使い込んであじが増すことで、さらに愛着が湧く革製品
革を育てて「エイジング」を楽しもう
しかし、使い込まれた味わいと、汚れやシミは違うもの。
せっかく使うなら大切に使いたいですよね。
丈夫で長持ちとはいえ、使い方を間違えれば簡単にダメになってしまいます。
すこしでも長く使えるように、基本的な手入れの仕方を覚えておきましょう。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
革製品の基本的な手入れの仕方
ステップ1 「乾拭き」
天然素材の布で毎日軽く拭くのが理想的です。
乾拭きを続けるだけで、革の光沢を保つことができます。
乾拭きをするときに力を入れてゴシゴシとこすると、余計なキズをつけてしまうので、力を入れず、軽く撫でるように拭きましょう。
ステップ2 「ブラッシング」
スエードやヌバックなどの起毛革のお手入れは、ブラッシングが基本です。
起毛革は表面がつるつるとしたスムースレザーに比べて塵や埃がたまりやすいので、美しさを保つにはよりこまめなブラッシングが必要です。
ステップ3 「陰干し&風当て」
ジャケットやブーツなどは、オフシーズンになるとクローゼットや下駄箱にしまったままで、一年近く放置してしまう方もいるかと思います。
普段使いで毎日外気にさらされているものなら良いのですが、普段からクローゼットや下駄箱にしまったままにしておくと、当然カビが発生し、久しぶりに出してみたら臭くて使う気になれない!なてこともしばしば。
そんな事態を防ぐためには、定期的に陰干しをして、新鮮な風に当ててあげることが大切です。
革は耐久性は高いけれど、熱には弱いため、直射日光に当てることは変色や知事見の原因となってしまいます。
革製品を風に当てる場合には直射日光は絶対に避けましょう。
ステップ4 「ワックス掛け」
番外編 水に濡れてしまったときのお手入れ方法
突然の雨や、飲み物をこぼしてしまった、などのトラブルで、革製品が濡れてしまった場合、そのままにしておくと濡れた部分にシミが出来てしまったり、形が崩れてしまうことがあります。
そんなときは乾いたタオルなどで押し拭くように水分を拭き取り、形を整えて風通しのよい所で陰干ししましょう。
丈夫で長持ち、使えば使うほど味が出て日々変化し続ける革製品は、使い方次第で変化の仕方も変わるので、使えば使うほど自分だけの一品として愛着も湧きますよね。