ユーモアたっぷり「村上春樹」の世界観へ
そんな村上春樹の素敵な世界観へ、どっぷり浸ってみませんか?初心者さんにも気軽に読んでいただけるような短編小説から、話題の長編小説まで、カテゴリー別におすすめを8冊選びました。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
初心者さんも手に取りやすい《短編小説》
パン屋再襲撃
カンガルー日和
村上春樹の初期の短編集として話題を呼んだ『カンガルー日和』。高校の国語の教科書に載っており、村上春樹の特徴でもある比喩表現を楽しみながら読み進めることができます。村上春樹が生み出す比喩表現が、登場人物のどのような心情を表現しているのかなど、イメージを膨らませながら読んでいただきたい作品です。
挿し絵も魅力《絵本》
不思議な図書館
大人のためのミステリー&ファンタジー作品である『ふしぎな図書館』。冒頭からいきなり引き込まれる文章でストーリーは始まります。メインの登場人物は、主人公のぼく、老人、羊男、女の子の4人。不思議な老人の発言や主人公のぼくに巻き起こる事件とストーリー展開に、どんどんページをめくってしまいます。
羊男のクリスマス
佐々木マキさんの挿絵が絶妙にキュートな絵本『羊男のクリスマス』。挿絵も多くとても読みやすい一冊に仕上がっていますよ。
クリスマスイブに穴の開いたドーナツを食べてしまったことにより、羊男は呪いにかかってしまい、そこから羊男は旅に出ます。羊男の繰り広げるストーリーから人生の価値観を学べるような作品です。
世界中で注目を集めた《映画化小説》
ノルウェイの森
村上春樹の作品を読まれたことのない方でも、一度は耳にしたことがあるはず。言わずと知れた世界的な名作『ノルウェイの森』は、映画化もされて話題を呼びました。
1968年〜1970年にかけて活発化されていた学生運動の時代、主人公の僕、直子、みどりを中心にストーリー展開されます。一度読んだ方も年齢を重ねてもう一度読むと、違った観点から読み進めることができるなど、その時々に違った気づきがあるのも魅力の一つです。
東京奇譚集
『東京奇譚集』に収録された短編小説の一つである『ハナレイ・ベイ』の映画が2018年に公開されるなど、2005年に出版されて以来、今でも愛されている作品です。折り重なる不思議な偶然や、人と人とが交わる絶妙なシンクロが村上ワールドたっぷりに描かれています。
これだけは読んでほしい《長編小説》
海辺のカフカ
都内に父親と暮らす15歳の少年、田村カフカと、知的障害をもつ老人のナカタサトルの2つの物語が交差する『海辺のカフカ』。カフカは父親に呪いをかけられ、その呪いから逃げるために家出を決意し、行き着いた先は高松の図書館でした。一方、東京に住むナカタはある事件を起こしたことをきっかけに東京を離れなければいけなくなります。
そんなカフカとナカタの人生ですが、ストーリーが展開するにつれて思いもよらぬ方向に進んでいきます。村上春樹の作品の中ではストーリー展開がシンプルで読み進めやすいため初心者さんにもおすすめです。代表作をぜひ読みたい方は、この作品から読んでみるのもおすすめですよ。
そんなカフカとナカタの人生ですが、ストーリーが展開するにつれて思いもよらぬ方向に進んでいきます。村上春樹の作品の中ではストーリー展開がシンプルで読み進めやすいため初心者さんにもおすすめです。代表作をぜひ読みたい方は、この作品から読んでみるのもおすすめですよ。
1Q84
全6冊の超大作『1Q84』は、世界中に多くのファンを持つ村上春樹の代表作。
主人公の2人にはそれぞれ人には言えない秘密があり、ストーリーが展開していくにつれて、宗教団体、謎の集団、奇妙な男など……様々な謎が2人を包んでいきます。村上ワールド全開のユーモラスな言葉遊び、比喩、そして驚きの結末が、読者を魅了する秘密となり、世界の人々を魅了しています。
もしかしたら、人生を変える出合いになるかも
ぜひ、気軽に手にとり村上春樹の世界観へ飛び込んでみてください。虜になること間違いなしですよ♪
短編集が詰まった読みやすい一冊。『パン屋再襲撃』の一部のストーリーや登場人物が、この後に出版された小説とリンクしている箇所があることもこの小説の魅力。ユニークな村上春樹の世界観が広がりつつ、一つ一つのストーリーは読みやすいボリュームなので、村上春樹の作品を読んだことがない方も手に取りやすい作品ですよ。