オベルネ
街の中心部には、アルザス地方の守護聖徒、聖オディールの噴水がある広場があります。この広場では1301年から市場が開催されており、現在でも続いています。
13世紀からワインの生産地として栄えたオベルネでは、現在でもアルザス地方特有の伝統的な歴史的建造物が数多く残されています。
古い家々が軒を連ねる石畳の路地を散策していると、まるで中世にタイムスリップしたかのような錯覚を感じます。
オベルネの街から少し郊外に足を延ばすと、一面にぶどう畑が広がっています。広大なぶどう畑は、牧歌的でどこか懐かしい雰囲気を漂わせ、いつまで眺めてみても飽きることはありません。
リボヴィレ
アルザスワイン街道沿いの中でも、人気がある街の一つであるリボヴィレは、人口約5000人前後の小さな村です。
リボヴィレでは、中世からぶどう栽培が活発に行われており、古くからワイン生産の中心地でした。街の入り口には、「ぶどう栽培者の噴水」と呼ばれる噴水があり、リボヴィレがぶどう栽培のめぐみによって繁栄してきたことを物語っています。
リボヴィレの街の中に一歩足を踏み入れると、まるで絵本の中に迷い込んだかのような錯覚を感じます。アルザス地方特有の木骨組の可愛らしい家々が軒を連ねており、メルヘンの世界がそのまま目の前に現れたかのような気分を覚えます。
赤レンガ色の瓦屋根、パステルカラーの壁、木骨組をした家々が続くリボヴィレの街並みは、どこを切り取っても絵になります。
リボヴィレは、アルザス地方のシンボルともされるコウノトリの里でもあります。コウノトリの夫婦が子育てをしている様子は微笑ましく、訪れる人々の心をほっこりと癒してくれます。
時間に余裕があれば、ぜひリボヴィレの街を遠望してみましょう。緑ゆたかな丘陵地帯と赤レンガ色をした家々の屋根のコントラストが織りなし、絵画のように素晴らしい景色が広がっています。
ユナヴィル
人口わずか600人程度のユナヴィルは、ぶどう畑に囲まれた小さな村で、「フランスで最も美しい村」に認定されています。尖塔を持つ小さな教会、赤レンガ色をした可愛らしい家々、緑ゆたかなぶどう畑、なだらかな丘陵地帯が織りなすユナヴィルの風景は絶景そのものです。
ミッテルベルグハイム
ミッテルベルグハイムは、小高い丘の上に囲まれた人口わずか700人弱の小さな村です。
「フランスで最も美しい村」に認定されているミッテルベルグハイムでは、他の村と異なり、ほとんど観光化整備が行なわれていません。そのため、村は昔から変わらない素朴な姿をそのまま残しています。
なだらかな丘陵地帯となっている村の中を散策してみましょう。昔から変わらない姿を残すミッテルベルグハイムの村の中を散策していると、ここに棲む人々の生活の息遣いが聞こえてくるかのような錯覚を感じます。
中世からルネッサンス期の面影を色濃く残すオベルネは、約1400メートルの城壁に囲まれた旧市街がある街です。