陶芸をはじめてみませんか
毎朝のパンとコーヒーも、お気に入りのお皿とコーヒーカップにするだけで、気持ちが高まるもの。
そんな「器=焼き物」を自分で作ることができたら、とっても楽しそう。何より「作る」だけではなく、そのあとに「使って楽しめる」のが器づくりのいいところ。
- 寝るとき何着てる?心地よい睡眠へと誘うパジャマの話キナリノ編集部
焼き物の基本
陶器
磁器
国内では、清水焼や九谷焼、有田焼など、海外ではマイセンなどが有名で、器によってはとても高額なものもありますよね。器は、代々受け継がれて使われる事もあるので、お気に入りは大切に使ってバトンタッチできると素敵ですね。
陶磁器ができるまで
陶芸をはじめる前に、陶磁器がどのようにしてできあがるのかみてみましょう。それぞれの地域や窯元で装飾などが違うため工程に違いはありますが、大きな流れは陶器も磁器も同じです。
土を練る
最初のステップは、土(粘土)を練ること。このときにしっかり練って空気を抜いておかないと、あとで割れてしまう原因に。
成型
粘土をむらなく混ぜたら、いよいよ成型です。成型で、私たちがよく思い浮かべるのが「ロクロ作り」ではないでしょうか。くるくると回る台の上で円いかたちを作り上げます。
他にも、丸い玉を作りそこから成型していく「玉作り」、粘土を細く伸ばして積み重ねていく「紐作り」などがありますよ。
乾燥(仕上げ)
成型してすぐは、形が崩れやすくデリケートな状態なので、仕上げる前に30分から1時間程度、半乾燥させるのだそう。ある程度乾燥してから、高台を作ったり気になる部分を修正。
素焼き
仕上げが終わったら1~2週間かけてじっくり乾燥させ、器が完全に乾燥したら、低めの温度で素焼きします。素焼きをすることで器は割れにくくなり、下絵付けができるように。
下絵付け・施釉
素焼きが完了したら、パターンを描いたり、絵を描いたり、転写シートを使ってデザインすることも。もちろん無地でもOK。その後は、これも好みの方法でうわ薬をかけ(塗り)ます。
本焼き
陶器なら900~1200度、磁器はそれよりも高い1200~1500度で焼き上げられ、完成です。磁器の場合は、さらにこのあと上絵付けをするなどして完成!
陶芸をはじめてみよう!
Organon Ceramics Studio(オルガノン・セラミックススタジオ)
東京足立区のターミナル駅「北千住」から少し歩いたところにある「Organon Ceramics Studio(オルガノン・セラミックススタジオ)」。
週末だけ開催されるこちらの陶芸教室では、カリキュラムはありません。少人数でそれぞれのレベルやペースで教えてもらえるので、初心者の方から器好きの方まで幅広くおすすめしたい教室です。
はじめて陶芸にチャレンジする方は、一日体験コースもあるので安心ですよ。やわらかな陽射しが差し込むなか、作陶に集中する時間は日常では味わうことのできない特別なひと時。
わからないところも、そのたびに質問して教えてもらえるのが教室のいいところ。ほっこり優しい空間で、のんびり器づくりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
色、形、質感もさまざま、私たちの毎日の食卓を彩ってくれる器(うつわ)たち。若い頃は、そこまで興味がなくても、毎日のように料理や食事を重ね、大人になってこだわりのアイテムを集めはじめる方も多いのでは?