ストラスブールとは?
ヨーロッパの歴史の中で、幾度となくフランスとドイツの領土争いが起こったストラスブールでは、独特の文化が発展しました。旧市街には、赤レンガ色に漆喰壁と木骨組の家が軒を連ねており、ドイツ文化とフランス文化が融合した素晴らしい街並みが広がっています。
旧市街
石畳が敷かれた路地の両横に、漆喰壁、木骨組、レンガ色の屋根をした建物が軒を連ねるストラスブール旧市街の中は、絵本の世界のような可愛らしい街並みです。
ストラスブールの街中を悠然と流れるイル川の中州にある旧市街は、「ストラスブールのグランド・イル」として世界遺産に登録されており、その景観美は傑出しています。
夜になると、ストラスブール旧市街は日中とは異なる顔を見せてくれます。建物の窓や街燈の灯りが、旧市街の建造物をやさしく照らし、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
クレベール広場
クレベール広場は、ストラスブール旧市街の中心部に位置する広場です。石畳が敷かれ、壮麗な歴史的建造物に囲まれた広場は、様々なイベントの会場として使われています。
クレベール広場にはたくさんのカフェがあり、観光客だけでなく、地元の人々の憩いの場にもなっています。街歩きに疲れたら、噴水がある壮麗な広場や大聖堂を眺めながら、クレベール広場に面したカフェでのんびり過ごしてみるのもおすすめです。
ストラスブール大聖堂
時間に余裕があれば、ぜひストラスブール大聖堂の尖塔に登ってみましょう。尖塔の展望台から眺めるストラスブール市街の眺望は、絶景そのものです。
イル川
プティット・フランス
ストラスブール旧市街の中でも小水路が入り組んだ「プティット・フランス」と呼ばれる一画は、世界遺産に登録されており、どこを切り取っても絵になる風景が広がっています。
プティット・フランス地区には、ドイツ文化とフランス文化が入り混じったアルザス地方特有の漆喰壁と木骨組の家々が軒を連ねています。静かな水路と、可愛らしい民家が織りなし、プティット・フランス地区に一歩足を踏み入れると、まるでおとぎ話に迷い込んだかのような錯覚を感じます。
バルコニーに飾られた色とりどりの花々や、壁を覆う緑の蔦は、プティット・フランス地区の家々の可愛らしさを引き立てています。
プティット・フランス地区では、イル川の水路上に整備された遊歩道が敷かれています。遊歩道からは、路地から眺める風景とは異なる景観を楽しむことができます。
時間に余裕があれば、ぜひ夜のプティット・フランス地区の散策をしてみましょう。波一つない静かなイル川の水路が、鏡のようにアルザス文化特有の家々を映し出す様は神秘的で、いつまで眺めていても飽きることはありません。
フランス北東部に位置するアルザス地方の中心地でもあるストラスブールは、2000年以上もの歴史を持つ古い街です。