難しくないよ。陶器もガラスも金継ぎして長く使いましょ♪

難しくないよ。陶器もガラスも金継ぎして長く使いましょ♪

“金継ぎ”は、割れたり欠けたりした器を漆で接着し、継いだ部分を《金》で装飾しながら修復する伝統的な修理法。現在はワークショップも各地で開催される他、手軽に楽しめる「金継ぎキット」も販売され、多くの人が手軽に“金継ぎ”を楽しんでいます。記事を参考にして、お気に入りの器を再生してみましょう。 2017年04月27日更新

カテゴリ:
ライフスタイル
キーワード:
食器
陶器
伝統技法
金継ぎ
修繕
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“金継ぎ”は、割れたり欠けたりした器を漆で接着し、継いだ部分を「金」で装飾しながら修復する、日本の伝統的な器の修復方法です。

欠けたり、割れたりした器が元の形に堅牢に修復されるのは、実に嬉しく大きな喜びがあります。
でも、“金継ぎ”の最も大きな魅力は、偶然のヒビや欠けに装飾された「金」によって、元の器とは違った“風情”と“味わい”が出てくることにあります。
金継ぎされた白い器。
金のラインが入ることで動きと味わいが生まれています。計算してできる線ではないのがおもしろいですね。

出典: www.instagram.com(@yuko_nakahigashi)

金継ぎされた白い器。
金のラインが入ることで動きと味わいが生まれています。計算してできる線ではないのがおもしろいですね。

震災以降、急速に伝統工芸品や手工芸品が人気を集める中、“金継ぎ”に惹かれて取り組む人も増えてきました。

現在は、各地で“金継ぎ”のワークショップが開催される他、手軽に楽しめる「金継ぎキット」も販売される程に人気を博しています。
【画像は、陶芸家イトウサトミさんの金継ぎワークショップの様子】

出典: www.instagram.com(@satomi_mola)

【画像は、陶芸家イトウサトミさんの金継ぎワークショップの様子】

海外でも“金継ぎ”は、和名そのままに“KINTSUGI”として知られています。

日本独特の美意識の結晶、素晴らしい伝統技術・芸術として評価を受け、注目を浴びています。YouTubeには外国人による“金継ぎ“の紹介動画が数多くアップされるばかりか、日本国内には“金継ぎ”エキスパートとして活躍している外国人も在住している程です。

外国人により「The Art of Embracing Damage(損傷を受け入れる芸術)」として金継ぎが紹介されている動画です。

今記事では、基本的な“金継ぎ”の方法、そして“金継ぎ”を楽しんでいる方々やその作品等などを紹介します。

“金継ぎ”はけっして難しいものではなく、基本的な流れと材料があれば誰でも気軽に取り組めるものです。記事を参考にして、割れたり欠けたりした大切な器を、ぜひ楽しみながら再生してみましょう。

“金継ぎ”の基本的な流れ

基本的な作業工程は、以下の通り。

1.割れた器・破片を用意し、マスキングテープやセロテープなどで断面以外を全て覆います。
2.接着材となる漆を断面に塗布します。
3.破片を貼りあわせ、元の形に戻します。
4.漆が乾いたら、断面からはみ出た漆を平らに削ります。
5.継ぎ目に塗った漆の上に金粉を蒔き、のせていきます。
6.再び乾燥させて、耐水性のペーパーサンドで磨きます。
7.最後に〈鯛の牙〉を用いて磨き上げて、金継ぎの完了です。
鯛牙や瑪瑙を用いた、作業工程最後の“磨き作業”。

出典: instagram.com(@ohako18)

鯛牙や瑪瑙を用いた、作業工程最後の“磨き作業”。

こちらの動画では、欠けた器の金継ぎの方法が詳しく紹介されていますので、参考にしてくださいね。

ワークショップをのぞいてみましょう

先述した通り、“金継ぎ”は今とても人気。

全国各地では“金継ぎ”のワークショップが数多く開催されています。ワークショップでは、“金継ぎ”のプロが手取り足取りレクチャーしてくれる他、材料も用意されているので、初めて取り組む方はワークショップや教室に参加されても良いでしょう。

手仕事屋久家

東京都・杉並区にある金継ぎ教室「手仕事屋久家」。外国の生徒さんも楽しく取り組んでいらっしゃるようですね。

出典: www.instagram.com(@yoshikokuge)

東京都・杉並区にある金継ぎ教室「手仕事屋久家」。外国の生徒さんも楽しく取り組んでいらっしゃるようですね。

KONTACTO EAST

東京都・港区にあるイベント企画会社「KONTACTO EAST」。そのスタジオで、金継ぎのワークショップが行われています。
講師は「金継ぎ Oh! LaLa (キンツギウララ)」を主催される笹原みどりさんです。

出典: www.instagram.com(@kontactoeast)

東京都・港区にあるイベント企画会社「KONTACTO EAST」。そのスタジオで、金継ぎのワークショップが行われています。
講師は「金継ぎ Oh! LaLa (キンツギウララ)」を主催される笹原みどりさんです。

D&DEPARTMENT

全国に展開するD&DEPARTMENT PROJECTは“「ロングライフデザイン」をテーマとするストアスタイルの活動体”。
時折“金継ぎ”ワークショップが開催され、また東京店では奇数月に金継ぎの受付をしています。(詳細は以下のリンク先へ)

金継ぎは誰でも楽しめる!

