鳴子温泉は宮城県の北西部、大崎市にあります。東北新幹線古川駅からローカル線の陸羽東線に乗り換えて約1時間、車窓からの景色を眺めながら訪れたい場所です。季節によって全く違う景色が楽しめます。

年間通して「リゾートみのり」という展望スペースのある列車も運行しています。「奥の細道湯けむりライン」の愛称でも親しまれているこの列車に乗ると、こけしの車掌さんにも会えますよ。

鳴子温泉郷は、鳴子温泉、東鳴子温泉、川渡（かわたび）温泉、中山平温泉、鬼首（おにこうべ）温泉の５つの温泉地からなっています。その中で鳴子温泉は、JR鳴子温泉駅を降りればすぐにお湯が楽しめるというアクセスの良さで特に人気があります。
（写真は鳴子温泉「ゆさや旅館」の内湯です）

鳴子は宮城県内5系統あるうちのひとつ、「鳴子こけし」でも有名なところです。鳴子のこけしは首を回すと「キュッキュッ」となるところが大きな特徴で、安定感のある形とあどけない素朴な可愛らしさが多くの人を魅了しています。

こけしが有名な鳴子、街では多くのこけしに出会えます。JR鳴子温泉駅を出ると、こけしが「ゆめぐり広場」へと誘導してくれます。

「ゆめぐり広場」の回廊入り口にもこけし。回廊を進んでいくと「手湯」が楽しめます。

温泉街を明るく灯す街灯にもこけしです。

鳴子郵便局のこけしポスト。旅の思い出にハガキを投函したくなりますね。

大崎市鳴子総合支所にある電話ボックスの上にもこけしです。

足元の側溝にもこけし。ふとした所に現れるこけし、見つけると嬉しくなります。

JR鳴子温泉駅には足湯が併設されています。鳴子温泉に到着してまず足湯をしたり、帰りの電車までの待ち時間に楽しむのがおすすめです。

鳴子温泉の共同の駐車場にも大きな足湯があります。お湯が豊かな鳴子温泉、源泉が絶えず流れ込み気持ちの良い足湯が楽しめます。

鳴子のシンボルでもある共同浴場「滝の湯」。隣にある鳴子温泉神社の御神湯として長い歴史を持っています。温泉好きにはぜひ一度入浴してほしいお湯です。地元の人や観光に訪れる温泉好きな人たちでいつも賑わっています。

モダンな黄色い建物が特徴的な「早稲田桟敷湯」は、戦後間もなく早稲田大学の学生が掘り当てた温泉で、共同浴場となっています。滝の湯とお湯の感じを比べてみるのもおすすめです。

なかなか出かける機会がないという時にはこけしアイテムで楽しみましょう。「倉敷意匠」と「kata kata」のコラボレーションで生まれた豆皿は可愛らしいのに実用的。食べ物はもちろん小物入れとしても活躍しそうです。

素朴な可愛らしさが優しく伝わってくるような「星橙社」のざらざら紙のレターセット。素朴な雰囲気がこけしモチーフによく合います。受け取った方にも喜んでもらえそうですね。