なぜ4月23日が「世界本の日」に?
スペインでは男性がバラを、女性が本を贈る日
大切なあの人に、本を贈ろう!
今回ここでは、スペインの伝統に沿って「女性から男性に贈る場合」を想定して《プレゼントしたい本》をセレクトしてみました。これらはもちろん、同性へのプレゼントや、男性から女性へもおすすめですよ。
おすすめの本①【センスが光る1冊】
ひと息つきながら読みたい短編小説10選
(出版社:ミル・ブックス)
和菓子を通して仕事の本質が見えてくる
(出版社:コトノハ)
食べて飲んで東京をぶらり旅

『ブルータス』『リラックス』『クウネル』『エル・ジャポン』といった人気雑誌に携わっていた編集者・岡本仁さんが、独自の視点で東京を案内しているエッセイ。気になるスポットやおいしい店などが写真と共に紹介されています。情報が詰まっているので、東京への出張や旅にも役立つはず。
(出版社:京阪神Lマガジン)
おすすめの本②【それぞれの興味に合わせて】
「食」と「人」を愛する人へ
(出版社:アノニマ・スタジオ)
モノ作りに心惹かれている人へ
(出版・編纂:京阪神エルマガジン社)
映画好きの人へ
(出版社:立東舎)
建造物好きな人へ

あえてマニアックなところを攻めてみましょう。
こちらは、女性からするとポカンとしてしまうテーマかもしれませんが、男性たちは意外にハマっている土木鑑賞。ダム、団地、工場、高速道路などを、さまざまな人たちが解説し、日本の土木を語り合っています。
(武蔵野美術大学出版局)
英語を勉強中の人へ
関谷英里子 著/Noritake イラスト
(出版社:NHK出版)
おすすめの本③【本好きのための本】
「世界一美しい本を作る男」の仕事ぶりとは?
『考える人』編集部/テレビマンユニオン 編(著)
(出版社:新潮社)
2冊目の本の出合い方
(出版・編集:苦楽堂)
おすすめの本④【アートブック・デザイン本】
ソフィ・カルが残した現代芸術

続いて、部屋のインテリアとして飾っておけるかっこいい本をご紹介します。
フランスの現代美術家ソフィ・カルの作品集。初めて海を見た人を写したり、世界中の女性に別れの手紙を朗読させたり、人間の根本に迫るようなアプローチに引き込まれます。
(出版社:Editions Xavier Barral)
「用の美」を追求した柳宗理の哲学
(出版社:平凡社)
おすすめの本⑤【メッセージのある本】
大切なモノに気づける大人の絵本
(出版社:小さい書房)
すべての人に贈る愛の物語
(出版社:ミルブック)
本を贈るその気持ちが嬉しい♪
気に入ってもらえないかも、と考えだすと、本を選ぶのは難しいですよね。でも、「本の日」のプレゼントはあまり深く悩みすぎないで。誕生日や2人だけの記念日に期待されるようなスペシャル感より、もっと気軽に楽しめるのが「本の日」です。
飾らず誰かに本を贈る、という行動そのものが粋でステキなのです!
「獰猛なドラゴンが人々の暮らしを脅かしていたある日、王の娘までもドラゴンの生贄となることに。しかし王女が犠牲になる直前、騎士サン・ジョルディが現れて彼女を救いました。そして、倒したドラゴンの血から、見事な美しいバラが咲いたのです。」
4月23日はサン・ジョルディが殉教した日だといわれ、いつしかこの日にバラを贈る習慣が生まれました。
本をプレゼントするようになったのはフランコによってカタルーニャが弾圧されていた時代だといいます。禁止されたいたカタルニア語の本を密かに贈って愛を伝えていたそう。今でも本は、愛を確かめたり感謝を伝えたりできる存在ですよね。