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名作にかき立てられる、想像力と食欲
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物語に出てくるスイーツは、どれも本当においしそう。“クリームをたっぷり添えたチェリーパイに、ピンクのお砂糖のかかったドーナッツ”。そんなフレーズには、いくつになっても想像力と食欲をかき立てられてしまいます。この記事では印象的なティータイムが登場する物語を6作品、素敵なスイーツのレシピと共に紹介します。
ティーパーティーといえば『不思議の国のアリス』
「不思議の国のアリス」はイギリスの作家ルイス・キャロルの描いた物語。チョッキを着たウサギを追いかけて深い穴に落ちたアリスが、不思議な国へ迷い込むストーリーです。
不思議の国のアリス (角川文庫)
323円〜(税込)
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いかれ帽子屋のティーパーティー
アリスのお茶会といえば、いかれ帽子屋のティーパーティー。帽子屋や三月ウサギといった個性的なキャラクターが、ぐるぐると席を替えながら繰り広げる「終わらないお茶会」です。たくさんのティーカップが並んでいましたが、おしゃべりと席替えが忙しくて、アリスはほとんどお茶を飲めません。
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このお話の中でアリスが食べたのは、“わたしを食べて”と書かれた焼き菓子です。食べると身体が巨大化し、アリスが大慌てするエピソード。原作では干しブドウの付いたケーキですが、ディズニーアニメではカラフルなクッキーが描かれています。ケーキもクッキーも、どちらもおいしそう。
《レシピ》“わたしを食べて”と書きたくなる「スタンプクッキー」
不思議なベビーシッター『メアリー・ポピンズ』
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メアリー・ポピンズは、不思議な力をもったベビーシッター。東風の強い日に、こうもり傘で空から舞い降りてきました。メアリー・ポピンズがお世話をするのは、ジェーンとマイケルたち兄弟。厳しいけれどあたたかいメアリー・ポピンズに、子供たちはすっかり心をつかまれます。
風にのってきたメアリー・ポピンズ (岩波少年文庫)
792円〜(税込)
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空中で楽しむティータイム
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このお話で印象に残るのは、メアリー・ポピンズのおじさんに招かれたお茶会です。おじさんは“笑いのガス”が身体に溜まって、風船のように浮いてしまう不思議な人。笑いのガスはジェーンとマイケルにも伝染し、2人もプカプカ浮いてしまいます。結局みんなで空中で、お茶の時間を楽しむことに。
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『メアリー・ポピンズ』には、おいしそうなジンジャーブレッドも登場します。パン屋さんでマイケルが思わずつまみ食いしてしまうシーンは垂涎もの。ジンジャーブレッドに付いている銀紙の星が、本物の星になるエピソードも素敵です。
《レシピ》つまみ食いしたくなる「ジンジャーブレッド」
開拓時代の自伝的な物語『大草原の小さな家』シリーズ
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『大草原の小さな家』シリーズは、ローラ・インガルス・ワイルダーの自伝的な物語。作者が幼少期に体験した厳しい開拓生活を、詳細につづった作品です。
大草原の小さな家シリーズ 大草原の小さな家 (新装版) (講談社青い鳥文庫)
836円〜(税込)
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つつましくも憧れるローラの食生活
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幌馬車で移動して土地を探し、木材を切り出して組み立てて。何もないところから着実に家ができあがっていく様子に、ワクワク高まります。ローラたちの食生活はとてもつつましく、砂糖は特別なときにしか使いません。そんな生活の中で、お母さんの焼くトウモロコシパンはとてもおいしそう。
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このシリーズで素敵なお菓子が登場するのは、『農場の少年』の巻です。『農場の少年』は、のちにローラの夫となるアルマンゾの幼少期を描いたもの。アルマンゾの食生活はローラたちとまったく違い、ドーナツやジェリイ、アップルパイなどのスイーツも堪能していました。
《レシピ》アルマンゾも食べていた?「アップルパイ」
はちみつが大好き『くまのプーさん』
