MIHO MUSEUM
桜に包まれた遊歩道からトンネルと橋を経て美術館へと至る構想は、中国の古典、陶淵明の「桃花源記」に描かれた桃源郷がモチーフになっています。
コレクションは、日本はもちろんのこと、エジプト、東・南アジア、西・中央アジア、ギリシア、ローマ、中国など世界の古代美術を集め見ごたえのあるものです。設計は、ルーヴル美術館ガラスのピラミッドなどをてがけたI.M.ペイ氏です。
秀明自然農法という農薬や肥料を使わず育てた食材を味わえるレストラン「PEACH VALLEY」や、カフェ「PINE VIEW 」での休憩も楽しみです。
信楽焼で、美味しい料理をいただけるお店
魚仙 （うおせん）
陶の辺料理「魚仙 」は、百年の歴史ある老舗料亭。琵琶湖の魚介など滋賀の食材を使った日本料理を、信楽焼の器でいただけます。焼き物好きのご主人が演出する華やかな盛り付けも料理の味を引き立てます。
看板料理「忍すし」は、しその実やウリなどの溜まり醬油漬けが入ったサバの押し寿司です。お土産としても人気で、滋賀県の観光推奨土産品にも指定されています。
英山窯 峯照庵 （えいざんがま ほうしょうあん）
伝統工芸士・奥田英山の作品に出会えるギャラリー「英山窯 峯照庵 」。築百年の窯屋の佇まいが素敵ですね。
土日や休日に不定期で、ランチ、お抹茶・コーヒーなどを提供しています。風情のある空間でゆっくりと時間を過ごしてみたいですね。
こちらは「新ジャガとエビチリ＆春巻きの皮」。料理を美味しくしてくれる器も欲しくなります。
信楽焼を購入できるギャラリー併設のカフェ
カフェ アワ･イサ
古い民家を改装した「カフェ アワ･イサ」は、 陶芸作家の作品などを展示・販売しています。女性2人で運営するおしゃれな店内には雑誌なども置いてあり、ゆったりくつろげます。
信楽の器で提供される「日替わりランチ」は、ボリュームがあって美味しい♪
カフェ大窯（おおがま）
以前、信楽焼の器を焼くために使われていた「登り窯」を保存し、自由に散策できる「大窯」。
カフェから「登り窯」を見ながら、食事やお茶ができます。
企画展や併設のショップで、明山窯をはじめとした信楽の作家さんの作品を展示・販売しています。
陶芸の体験教室も開催しています。HPから予約が必要です。
TORASARU（トラサル）
陶芸の森やMIHOミュージアムの近くにあるギャラリー・カフェ「TORASARU」は、ひときは目を引くスタイリッシュな佇まいです。
オオヤコーヒー焙煎所（KAFE工船）で焙煎された新鮮なコーヒー豆を使い、注文毎に丁寧にドリップするコーヒーは一度飲んだら忘れられない味です。こだわりの素材を使い毎朝焼かれるチーズケーキのコクと酸味が、自慢のコーヒーに合います。
暮らしの道具であると同時に、美しい表現としての器をセレクト・販売しています。カフェで使用しているカップやプレートもあり、手に触れて使って試せるのは嬉しいですね。
信楽陶舗 大小屋（おおごや）
1874(明治7）年に創業以来140年余、信楽の焼き物をを生産してきた「信楽陶舗 大小屋」。三角屋根のタイルばりの外装が目を引く店舗は、一見ミュージアムを思わせます。女優で陶芸家・結城美栄子さんの作品を展示販売するギャラリー「RAVEN」も併設し、ショップを中心にカフェや作陶教室なども備えています。
信楽焼のコップが持ち帰れるソフトクリームは、つい買ってしまいたくなります。
狸家分福（たぬきやぶんぷく）
この“たぬき”を見たら、寄らずにはいられません。こちら「狸家分福」は、信楽の生活雑器、たぬきの置物、伝統工芸士の作品などを販売しています。
お食事コーナーで人気の「オリジナル丼 分福丼」は、近江地鶏の親子丼です。たぬきの器が楽しいですね。温泉卵・天かすなどの具がのり、ぶっかけでいただく「狸うどん」も、たぬきの器で供されますよ。
足湯で旅の疲れを癒すこともできますよ。
登り窯カフェ（ノボリガマカフェ）
昭和9年に作られ全長約22ｍ、全11部屋ある「登り窯」の中で、お茶を飲めるのが「登り窯カフェ 」です。各部屋のインテリアが違うので、お気に入りのお部屋を選んでみて下さいね。
陶芸教室や器の販売も行っています。
信楽のコーヒーカップで、美味しいコーヒーがいただけます。お煎餅はサービスみたいですよ。「黒炭ロールケーキ」や「山田牧場特性バウムクーヘン」もご一緒にいかがでしょう。
「美術を通して、世の中を美しく、平和に、楽しいものに」との創立者・小山美秀子の想いから1997年11月に開館した「MIHO MUSEUM」。信楽の豊かな自然に抱かれた山間に、現代の桃源郷として存在します。