関西で最も有名な山の一つ、神戸・六甲山。阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」でもおなじみの山です。そんな六甲山は登山も人気ですが、実は登山以外のレジャーもたくさん楽しめる山なんです。しかも牧場、オルゴールの館、展望台、植物園など、レジャーのバリエーションも幅広いものになっています。そんな六甲山の見所をグルメスポットと共にご紹介します。2017年08月30日作成
豊かな自然を満喫でき、野生のイノシシがいることでも有名な「六甲山」。登山スポットとして人気が高い六甲山ですが、登山以外のレジャーを楽しむことができる施設も充実しているんです。
冬には人工スキー場も開設される六甲山。レジャー施設が色々あるだけでなく、例えば夏には「真夏の雪まつり」という雪遊びイベント、秋には「六甲ミーツ・アート」という現代アートのイベントが行われるなど、四季折々で様々な楽しみがあります。
登山をしなくても「六甲ケーブル」というケーブルカーを使えば簡単に山の上まで行くことができる、というアクセスの良さもポイント。そんな魅力溢れる六甲山の見所をグルメスポットと共に紹介します。
放牧されている羊達と自由に触れ合える「六甲山牧場」。『アルプスの少女ハイジ』の世界を彷彿させてくれます。
子羊たちの毛は白く柔らかくてふわふわ!羊は春が出産シーズンなので、春~初夏にかけては特にかわいらしい子羊を抱っこすることができますよ。
牧羊犬が羊を追い立てる姿も「シープドッグショー」として見られます。間近で見れば、意外にもなかなかの迫力!人気が高いショーなので、連休など人出が多い時期は早めに行って見る場所を確保しておくのがおすすめ。
羊以外にも、ヤギや牛、馬、ポニー、うさぎなどとも触れ合えます。えさやりをしたり、子牛にミルクをあげたりできる他、なでたり、馬に乗ったりすることができ、鑑賞が中心となる動物園とは違う魅力が味わえます。
動物達と触れ合える以外にも、カマンベールチーズの製造過程を見学できる「六甲山Q・B・Bチーズ館」や、アイスクリーム・チーズ・フローズンヨーグルト作りなどが体験できる教室もあります。羊毛を使ったウールクラフトも体験可能。
六甲山牧場名物なのが、カマンベールチーズ入りのソフトクリーム。コクがあって奥行きのある味わいをぜひ楽しんでください。この他、「六甲山牧場レストハウス」では六甲山牧場で絞った牛乳を飲むことができます。
きれいな花々に囲まれた場所に建つ「六甲オルゴールミュージアム」。19世紀から20世紀初頭にかけて作られていた、オルゴールをはじめとする自動演奏の楽器が展示されています。
館内では様々なレトロなオルゴールを見ることができます。オルゴール以外にも自動演奏のオルガンやバイオリン、人形なども展示されていて、1日の間に15~20分のコンサートが計14回行われています。
一見蓄音機のようですが、これは蓄音機とオルゴールの兼用器。オルゴール・蓄音機の両方の機能を備えています。オルゴールしかなかった時代から蓄音機が生み出されるまでの間に誕生した、とされています。
自動演奏オルガンの「ハーヴェスト」。裏側についているハンドルを回すと「カッコウ・ワルツ」が流れます。オルガン以外にも太鼓やシンバルなどの打楽器の音も加わり、華やかな演奏を行います。
こちらは自動人形の「エクリヴァン」。ピエロが夜中に手紙を書いていますが、いつの間にかウトウトしてそれに伴いランプの灯も弱々しく...はっと目覚めたピエロは、再びランプの灯を明るくして手紙の執筆を再開します。
1階にある「ミュージアム・ショップ時音(とおん)」ではオルゴールの販売も行われています。ガラスの装飾が美しいものや宝石箱になったもの、ぬいぐるみになっているものなどデザインは様々。曲目もクラシックやJ-pop、ディズニーの名曲など色々あるので、自分の好きな曲が見つかるはず。お値段は張りますが、本格的なアンティークオルゴールも扱われています。
オルゴールの組み立て体験ができるスペースも。自分が好きな曲とケースを選んだら、部品をオルゴールの形に組み立てていきます。
館内にあるのが「シュトラウス・カフェ」。
煮込みハンバーグランチやカレーライス、パスタなどを頂けます。カフェ内にもオルゴールの音色が聞こえてきて、優雅な雰囲気の中で食事をすることができます。
