人間関係が負担になっていませんか?
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
人間関係に悩んだら読みたい15冊
この記事でご紹介するのは、人間関係に悩んでいる人におすすめすのエッセイ15選です。気になるものがありましたら、ぜひお手に取ってみてください。
①好きだからこそ悩む恋人との関係に
恋愛がらみのお悩み相談室
恋愛してるときってこんな気持ち?
■『もしもし、運命の人ですか。』穂村弘(KADOKAWA)
恋愛しているときの複雑な感情、当事者にしかわからない気持ちはたくさんあります。それでも穂村さんの表現には、不思議な説得力があり、共感せずにはいられません。恋愛ってどうやったら長続きするんだろう?相手には、「やすらぎ」を求めつつ、その一方で「ときめき」を求めてしまう。感情と現実の矛盾に苦しいときってありませんか?誰もが経験してきた恋愛あるある。それに対して導き出した答えは「プロフィールを教えない」だったり…。多彩な穂村さんならではの繊細かつユーモラスな視点で、恋愛のドキドキ、ソワソワ、モヤモヤ...がギュッとつめこまれたエッセイです。
愛することの難しさ、もどかしさ
■『恋愛芸術家』岡本敏子(マガジンハウス)
天才芸術家、岡本太郎さんを公私にわたり支え続けた岡本敏子さん。2人でともに生きた50年間がつづられた自叙伝的エッセイ。そばにいるのにわからなくなる彼のこと、「愛するってなに?」「そもそも愛の本質ってなんだろう?」漠然とした問いに答える敏子さんの力強い言葉に、心が洗われるような気持ちになりました。愛しているといった言葉とか、結婚という枠組にはめ込むことの出来ない愛のカタチがある。人を愛することに悩んだり、落ち込んだときに繰り返し読みたい一冊です。
②悩める家族の問題に~さまざまな愛のカタチ~
ここで紹介するエッセイには、さまざまな家族のすがたが描かれています。泣いて、笑って、ケンカして。人にはみんな違う個性があるのだから、家族だってバラバラでいい。著者が実際に経験した苦悩と葛藤を通して「私の家族もこれでいいかも」と、思えるきっかけになるかもしれません。
みんな違って、みんないい
■『フリースタイル家族』ツボウチさん(KADOKAWA)
夫、息子と楽しく暮らすいたって普通の主婦、ツボウチさん。そんなツボウチさん家族のシュールでやさしい世界を淡々と描く、家族の日常エッセイ。描かれているのは、普通の家族の普通の暮らし。なにげない生活の一コマなのに、クスッと笑えて、ときには温かい気持ちになれるのは、ツボウチさん一家に家族の愛をいつも感じられるから。変に飾らず自由に生きる家族たちに、家族って実際こんなものだよね。それぞれが自由に暮らして、ときにはケンカをして、それでも必要な時には手を差し伸べて。あらためて家族っていいなと思える一冊です。
問題だらけの愛おしい家族
■『しくじり家族』五十嵐大(CCCメディアハウス)
聴覚障害の父と母、宗教に傾倒する祖母、暴力的な祖父。”ふつうでない”家族を持つ著者が、祖父の死をきっかけに再び家族に向き合うことになる家族再構築物語。≪祖父が大嫌いで、憎くて、いなくなってほしいと思っていた≫≪でも、いざいなくなってしまうと、なにを思ってもそれが届くことはない。もうなにもできないのだ。≫遠ざけていたいた家族との関係。それでも結局は、頭の片隅には記憶が残る。ふつうの家族や、人生ってなに?ふつうが良いとされるいま、自分の家族について考えるきっかけにもなりました。家族に対して何か思うところがある人も、家族のことが大好きな人もぜひ読んで欲しい作品です。
現代版:家族の教科書
■『家族無計画』紫原明子(朝日出版社)
あなたは”正しい家族像”に悩まされてはいませんか?そう語る筆者の人生は、18歳で結婚・31歳で離婚、二児の母親ながらキャバクラを体験、夫の浪費や浮気のことなど、語られている内容は破天荒なものばかり。人生に迷いながらも、勇敢に進むひとりの女性の人生がギュッと濃縮された一冊です。女性だって一家を支えていい、女性だって好きなことをして生きたっていい。だって、家族や自分のしあわせは、外側から推し量れるものではないのだから。困難なことにも、ユーモアと生きる力で乗り越える。誰も傷つけない肯定的な生き方をする紫原さんのすがたは、理不尽な世の中で生きる女性たちに生きる希望をあたえてくれます。家族や自分の人生について悩める人たちに読んでほしい一冊です。