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『くまのプーさん』は、作者のA・A・ミルンが息子のクリストファー・ロビンのために書いたお話です。プーさんは黄色いくまのぬいぐるみ。個性派揃いの仲間たちと、100エーカーの森に暮らしています。
クマのプーさん (岩波少年文庫 8)
650円〜(税込)
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ウサギの穴で食べすぎて……
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子供向けのお話のようで、大人が読むとグッとくる要素も。たとえば、入学を控えたクリストファー・ロビンがつぶやく「もう何もしないができなくなっちゃうんだ」という言葉は、なかなか胸に刺さります。いつまでも100エーカーの森で、プーさんと遊んでいられたらいいのに、と。
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『くまのプーさん』で印象深いのは、ウサギの穴でのティータイム。プーさんは、コンデンスミルクとはちみつをたっぷりのせたパンを食べすぎて、穴につまってしまいます。そんなになるまで食べるなんて、さぞかしおいしかったのでしょうね。
《レシピ》プーさんも大満足♪「はちみつパンケーキ」
世界一つよい女の子『長くつ下のピッピ』
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主人公は、9歳の少女ピッピです。古い家にひとりで暮らすピッピは、おさげ頭にぶかぶかの靴を履いたちょっと変わった女の子。そして世界一つよい女の子でもあります。
長くつ下のピッピ (岩波少年文庫 14)
748円〜(税込)
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クッキーもパンケーキもお手のもの
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とんぼ返りを43回続けたり、飼っている馬を片手で持ち上げたり、ピッピはとにかくパワフルです。いつも騒動を引き起こしますが、意外と料理上手な一面も。物語には、隣に住むトミーとアンニカを招待してコーヒーとお菓子をふるまうシーンがたびたび登場します。
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フライパンからパンケーキを放り投げたり、お菓子をコーヒーにどっぷり漬けたり、まったくお行儀はよくないのですが、ピッピのつくるお菓子はどれもおいしそう。特に印象に残るのは、床一面に広げてつくるショウガ入りのクッキーです。
《レシピ》床一面に作りたい!ショウガ入りクッキー
南米ペルーからやって来た『くまのパディントン』
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『くまのパディントン』に登場するのは、ママレードが大好きなくま。お世話になっていたおばさんが“老ぐまホーム”に入ってしまって1人ぽっちになったくまは、ペルーからはるばるロンドンへやって来ました。
くまのパディントン (世界傑作童話シリーズ)
1,430円〜(税込)
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おいしい菓子パンでネトネトに
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パディントン駅でブラウンさんに出会い、一緒に暮らすことになったくま。もともとの名前はイギリスでは発音しにくいということで、駅名を名前として付けてもらいました。紳士的で礼儀正しいパディントンですが、なぜか騒動ばかり引き起こします。食いしん坊が過ぎるのか、食べ物がからむと特に大変。
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このお話で印象的なのは、パディントン駅の食堂でのティータイム。おなかがペコペコのパディントンは、ジャムとクリームのたっぷり入った、大きなネトネトの菓子パンにむしゃぶりつきます。顔も身体もクリームだらけになったパディントンが、恐縮する姿がたまりません。
《レシピ》パディントンにも食べさせたい「サクサクオレンジチョコパイ」
憧れのティータイムを真似してみませんか?
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子供のころ憧れていた、お話に登場するティータイム。このお菓子はどんな形でどんな味をしているのかと、想像するのも楽しいものでした。
現在はインターネットで検索すれば、画像もレシピも見られる時代です。調理器具も製菓材料も進化した今なら、憧れのお菓子を再現することも簡単に。懐かしい本を読み返しながら、憧れのお茶の時間を真似してみませんか?
現在はインターネットで検索すれば、画像もレシピも見られる時代です。調理器具も製菓材料も進化した今なら、憧れのお菓子を再現することも簡単に。懐かしい本を読み返しながら、憧れのお茶の時間を真似してみませんか?
ディズニー版のアリスが食べたクッキーみたいな、カラフルなデコレーションクッキー。こんなかわいいクッキーなら、巨大化しても食べたいかも。