ケーキやドリンクのメニューも充実していますので、休憩やお茶にもおすすめ。ゆったりと流れる時間を楽しんでください。
高山帯に生えている世界の植物1,500種が植えられている「六甲高山植物園」。緑豊かで可憐な花々が咲く園内を歩けば、日ごろの喧騒を忘れてしまいそうです。
園内には植物だけでなく、蝶やトンボなどの昆虫も。街中では見られない、自然の光景が目の前で展開されます。
秋には美しい紅葉が見られます。花をつける植物もそれぞれ開花時期がことなりますから、季節ごとに違う見所があるのが魅力。
植物園内にある山小屋カフェ「エーデルワイス」。テラス席では森林浴を楽しみながら、ランチやお茶をすることができます。
こちらは「やまみつカレーセット」。六甲山で摂れたハチミツが入った甘口のカレーです。お子様でもおいしく頂けます。
こちらは「六甲山のミルクロール」。ふわふわの生地に甘いクリームがたっぷり。歩き疲れた体を癒してくれます。
展望台に複数のショップ・レストランが集まった「六甲ガーデンテラス」。イングリッシュガーデンが広がり、六甲山の自然とはまた趣きの異なる庭園も見所の一つです。
神戸の街はもちろん、遠く大阪南部の関西国際空港やあべのハルカスまで見渡せる抜群の眺望。六甲ガーデンテラス内には、見晴らしのいいスポットがいくつもあります。
そのうちの一つがこの「見晴らしの塔」。ヨーロッパの古塔がモチーフの塔に登れば、視界を遮るものが何もないので、六甲山上で一番のパノラマの景色が見られます。
印象的な出で立ちの「自然体感展望台 六甲枝垂れ」。「枝葉」とネーミングされたフレームに、ヒノキでできた展望台が包まれています。
展望台の中心は「風室(ふうしつ)」という空間になっています。夏にはこの風室に、冬の間に六甲山でできた氷を貯蔵してある「氷室」の上を通った風が中に入ってくる仕組みになっているため、夏でも冷たい風を感じることができます。この他に「陽室」という冬でも太陽光の熱だけであたたかくなるスペースもあります。
夜にはライトアップイベントも。1,000万色以上の表現が可能なLED照明を用いて、六甲山の四季を表現。アーティストの伏見雅之氏の演出に基づき、季節ごとに異なるライトアップが行われています。
神戸から大阪にかけて一望できる、とびきりの眺望が魅力の「グラニットカフェ」。「グラニット」とは花崗岩(かこうがん)のことで、六甲山の大部分が花崗岩から成っていることに由来します。
画像の「熟成神戸ポークソテー 秋野菜添え」をはじめ、「神戸牛カレー」など地元食材や旬の食材を使ったメニューが楽しめます。
こちらは「丹波黒豆のティラミス」のデザートセット。デザートにも地元兵庫県の食材が使用されています。絶景を眺めながらのティータイム、つい長居してしまいそうですね。
六甲山と言えば夜景。「1000万ドルの夜景」として有名なこの夜景がもっとも美しく見えると言われているのが「掬星台」です。正確には摩耶山にあるのですが、摩耶山は六甲山系の山であることと、六甲山からすぐ行けることから、六甲山の夜景として認識されています。
遊歩道に蓄光石が埋め込まれた「摩耶★きらきら小径」。天の川をイメージして作られ、オリオン座などの星座も配置されています。きらきら光る道を歩きながら夜景を眺めれば、非日常的でファンタジックな心地になれます。
こちらは三ノ宮・ハーバーランド方面を見たところ。赤いポートタワーの他、ハーバーランドのランドマークである観覧車、波をモチーフにした神戸メリケンパークオリエンタルホテル、などが見えます。
季節ごとに異なる魅力がある六甲山。今年は9/9~11/23の日程で「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2017」が開催されています。上記でご紹介した施設のうち、「六甲山牧場」「六甲オルゴールミュージアム」「六甲高山植物園」「六甲ガーデンテラス」「自然体感展望台 六甲枝垂れ」などを利用して現代アートの展示がなされています。通常の楽しみにプラスしてアート鑑賞もできるお得な時期に、ぜひ出かけてみてくださいね。
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豊かな自然を満喫でき、野生のイノシシがいることでも有名な「六甲山」。登山スポットとして人気が高い六甲山ですが、登山以外のレジャーを楽しむことができる施設も充実しているんです。