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思いっきり泣いたあとに「心が軽くなった」と感じた経験がある人は多いのではないでしょうか。実は泣くことによって、ストレス解消やリフレッシュ効果が期待できるのだそう。
「大人になってから泣いてない」という人は、心を動かされる本で涙を流すのがおすすめですよ。本を読む場所や時間は自分で選べるため、泣いてる姿を誰かにみられる心配もありません。
今回は、大人が読んでも泣ける小説をご紹介します。
《恋愛》がテーマの泣ける小説|切ない恋やほろ苦い恋に涙
ぼくは明日、昨日のきみとデートする|七月隆文|宝島社
主人公のぼくはある日、電車で一人の女の子に一目惚れをします。勇気を振り絞って声をかけてみると、なんと交際できることに!気配り上手で寂しがり屋な彼女にどんどん惹かれながら、何もかもが順調で幸せだと感じていましたが……。あるときぼくは、彼女に隠された大きな秘密を知ってしまいます。
彼女の秘密が明らかになったとき、二人の運命の切なさに涙が溢れてきます。気配り上手で寂しがり屋なのも、彼女なりの理由があったのだと気が付きます。タイトルの意味がわかると必ず読み返したくなる、甘く切ない恋愛小説です。
ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)
720円〜(税込)
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天才ギタリストの蒔野と通信社記者の洋子。二人は出会った瞬間から惹かれ合いながらも、洋子にはすでに婚約者がいました。二人の関係はやがて途絶えてしまいますが、お互いへの愛を断ち切れないまま日々を送ります。再び二人の運命が交わる日は来るのでしょうか――。
40歳前後男女を描いた、大人のためのラブストーリーです。愛する人と一緒にいたいだけなのに叶わない、偶然のいたずらに翻弄される二人の気持ちに思わず涙してしまいます。「こんなふうに誰かを愛せたら」と感じさせてくれる恋愛小説ですよ。
マチネの終わりに
1,435円〜(税込)
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カメラマンを志す大学生の誠人は、個性的で謎めいた女の子静流と出会い、少しずつ打ち解けていきます。やがて誠人は静流から告白をされますが、他に好きな人がいたため思いを受け取れませんでした。一年後、静流は卒業を待たずに姿を消してしまい――。
『恋の病』をテーマにしたラブストーリーです。ひたむきにまっすぐ恋をする静流と不器用で優しい誠人。二人の気持ちが交差するシーンは、何度読んでも涙が溢れます。切ないけれど読後は心が温かくなる、繊細で美しい恋愛小説です。
恋愛寫眞 もうひとつの物語〔小学館文庫〕
439円〜(税込)
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《家族》がテーマの泣ける小説|夫婦の絆や親子愛に心温まる
優しい両親、ヒーローみたいな兄、平凡な僕、美形の妹、犬の「サクラ」。すこし風変わりだけれど幸せに満ちていた家族は、兄の死によって少しずつ崩れていきます。ある年の暮れ、兄の死に耐えかねて家出していた父が帰ってくることに。
お互いを思いやり合う家族の愛情がストレートに伝わってくる作品です。壊れかけていた一家が少しずつ過去を乗り越えて、絆を取り戻していく姿が感動的。関西弁の会話も心地よく心がじんわりと温まります。
さくら (小学館文庫)
660円〜(税込)
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妻が亡くなって1年。巧は身体にさまざまな不具合を抱えたまま、6歳になる息子の佑司と暮らしています。ある雨の降る週末、いつものように散歩に出かけた森で、この親子に奇跡が訪れます。
映画化もされ、多くの人の涙を誘った名作です。雨の季節の奇跡はどうして起こったのか、その秘密が明らかになったとき、深い愛情に気付かされて涙を流さずにはいられません。読み終わったらきっと大切な人に会いたくなる、優しさに包まれた感動のストーリー。
いま、会いにゆきます (小学館文庫)
639円〜(税込)
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昭和37年、ヤスさんは妻の美佐子さんとのあいだに長男アキラが生まれ幸せの絶頂にいました。しかし突然の不幸が家族を襲い、幸せは長続きせず――。初めての子育てに戸惑い、途方に暮れながらも、不器用な父親は息子の幸せをひたむきに願います。
不器用な父親と優しい息子、そんな二人を温かく見守る周囲の人々。たくさんの人の愛情が感じられ、読み進めながら何度も泣ける小説です。独身時代や子育て中、子どもの独立後など、人生のどのタイミングで読んでもきっと共感できることがありますよ。
とんび (角川文庫)
682円〜(税込)
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《青春》がテーマの泣ける小説|ひたむきな思いに心打たれる
貧困児童に無料で食事を提供する『大衆食堂かざま』。オーナーの息子である心也は、食堂に訪れる幼馴染の夕花が気になっていました。ある日、心也と夕花はひょんなことから事件に巻き込まれ……。「子ども食堂」を舞台にした、温かく希望に満ちた物語。
中学生二人の恋と葛藤と逃避行を描いた作品。自分の信じるとおり、まっすぐに生きようとする二人に胸が熱くなります。苦しく辛い状況のなかにも必ず希望があると思わせてくれる、優しく温かい物語です。
おいしくて泣くとき
1,707円〜(税込)
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箱根駅伝を走りたい灰二と、走る場を失っていた天才ランナーの走。そして個性豊かな寄せ集めのメンバーが加わり、なんとか駅伝に必要な人数が集まります。最初は駅伝に乗り気でなかったメンバーたちですが、やがて絆を育み、ともにゴールを目指すことに。
灰二の情熱が仲間の心を動かし、導かれるようにメンバーたちも熱くなっていく、王道の青春小説です。仲間や自分のために、懸命に長距離を走り切ろうとする姿が印象的。箱根駅伝に詳しくない人でも感動できる名作です。
風が強く吹いている (新潮文庫)
1,045円〜(税込)
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合唱部の顧問に美人の柏木先生が就いたとたん、先生を目当てに男子の入部が殺到します。ほどなくして、コンクールで成績を残したい女子部員と練習を真面目にしない男子部員は対立。一方、柏木先生は、コンクールの課題曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」にちなみ、未来の自分宛に手紙を書くよう部員たちに宿題を出します。
長崎県五島列島にある中学校を舞台にした心温まる青春小説です。合唱部の活動を通じて部員たちが迷いながら成長していく姿は、課題曲の「手紙~拝啓 十五の君へ~」とぴったり重なります。コンクールでの合唱のシーンでは思わず目頭がじんわりと熱くなりますよ。
くちびるに歌を (小学館文庫)
539円〜(税込)
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大人でも思わず涙してしまう「泣ける小説」をご紹介しました。
「なんだかストレスがたまっているかも……」と感じている方は、ぜひ泣ける小説で心のデトックスをはかってみましょう。泣き終わったあとには、きっと心が軽くなっているはずですよ。
主人公のぼくはある日、電車で一人の女の子に一目惚れをします。勇気を振り絞って声をかけてみると、なんと交際できることに!気配り上手で寂しがり屋な彼女にどんどん惹かれながら、何もかもが順調で幸せだと感じていましたが……。あるときぼくは、彼女に隠された大きな秘密を知ってしまいます。