足を運ぶだけで森林浴。ボタニカル女子でなくても、たずねる価値アリ☆
小石川植物園|文京区白山
正しくは「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」
敷地は約4万8千坪あまり。もともとは徳川家の屋敷「白山(はくさん)御殿」。高低差を利用した変化に富む景観が特徴です。
風雅な庭園の面影を残す園内を動画でどうぞ。
梅園には、白梅・紅梅が50本あまり。研究機関だけに、品種はさまざまです。
公園ではありませんので、お花見の宴会やバーベキューなどはできませんが、ピクニックは大丈夫♪
若いお母さんと小さな子供が遊んでいます。
お弁当を食べるなら、この桜の木立の下が最適です。
出典: かっちんさん【フォートラベル】
人気者は「ハンカチの木」。
歴史を作った研究者ゆかりの樹木が植えられています。
医学の歴史を刻んだ植物園の広い敷地内を散策したり、ベンチや芝生で休憩したり、しかも都内の
真ん中で、というのが贅沢な限り。
官製の堅苦しいイメージのなかに何故かオアシスのような癒しの空間をもちあわせていました。
出典: ヤマシロさん【フォートラベル】
国立科学博物館附属自然教育園|港区白金台
外苑西通り“プラチナ通り”からすぐ
春の様子を動画でどうぞ。
中世のものといわれる土塁も見られる園内には、針葉樹と広葉樹の森が広がっています。
この老松は江戸時代松平讃岐守の下屋敷の面影を伝えるものであるという。
とにかく大木です。
出典: 旅姿さん【フォートラベル】
『水生植物園』『路傍植物園』『ひょうたん池』『水鳥の沼』が次つぎに現れる回遊コースとなっています。
そぞろ歩きをしながら植物を観察できる「路傍植物園」では、都心で山野草を愛でることができます♪
新たな花の名を知る喜びも。
新たな花の名を知る喜びも。
前出の『教育管理棟』に併設のミュージアムショップでは、素敵な植物画のカードなども見つかります*(画像:筆者)
“秋”を動画で。
★入園者を対象に…
「日曜観察会」「緑陰サイエンスカフェ」「自然史セミナー」「子ども自然教室」などが開催されています。
関心がおありなら、ぜひ参加してみて☆詳細は、下記ウェブサイトから。
関心がおありなら、ぜひ参加してみて☆詳細は、下記ウェブサイトから。
都立林試の森(りんしのもり)公園|目黒区・品川区
森あり谷あり…。【林業研究】発祥の地
「林試の生き物」の看板。
樹齢100年を優に超える木々がいっぱい。直径3m超えの巨木も!
子ども連れにも配慮された公園で、『冒険広場』『森の広場』をはじめ、ちびっ子向けの『じゃぶじゃぶ池』、小中学生向け
体験学習用の『デイキャンプ場』などの設備があります。
体験学習用の『デイキャンプ場』などの設備があります。
広葉樹が多く、秋の紅葉の美しさは格別*
幻想的な雪景色の動画をどうぞ。
★親子で参加できるイベントあり。
「野外体験教室 森の小さな植物画教室」「野外体験教室 Kid's Outdoor Cooking」「 親子で一緒に
自然遊び!生き物たちの生きる知恵に学ぼう!」など。詳細は下記サイトからどうぞ。
自然遊び!生き物たちの生きる知恵に学ぼう!」など。詳細は下記サイトからどうぞ。
渋谷区ふれあい植物センター|渋谷区東
代官山など3駅から10分。バイオマス発電による【熱帯植物園】
バオバブやキソウテンガイ、多肉植物などさまざまな熱帯植物が育てられています。
施設の一部はガラス張りの温室になっていて、バナナ、オガサワラタコノキ、バオバブ、観葉植物等の熱帯植物を中心に約200品種の植物が茂っている。また映像ライブラリー、図書コーナー、遊戯コーナー、企画展示ホール、グリーンホール、ハーブガーデン等もある。
熱帯植物たちを保護するため、天井に設置された大きな加湿器から降り注ぐミスト。
バオバブやキソウテンガイ、多肉植物などさまざまな熱帯植物が育てられている一方、唱歌「春の小川」をイメージして
作られた“せせらぎ”ではホタルも育てられています。
作られた“せせらぎ”ではホタルも育てられています。
杉玉みたい😊 寒いので、またまた植物園に逃げ込んだのだけれども、、、
こいつが出迎えてくれてワクワクしました( ・∇・) 杉玉みたいダァ〜って( ´ ▽ ` )
ということでこの後は、お酒で体を温めました🍶☺️
昨日は用事があったため午後お休みを頂いて、その後植物園巡りに♪ まず渋谷区ふれあい植物センターに。 渋谷にこんな所!!と驚いたと同時に、ここで多肉愛の劇場※が繰り広げられていたんだなぁ。。としみじみしちゃいました笑
※「多肉愛の劇場」=NHKドラマ【植物男子ベランダー】内のミニドラマ。
