宮城県仙台市の仙台七夕まつり、神奈川県平塚市の湘南ひらつか七夕まつり、愛知県安城市の安城七夕まつりが日本三大七夕祭りとして知られています。

中でも仙台七夕まつりは現在国内で開催されている七夕祭りの原型であると言われるほど歴史が古く、江戸時代初期の仙台藩祖の伊達政宗公の時代から伝統行事として受け継がれています。※画像は仙台城址の伊達政宗騎馬像

また仙台 七夕祭りは、青森県青森市の青森ねぶた祭、秋田県秋田市の秋田竿燈まつりと並ぶ東北三大祭りとしても有名で、8月の上旬にこれらの三大祭りを巡るツアーがよく旅行会社で企画されています。

七夕と言えば７月７日を思い浮かべますよね。仙台七夕まつりは本来、旧暦の７月７日に開催されていました。しかしその季節感を出すために、新暦に1ヵ月を足した中暦、現在の8月6日から8日に毎年開催されるようになったのです。

七夕まつりの期間中は、仙台市内中心部や周辺商店街など仙台の街中が彩り豊かで華やかな七夕飾りで埋め尽くされ多くの見物客で賑わいます。

仙台の観光スポットなどでも、七夕まつりの期間に合わせてライトアップなどのイベントも開催されているので、一日を通して七夕まつりを楽しむことができそう。

仙台七夕まつりの期間は仙台市内のあちこちが華やかな七夕飾りで埋め尽くされますが、この飾りには七つ飾りと言われている、古くから深い願いが込められている飾りがあります。

例えば折り鶴は千年の故事にあやかり、延命長寿の願いが込められています。

夏、そしてイベントと言えば花火を思い浮かべる方も多いのでは。仙台七夕まつりの前夜に仙台西公園周辺一帯を会場にして花火大会が開催され、約16,000発の花火が仙台の夜空を彩ります。

仙台七夕まつりの前夜祭として開催されるため、開催日時は8月5日となっているのでお間違えなく。

仙台藩祖である伊達政宗公を祀る霊廟「瑞鳳殿」。こちらも七夕まつりの期間中は「瑞鳳殿七夕ナイト」と称して夜間のライトアップがあります。

伊達家代々の居城跡である仙台城跡では、伊達政宗騎馬像のライトアップなどのイベントが開催されます。また、こちらは市内を一望できるビュースポットもあるのでデートにも良さそう。

仙台の街のあちこちを彩る仙台七夕まつり。華やかな飾り見物だけでなく、夜までワクワクするようなイベントもいっぱい。ここで紹介した以外にも仙台七夕バスツアーなどのイベントもあるので、ぜひ以下の公式サイトをチェックして、この夏は歴史あるお祭りを楽しんではいかがでしょうか。