金継ぎの魅力は、修復して新たな風情を醸し出すこと。

先に紹介した二つの器は名作だけあって、並々ならぬ風情がありますが、“金継ぎ”は素人でも手軽に取り組めるだけでなく、その成果に十分に満足することが出来ます。

以下は楽しんで取り組んでいる方々の作品です。画像を眺めれば、きっと取り組みたくなるはず。
金継ぎは伝統的な技法ですが、初心者でも十分取り組めます。
“金継ぎ”の魅力は、器がただ再生するだけではありません。
素敵な風情が生まれることこそ、“金継ぎ”の魅力。

こちらは横山拓也さんの黒碗。見事に作品として生まれ変わっていますね。

出典: www.instagram.com(@taz001)

金継ぎは伝統的な技法ですが、初心者でも十分取り組めます。
“金継ぎ”の魅力は、器がただ再生するだけではありません。
素敵な風情が生まれることこそ、“金継ぎ”の魅力。

こちらは横山拓也さんの黒碗。見事に作品として生まれ変わっていますね。

お気に入りの器や大事な器。
欠けただけで廃棄するのは“モッタイナイ!”。小さな欠けなら修復は容易です。

出典: www.instagram.com(@thegadnahouse)

お気に入りの器や大事な器。
欠けただけで廃棄するのは“モッタイナイ!”。小さな欠けなら修復は容易です。

白いシンプルな器も素敵ですが、金継ぎをすると動きが出て華やかな良いアクセントに。

出典: www.instagram.com(@kana_kana)

白いシンプルな器も素敵ですが、金継ぎをすると動きが出て華やかな良いアクセントに。

欠けたり割れたり。

でもそれは、再生する絶好の機会なのかもしれません。

出典: www.instagram.com(@ocacoccoo)

欠けたり割れたり。

でもそれは、再生する絶好の機会なのかもしれません。

金継ぎは、陶器ばかりではなく、ガラスも適用可。
お気に入りの“香水瓶”がこんなにも素敵に修復されました。

出典: instagram.com(@kanan_sp)

金継ぎは、陶器ばかりではなく、ガラスも適用可。
お気に入りの“香水瓶”がこんなにも素敵に修復されました。

手軽に楽しむ「金継ぎキット」

道具一つ一つを揃えるのは…と二の足を踏んでいるのは、実にもったいないこと。

家で手軽に取り組める「金継ぎキット」が、各メーカーから様々に販売されています。初心者ならまずはこのキットでトライしてみましょう。下記リンクにその一部をご紹介します。

出典: www.instagram.com(@takakobetokyo)

道具一つ一つを揃えるのは…と二の足を踏んでいるのは、実にもったいないこと。

家で手軽に取り組める「金継ぎキット」が、各メーカーから様々に販売されています。初心者ならまずはこのキットでトライしてみましょう。下記リンクにその一部をご紹介します。

下記リンク「意外に簡単!金継ぎ (きんつぎ)セット 金粉・銀粉・パール粉入り」を用いての金継ぎの方法を紹介した動画です。

読んで学ぼう!“金継ぎ”の書籍

目次を読んで、写真をざっと楽しんで、それからじっくり読み始めると、「金継できそう!やりたい!」と思う。金継ぎ完成までの写真がきれいでわかりやすい。器好きも楽しめるのがいい。

出典:Amazon.co.jp: 金継ぎ一年生 本漆で、やきもの、ガラス、漆器まで直します: 監修 山中 俊彦: 本

要領よくわかり易い。初心者の私にも留意点がわかりやすく、見ながら、読みながら作業が出来るのは大変ありがたい。

出典:Amazon.co.jp: 金継ぎをたのしむ: 陶磁器・漆器——大切なうつわの直しかた: 黒田雪子: 本

おわりに

「金継ぎ」は室町時代に、茶道の普及にしたがって盛んになった日本の伝統技術です。

壊れたものを再び使うということよりも、偶発的に生まれたヒビや欠けに新たな“美”を発見し、また風情を感じることにこそ、「金継ぎ」の魅力です。

ご自身の手で修復すれば、気に入った器が再生される喜びとより一掃の愛着が湧いてきます。また日本独自の美意識を肌で感じることが出来るはず。ぜひ興味のある方は挑戦してみてください。

出典: www.instagram.com(@shiraokanako)

「金継ぎ」は室町時代に、茶道の普及にしたがって盛んになった日本の伝統技術です。

壊れたものを再び使うということよりも、偶発的に生まれたヒビや欠けに新たな“美”を発見し、また風情を感じることにこそ、「金継ぎ」の魅力です。

ご自身の手で修復すれば、気に入った器が再生される喜びとより一掃の愛着が湧いてきます。また日本独自の美意識を肌で感じることが出来るはず。ぜひ興味のある方は挑戦してみてください。

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