★イベントは随時。6月には『夜間特別開園:蛍観賞会』が。
★ワークショップも。
訪問した日は、ちょうどリース作りの開催日でしたので参加しました。
ボランティアのマダムたちが、丁寧に作り方を教えてくださいました。100円で、木の実などは使い放題です。松ぼっくり、どんぐり、色々な木の実、ツタ…盛りだくさんでした。
館内は暖かく、色々な熱帯植物が見られ、ピラニアやワニガメなどの動物もいて、楽しいひとときとなりました。
これまでに「初心者さんのための園芸実習」「冬の菜園作業:気軽に野菜を育てよう」などが開講されました。菜園づくりや花の栽培についての相談に乗っていただけます。詳細は下記ウェブサイトからどうぞ。
練馬区立牧野記念庭園|練馬区東大泉
“日本の植物学の父”が愛した庭
ボタニカル女子なら、1956年の初版以来、ロングセラーとなっている植物学者・牧野富太郎の著書「牧野日本植物図鑑」を一度は目にしたことがあるのでは?日本の植物学の父といわれる牧野氏が晩年に暮らした家の跡に、約300種類の草木がある庭園と再現された書斎、展示棟からなる施設です。(画像:筆者)
大泉学園駅南口から徒歩6分ほど。
牧野氏が“わが植物園”として大切にした庭はリニューアルされ、現在、約300種類もの草木類が丁寧に手入れされて公開されています。こちらは4月上旬の「見ごろの花」の看板。入園は無料です。(画像:筆者)
都内では希少な植物がごく間近に。
咲いていたヒトリシズカ発見💗 ラショウモンカズラと一緒に💕
羅生門葛… 名前の由来を調べたら、 ちょっと怖かった💦 牧野記念庭園にて
4月初旬には、都内の絶滅危惧の一つ・ニリンソウも鑑賞できます。(画像:筆者)
牧野記念館を訪ねた いとうせいこう(俳優/小説家/自他ともに認めるベランダ―) さんたちの動画をどうぞ。
くだけた訪問ぶりが、“学術感”を和らげています。ケヤキ、キンモクセイ、みんな牧野氏の命名だったとは。
牧野富太郎(まきのとみたろう)。1862年-1957年。高知県生まれ。
植物採集に明け暮れる少年時代を送った後、22歳で東大植物学研究室への出入りを許され、26歳で「日本植物志図篇」を編纂。植物学研究への多大な功績を残しながら、正規な学歴がなかったため、65歳にしてようやく東大から理学博士の称号を授与されました。博士没後の1958年、故郷の高知市に1万8千坪の広さを持つ県立牧野植物園が開園しています。
植物採集に明け暮れる少年時代を送った後、22歳で東大植物学研究室への出入りを許され、26歳で「日本植物志図篇」を編纂。植物学研究への多大な功績を残しながら、正規な学歴がなかったため、65歳にしてようやく東大から理学博士の称号を授与されました。博士没後の1958年、故郷の高知市に1万8千坪の広さを持つ県立牧野植物園が開園しています。
牧野氏の書斎はまるごと鉄筋の建物で覆われ、保存されています。
展示棟に書斎と書庫が保存されていて、植物学者の生活をみることができます。昭和の懐かしい家屋と書物に興味を持ちました。植物採集で使用した道具や標本がある常設展示室は植物学に詳しくなくても興味を持つような展示です。訪れた時の企画展示は植物生態写真家埴沙萠の写真が展示されていました。キノコの胞子やススキの羽毛など美しく幻想的な作品ばかりでした。四季折々の草花を観賞できるのでまた異なる季節に訪れたいです。
★講座やギャラリートークへの参加もおすすめ
これまでの講座は、「ボタニカルアート講座」「和風リース作り」「プロによる植物写真講座」など。
展示では「漫画『ドミトリーともきんす』の住人」「虫も食べちゃう植物」などが開催されました。展示期間中は、学芸員によるギャラリートークも行われています。同館ウェブサイトをご参照ください。
展示では「漫画『ドミトリーともきんす』の住人」「虫も食べちゃう植物」などが開催されました。展示期間中は、学芸員によるギャラリートークも行われています。同館ウェブサイトをご参照ください。
おしまいに
ご紹介の植物園はすべて23区内。うち3カ所は3万坪超と広大な面積を持っています。学術系施設という側面から、禁煙・禁アルコールはもちろん、植物や池のザリガニなどの採集禁止などのお約束があります。都心のオアシスにも例えられる貴重な自然の中。鳥のさえずりや木の葉の揺れる音を聴きながらのお散歩や、美しくも珍しい花や迫力ある大木との出会いは、少しのガマンを補って余りある豊かな時間を与えてくれるのではないでしょうか。*お出かけの際、足元はスニーカーがベター。料金(無料/有料)と定休日の確認をお忘れなく。
「国立科学博物館附属自然教育園」(港区白金台)。