③人間関係に悩んだら、自分を見つめ直してみよう
自分が生きたいように生きる
■『自分の気持ちがわからない沼から抜け出したい 仕事・恋愛・人間関係の悩みがなくなる自己肯定感の高め方』田中よしこ(KADOKAWA)
仕事・恋愛・人間関係、自分をとりまく環境にうんざりで、自分の気持ちがわからなくなる。そんな経験はありませんか?「自分の気持ちがわからないってまるで沼のよう」著者自身も感じたという心の不安は、まさにいまの自分を表しているようです。しかし、この本には特別なことは書かれていません。自分を肯定する、沼ぬけだす、いくつかのアドバイスがつづられているだけ。それでも、毎回心が救われる。それは、人は悩んだときにほしい言葉はちょっと一言だったりするから。その一言がこの本には詰まっているような気がします。悩んだときに心に効く安定剤のような、そこがまたこの本のいいところなのだと感じました。
自分のこと、本当にわかってる?
■『嫌いな人がいる人へ 自分を知って生きやすくなるメントレ』古山有則(KADOKAWA)
インスタフォロワー9万人の人気メンタルトレーナーの古山さんが、人間関係に悩む人へ送る初書籍。恋愛・仕事・復縁・人間関係で悩めるあなたへ。嫌いな人がいる人へ、そもそも自分のこと、嫌いではありませんか?はっとさせられるタイトルにページを開くと、うんうんと頷くエピソードばかり。なんでそんなにわかるのか?不思議なほどの観察力で悩める人たちにエール言葉を届けます。古山式メントレで「今が人生で一番楽しい」状態を常にアップデートしていきしょう。
やっぱりやめた、そんな日をつくってもいい
■『今日も言い訳しながら生きてます』著者 ハ・ワン、訳 岡崎暢子(ダイヤモンド社)
「言い訳」をテーマに、人間関係に悩まないで自分らしく、生きるためのちょっとしたヒントを教えてくれるこの一冊。頑張りすぎているそこのあなた、まわりの目を気にして、自分を見失っていませんか?「客観的な視点にとらわれて生きるのではなく、 少しは主観的に生きてみたらどうだろう」そう提案する筆者の生き方は、とても楽観的でいい。「適度な言い訳は人生をおいしくしてくれる味の素みたいなもの」他人にひきずられて生きるのではなく、自分のものさしで生きてもいいじゃないか、だって自分の人生だもの。実際、すべてを楽観的に考えて生きるのは、簡単なことではありません。それでも、ちょっと息抜きが必要と感じるときには、この考え方をやってみるだけの価値はあるかもしれません。この週末に、気軽にページを開いてみてはいかがでしょうか?
④女性同士ならではの“困った!”に
心にひっかかる後悔に
■『思い出すと心がざわつく こわれた関係のなおし方』著者 イルセ・サン、訳 浦谷計子(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
心の奥にひっかかっている人はいませんか。あんなこと言わなければよかった、もっと違う行動をとっていれば…思い出すと心がざわつく、後味悪く終わってしまったあの人。人間関係の問題は、誰にでも起こりうるものですが、修復の仕方を知っている人は多くありません。しかし、この本では、どんな人でも関係を修復することは可能といっています。大切な人の存在はなにものにも代えがたいもの。心の傷に向き合うのは、怖いことかもしれません。それでもどうか、この本を手にとって気持ちを言葉にしてみてください。私たちは、人間関係によって、幸せにも不幸にもなれるのですから。
女性ってかなりややこしい
■『メロスのようには走らない。~女の友情論~』北原みのり(ベストセラーズ)
結婚、経済力、見た目の美醜など、女友だちに抱く優越感、劣等感、嫉妬…。SNSで簡単に相手の日常が見られるこの時代。デフォルメされた生活に、嫉妬と落胆を感じることはしばしばあります。気の合うはずの友だちなのに、無意識に自分と比べているなんてことありませんか。画面越しに見る贅沢な暮らし、話に聞く充実した生活、すべてが自分と比べる対象になり、友だちがストレスに感じることも。それって本当に友だちなの?親しい中にも礼儀あり、女の中にも礼儀あり。現代を生きる女性の苦悩や奮闘を通して、新しい友情論を提示する、女性あるあるエッセイです。
あなたを悩ませる女性の深層心理知りたくありませんか?
