図鑑で満たす、大人の知的好奇心

今こそ読みたい、素敵な図鑑
① ずかん たね
近田文弘(著)、久保秀一(写真)/技術評論社

② 自然図鑑ー動物・植物を知るために(Do!図鑑シリーズ)
さとうち藍(著)、松岡達英(イラスト)/福音館書店
それぞれの動物や植物に出会うための方法と、観察法まで紹介しているのがユニーク。知識として頭に入れるだけでなく、実際に行動したくなります。読むと外に遊びに行きたくなる、ワクワクするような図鑑です。
③ ZOOLOGY 図鑑 動物の世界
遠藤秀紀(監修)、ロンドン自然史博物館(監修)/東京書籍

チンパンジーの手のひらやハシビロコウのクチバシなど、特徴的なパーツに迫った構成もユニーク。生きものへの好奇心が揺さぶられる、一生モノの動物図鑑です。
④ 世界で一番美しい海のいきもの図鑑
吉野雄輔(著)、武田正倫(監修) /創元社
素敵な写真に添えられた文章は、解説文というより観察記録。ライブ感たっぷりの生態エピソードは興味深く、読みごたえも抜群です。読み物としても写真集として、何度も繰り返し眺めたくなりますね。
⑤ 世界で一番美しい名画の解剖図巻
カレン・ホサック・ジャネス(著)/エクスナレッジ

12世紀に描かれた中国の絵巻物から、ダヴィンチやフェルメールにウォーホルまで。今までよく知っていたはずの名画にも、深い意味が隠されていたとは!好奇心が刺激され、ワクワクできる図鑑です。
⑥ アメリカ自然史博物館 恐竜大図鑑
マーク・A・ノレル(著)、田中康平(監修)/化学同人

取り上げている恐竜は44種。恐竜図鑑に掲載される恐竜の数としては多くありませんが、内容の濃さは圧倒的です。恐竜発見の歴史や絶滅の理由など、興味深い話題も扱っています。
⑦ 古生物のサイズが実感できる!リアルサイズ古生物図鑑 古生代編
土屋健(著)、群馬県立自然史博物館(監修)/技術評輪社

「体長約〇m」といった数字で表記されるより、古生物のサイズ感をリアルに把握できるから興味深い。今まで空想上の生きもののように感じていた古生物が、身近な存在になるはずでしょう。
⑧ コビトが案内する楽しい人体図鑑
ダン・グリーン(著)/エクスナレッジ

細部まで書き込まれたイラストは、気持ち悪いような美しいような。じっくり眺めているといろいろ発見があり、「探し絵」のような楽しみかたもできます。説明文はコメント形式で、ユーモアたっぷり。大人も子どもも楽しめて、知識が広がる図鑑です。
⑨ 世界歴史建築大図鑑
ドーリング・キンダースリー(編)、坂崎竜(翻訳)/原書房
古代遺跡や神殿、お城や教会、寺院など。普段はなかなか入ることのできない建物の内部をじっくり眺められるのがおもしろい。世界の文化や伝統と、建築の進化を建物から読み取ってみませんか?
⑩ 世界で一番美しい深宇宙図鑑:太陽系から宇宙の果てまで
ホヴァート・スヒリング(著)、生田千里(監修)/創元社

宇宙の果てや時間の始まりなど、複雑な事柄も分かりやすくまとめられていて、興味は広がるばかりかも。広く深い宇宙の神秘に触れていると、日ごろの悩みが小さく感じられそうですね。
⑪ 世界の民族衣装図鑑
文化学園服飾博物館(著)/ラトルズ

とはいえ、織物や刺繍、ビーズのデザインは、とにかくおしゃれで魅力的。ファッション誌を眺める感覚で手に取っても、きっと楽しめる図鑑です。
図鑑で広がる新しい世界

そんな形に進化したのは、植物たちが自分の子孫を未来に残すため。そう考えると、植物たちの「生きる意志」を強く感じられますね。種のことをよく知れば、植物がもっと好きになりそう。マニアックな植物図鑑としてもおすすめです。