異国の地にある地下神殿のような光景。ここは外国ではなく、栃木県宇都宮市の「大谷石（おおやいし）地下採石場跡」です。

「大谷石」の採掘が本格的にはじめられたのは、江戸時代中頃と言われています。現在では、採掘場跡がライトアップされており、まるでアドベンチャー映画のセットのよう。SNS映えする光景も評判を呼び、多くの人々が訪れています。

フランク・ロイド・ライト設計による「旧帝国ホテル」の建材に使われたことでも、知られています。

地下には、天井の高いスケールの大きな空間が広がります。ひんやりとした空気が流れ、どこか荘厳でミステリアスな雰囲気です。

ふいに差し込む陽光が、不思議な安心感をもたらしてくれるのも、地下空間ならでは。日常を忘れさせてくれる幻想的な光景が、人々を魅了します。

採掘場跡のあちらこちらに置かれた展示物も、見どころのひとつです。古い神殿を思わせる石材で作られたオブジェは、神秘的な雰囲気を演出しています。

地下空間でライトアップされたオブジェは、SNS映えする撮影スポット。思わずカメラに収めたくなりますよ！

イベントやライブが行われるステージがあり、ミュージシャンのプロモーションビデオに登場することも。

映画やドラマのロケに使われることも多く、その様子を収めた写真が展示されています。

十字架が置かれたスペースは、遠くから眺めても、うっとりするような美しさ。現代にいることを忘れさせてくれるひとときです。

採掘場跡のディープな楽しみ方としておすすめなのが、地底湖探検ツアーです。周辺に広がる里山の散策にはじまり、採掘場の地下に広がる、地底湖のクルージングも楽しめます。

非日常体験が楽しめる、アドベンチャー気分を味わってみたいときに、いかがでしょうか。

※地底湖のクルージングは、大谷資料館主催のツアーではありません。ご希望の方は、下記の旅行会社にお問い合わせください。

採掘場跡の見学が終わったら、併設の「OYA MUSEUM ROCKSIDE MARKET （オオヤ ミュージアム ロックサイド マーケット」へ、立ち寄ってみませんか。

カフェメニューのおすすめは、栃木産のそば粉を使用した「ガレット」。那須野ポークベーコンや栃木産トマト、那須御用卵といった地元産の食材を、ふんだんに盛り込んでいます。

デザートには、ジェラートはいかがでしょうか。日替わりでさまざまなフレーバーが楽しめますよ！

出典：大谷資料館

出典：大谷資料館