■『女子の人間関係』水島広子(サンクチュアリ出版)
比べたがる、張り合ってくる、嫉妬する、敵・味方をつくる…。女性特有の悩みってつきませんよね。なぜか、あなたのことを苦しめるあの女性。なんでこんなにも私を悩ませるのか?それは、“女性”の特徴が影響しているかも…。この本では、職場・友だち・ママ友など、さまざまな場面の女子同士の人間関係についてまとめられています。気になるあの人の深層心理がわかると、心も軽くなっているかもしれませんよ。気軽に読めるので、女性のあるある探しだけでも楽しめます。
⑤あの人も!と勇気をもらえる著名人のエッセイ
THE 人見知りの人間関係対処法
■『社会人大学人見知り学部 卒業見込』若林正恭 (角川文庫)
お笑い芸人オードリーの若林さんが、人見知りを克服するまでを描いたエッセイ本。「人見知りになるのは自意識過剰な人」考えすぎだし、プライドが高いだけ。そう自らを分析する若林さん。「ネガティブを潰すのはポジティブではない。没頭だ」人からの印象を考えすぎるあまりネガティブになり、ものごとを卑屈に考えていたそう。しかし、社会での経験は、自分のネガティブな部分とうまく付き合える方法を教えてくれた。芸人人生を語る若林さんの人見知りエピソードを聞くと、なんだか自分にもやれるかも、と思える部分があります。人見知りはなおらないかもしれないけど、自分も社会と向き合って頑張って生きていこう、と思わせてくれる一冊です。
笑って、泣いて、恋をして
■『不細工な友情』光浦靖子/大久保佳代子(幻冬舎文庫)
幼なじみ二人の人生を記録した、自伝的エッセイ。お互いを知り尽くしているからこそ感じる不満や共感。人生の大半を一緒に生きてきたお二人ならではの目線で女の友情が描かれています。家族よりも一緒にすごしてきた人生、憎たらしいこともたくさんあった。好きなんだけどやっぱり嫌い、嫌いだけどやっぱり好き。恥ずかしさもあるけど、尊敬する部分もある、そうやってお互いを支え合ってきた。お二人が語るお互いへのお気持ちが、とても尊く清々しく感じました。親友がいてもいなくても、友達に対して感じるところには共感できるところ満載の一冊です。
人生を楽に生きるコツ
■『自分のせいだと思わない。: 小池一夫の人間関係に執着しない233の言葉』小池一夫(朝日新書)
多方面で活躍する小池一夫さんのツイッターのつぶやきをもとにつくられた、人間関係に悩む人に送る233のメッセージ集。「人を好きになることぐらい、あなた一人で決めていい」「自分を大きくも、小さくも見せないが、生きる基本ルール」つづられる言葉のどれもがわかりやすく、丁寧で、優しく、心を包んでくれるメッセージばかりです。人生を楽にするコツを教えてくれるエッセイですが、けっして押しつけがましくなく、そっと背中を押してくれるアドバイスばかり。人間関係だけでなく、忙しい日々につかれた時、人生に迷ったとき、いろんな場面で本をめくりたくなるお守りみたいなエッセイです。
さりげない言葉に助けられる
悩んだときには、ぜひ本を手に取ってみてください。さりげない一言、はッとさせられる言葉たちには、あなたの背中をおしてくれるような素敵な言葉が見つかるかもしれません。
■『恋愛がらみ。: 不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ 』高山真(小学館)
著者はゲイのエッセイスト。女性誌の人気読者相談コーナーが、エッセイになりさらにパワーアップした一冊です。読者の悩みに真摯に向き合う高山さんのアドバイスには、いざというときに親友からかけられる一言のような優しさが感じられます。優しい言葉になぐさめられていると、「で、アンタは何が大事な軸なの?」と、強烈なゲキの一言が…優しいなかにも核心を突く言葉に、何度もはっと目を覚まさせられます。