心に残る、素敵な秋景色をさがして
ワイルドに伸びた枝や、曲がった木に歴史を感じることも。
冬が厳しい地域では、落葉もあっという間に済んでしまいます。儚い紅葉だからこそ、さらに感慨深く見ることができるのかもしれません。
世界の素敵な「秋景色」をご案内します
【ベルギー】ブリュッセルの「テルビューレン公園」
水辺には水鳥が生息し、紅葉の時期には水面に映る、赤・オレンジ・黄色・緑の葉が美しい風景を作り出しています。
地面にシートをはってピクニックをするファミリー層にも人気の公園です。高い木々の間に寝転がって、上を眺めたら素敵な光景に出会えるかもしれません。
【フランス】パリ
おしゃれなパリの秋も、外せません。バックミュージックにシャンソンが流れてきそうな、フレンチシックな雰囲気が魅力です。
公園の樹木も色づきます。ベンチに座っているカップルも街路樹を歩く人々も絵になるので、フォトジェニックな瞬間が沢山。シャンゼリゼ通りの街路樹の秋色の葉も素敵ですよね。
【チェコ】プラハ
小高い丘、ペトシーンにはエッフェル塔のような展望台があり、そこから眺めた夕暮れ時のプラハの光景は素晴らしいですよ。水面に映る建物や紅葉の始まった木々が、中世色の街並みに溶け込んでいきます。
大きめの葉っぱが地面近くまで来ていて、通りを覆っています。その間を通り抜ける道に秋の訪れを感じることができます。
レンガの屋根は秋色のオレンジブラウンです。雪が積もる前に、一瞬だけ全体が秋の色に染まるんですね。
葉の色が変わり始める頃は、遊覧船の観光にも最適です。カレル橋や鐘楼を眺めながら、街の木々の移り変わりを堪能できます。
【ポーランド】ヴロツワフ
ポーランド南西部の街、ヴロツワフのとある風景。霧がかかって、ほのかにボヤけた黄色やオレンジの葉が美しいです。
200年以上の歴史がある「ヴロツワフ植物園」の、噴水の周りは紅葉スポット。日本庭園にも似た趣で、彩色豊かに色づいた葉を愛でる一時を過ごせます。
【オーストリア】ウィーンの「シェーンブルン宮殿」
オーストラリアのハプスブルク家が全盛の時代に使われていた宮殿。マリア・テレジアやモーツアルトもこの宮殿で過ごしたことがあるそう。現在でもバロック式の庭園が守られ、その美しさは時間をかけて鑑賞するのにふさわしいものです。
日本とはまた違った「秋」の旅情
一方でヨーロッパの紅葉は、同じ木がまとまって植えられているので単色を楽しむ機会も多いのが特徴。そんな中で、日本に似た紅葉を見つけると、なんとなくホッとするんです。
秋の憂いではおしゃれな写真が撮れるので、ぜひ皆さんも秋のヨーロッパを旅行してみてくださいね。
ブリュッセルの東側にあるテルビューレンにある大きな公園には、たくさんの木々が茂り秋には紅葉が楽しめます。