さぁ、早起きして朝市に行こう。
本当に早朝に開かれているの?と思ってしまうほど、朝市に押し寄せる大勢の人。朝の冷え込みが厳しくなる12月でも、地元だけでなく全国からお客さんが訪れるんですよ。その規模は、約800mの距離に300店舗以上が軒を連ね、毎週1万人以上が訪れるほど。
朝日が登る前から見どころ満点。
朝市グルメを満喫しよう!
会場では、地元八戸を中心とした地域のグルメを楽しむことができます。特におすすめなのが、左手の「せんべい汁」。せんべい汁とは、醤油または塩をベースとしたスープに、魚や肉、野菜、キノコ類、そして鍋用の南部せんべいを一緒に煮込む郷土料理。体が一気に温まりますよ。
絶大な人気を誇る朝市グルメが、こちら「しおてば」。朝市限定商品なのですが、その人気たるや、太陽午前6時前には売り切れてしまうほど。お寝坊さんにとっては幻のメニューですが、一口食べればその美味しさの虜になるはず。ぜひ早起きして食べてみてはどうでしょう。
こちらは豆腐田楽。一丁を横にカットするなど一切れが大きいものが多いのですが、味噌がこんがりと焼けた香ばしい田楽は、ぺろりと食べれてしまうおいしさです。
続いては、炭火でじっくりと炙った「焼きうに」。肉厚であま~く、そしてとってもジューシーながら、なんと一個500円のお手頃価格です。
お腹が満たされたら、いざ買い物へ出陣!
お腹が満たされたら、お買い物へ。出店エリアは約800mですが、すべて見て回ると1時間以上は軽くかかります。新鮮な魚介類や野菜などが並ぶので、「あとでもう一度寄って買おう」と迷ってしまうかもしれませんが、そう考えていると「売り切れてしまった…」なんてことも。ピンときたものがあったら、迷わず買うのがおすすめです。
新鮮な海の幸がこんなお値段で!?
八戸漁港で水揚げされた新鮮なイカやアワビもこのお値段。つい、あれもこれも…と手が伸びてしまいそうですね。
青森の果物は種類が豊富*
青森と言えばやっぱりリンゴ。お店には種類豊富なリンゴがずらりと並びますが、どのリンゴがどんな種類かわかれば、あなたも青森っ子の仲間入りかも?中には大きな木箱でリンゴを箱売りしているお店もあります。
青森はリンゴのほかにも桃やさくらんぼ、ブドウ、梨などが有名。また、野菜ではゴボウ、ニンニク、長いもなどもたくさん採れるので、朝市には新鮮でおいしい果物・野菜がずらりと並びますよ。試食させてくれるお店もあるので、気に入ったものがあったら箱買いしてもいいですね。
お土産に大人気の商品とは?
一瞬ぎょっとしてしまいそうですが、こちらは本物ではなく「幼虫グミ」。触るとプルプルしていて、中にはジャムが入っているのでちょっとリアルですが、お土産に買って帰れば盛り上がること間違いなしです。
こちらは、青森県南部地方でよく食べられる「せんべいのみみ」。鍋用ではなくそのまま食べるせんべいなので、軟らかい食感が癖になる一品ですよ。
食べ物だけでなく雑貨も数多く売られている朝市では、漁港ならではのこんなものも。真ん中に並ぶネットに包まれたものは、ガラスでできた海の浮き玉。家のインテリアとして楽しめますよ。
館鼻岸壁朝市は、市内の湊町にあった朝市が移転し、2004年にスタートした比較的新しい朝市です。3月中旬から12月までの毎週日曜日に、日の出(午前3時ごろ)から午前9時まで開かれていますが、中には早々に売り切れて店じまいをするお店も多いようです。お目当てのものがある場合は、なるべく早めに向かいましょう!