way.(こちらのほうです)/It's that way.(あちらのほうです)
・It's on your right / left.(右側/左側にあります)
・It's about five minutes from here.(ここから大体5分かかります)
・Turn right / left at the corner.(その角を右/左に曲がります)
一緒に歩いて案内出来る時間があるなら「Shall I go with you?(一緒に行きましょうか?)」や「I'll show you. Follow me(ご案内しますね。私についてきてください)」と提案したほうが手っ取り早いこともあるかもしれませんね!時間がないときは「When you get closer, just ask someone again.(近くまで行ったら、また誰かに聞いてくださいね)」と付け加えると親切です。
おすすめはありますか?
観光地よりも、地元の人に人気なレストランに行ってみたいという人もいるかもしれません。
例)
・Could you tell me where a delicious ●● restaurant is?(美味しい●●のレストランを教えてくれませんか?)
・What are the dishes you can only eat in Japan?(日本でしか食べられない料理は何ですか?)
よく聞き取れなかった...
会話の中では、相手の言葉を聞き取れないこともよくありますよね。そんなときは、「Would you say that again?(もう一度言っていただけますか)? 」「~,right(~ですよね)? 」を使うと便利です。会話上手になるために、まず聞き返し上手になりましょう!
自分も知らない場所だ...
助けてあげたいと思っても、自分も知らない場所だったら...?そんな時はこんなフレーズを。
例)
・I'm not familiar with this area.(この辺りには詳しくありません)
・I don't know this area well.(この辺りのことはあまり知りません)
・I'm not sure so I'll ask.(よくわからないので、誰かに聞いてみますね)
・I'll google it for you.(グーグルで調べてみます)
言葉よりも気持ちが大事
英語で声をかけられるとドキドキして上手く言葉が出てこないかもしれません。でも、相手にとっては単語や文法の正確さよりも、「助けてあげたい!」という気持ちが一番うれしいこと。さぁ、笑顔で”おもてなし”しましょう。
海外旅行をしたときに、道がわからなくなって誰かに尋ねた経験はありませんか?言葉が上手く通じなくても、親切に助けてもらえると嬉しくなって、その国のことをより好きになりますよね。