季節を手で束ねて、癒しのひとときを
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花を飾るだけで心も空間も清々しくなり、その場がふわっと華やかになります。花屋さんが、オーダーにぴったりな花を1本1本選ぶように、自分のために小さなアレンジや花束を作れたら素敵ですよね。和洋花を組み合わせた飾り方は、ちょっとしたコツでオシャレに演出できます。季節を手で束ねて、癒しのひとときを味わってみて下さい。
和洋の花をミックスするときの3つのポイント
1.同じ色でまとめる
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和花と洋花を組み合わせる一番簡単なコツは、同系色でまとめることです。色の共通点があるだけで、違和感なくナチュラルな雰囲気に仕上がります。
2.色のトーン(色調)を合わせる
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パステル・ビビット・ダークカラーなど、色のトーン(色調)を合わせると、自然と洗練されたアレンジに。あなたの好きなカラーや部屋のテイストに合わせたり、先にトーンを決めるとスムーズに花選びができます。
3.花の色や種類は3つまでに絞る
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色とりどりの和花と洋花。たくさんの花を飾りたい時は、色や種類を「3つ」までに絞ると、初心者さんでも上手くまとめられます。「なんだかしっくりこない…」という時は、足しすぎていることが原因かもしれません。
おしゃれに飾る「和洋花」のミックスアレンジ
STEP1.同じ色でまとめる
まずは、同じ色の和洋花を組み合わせるパターンからスタート!選ぶ色によってアレンジの印象もガラリと変わります。
凛とした百合には小花で柔らかさを
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こぼれるように咲き誇る百合は、凛として一輪でも存在感抜群の花。白い小花で包み込めば、清楚なイメージはそのままに、全体の雰囲気が柔らかくなります。まるで百合と小花が仲良く戯れているみたい。
ワインカラーで大人っぽく
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シュウメイギク(秋明菊)×バラのワインカラーが、大人っぽい印象を与えてくれます。またシュウメイギクは風になびくような動きがあり、軽やかさも魅力。小さめの花瓶を2つ使うと、空間に表情が生まれるので試してみてくださいね。
グリーンを主役にしたアレンジ
サブになりがちなグリーンカラーを、ドウダンツツジとアナスタシアで主役にしたアレンジ。大きく広がるアナスタシアが華やかで、シンプルながら目を惹く涼やかな飾り方です。コップに挿すだけでは広がってしまう花留めの方法も必見☆
愛らしさが溢れるボリュームブーケ
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夏白菊(マトリカリア)の可憐な小花をふんだんに使うと、ボリュームが出て愛らしい雰囲気に。洋花をバランスよく加えると、オールホワイトなのに華やかな雰囲気が漂います。コントラストが際立つ花瓶を使うのもポイント。
単色使いでクールなドライフラワー
和洋花がドライフラワーになると、色味が落ち着き馴染みやすくなるメリットがあります。紫陽花カラーに合わせてイエロー・アンティークパープル・ブルー系などの洋花をプラスしてみましょう。単色使いでクールな印象になり、夏にぴったりです。
STEP2.色のトーン(色調)を合わせる
同じ色でなくても、トーン(色調)を合わせれば品よく統一感が出ます。フェミニンな気分には「パステルカラー」、元気が欲しい時は「ビタミンカラー」、大人っぽいイメージにしたい時は「シックな色」をセレクトして。
グリーンテイストで瑞々しく
ウリ科のスズメウリはコロンとした実が可愛らしく、洋花との相性もバツグン!ハーブも取り入れてグリーン&ホワイトカラーでみずみずしく仕上げれば、見た目にも涼し気に。マグカップにラフに活けるのも良いですね◎。
儚げなペールトーン
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ペールトーンは、パステルカラーよりも透け感があり、シャーベットのような色調。ブルーのグラデーションが美しいリンドウは、和花の印象を薄め洋花と溶け込みやすくなります。ユーカリのミントカラーとマッチして、儚げで繊細な印象が魅力。
癒しのパステルカラー
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バラやガーベラ、百合などたくさんのパステルカラーだけを束ねたブーケ。ソフトな印象で、見ているだけで優しい気持ちになれますね。合わせる葉物は、淡い色のものやさりげないハーブなら馴染みやすく、濃い目のグリーンにするとぐっと甘さをセーブできます。
部屋が明るくなるビビッドカラー
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和の風情あふれる菊ですが、洋花と合わせることでおしゃれな雰囲気に変身します。色とりどりの花も、ビビッドカラーで束ねると、カラーパレットの様で明るさを運んでくれます。きゅっとコンパクトにフォルムを作ると、可愛さがより引き立つのでオススメ。
元気をもらえるイエロートーン
紅花はドライフラワーになると洋花のような雰囲気を醸し出します。オレンジカラーが綺麗に残るので、花束のアクセント役になりますね。クラスペディアやカーネーションなど、イエロートーンの花々を集めて。部屋に飾ると元気をもらえそう!
STEP3.花の色や種類は3つまでにする
和洋花をミックスする時は、花の色や種類は「3つ」まで絞ると、バランスが取りやすく綺麗に仕上がります。慣れてきたら、少しずつ同じグループの色をプラスしてみましょう。
存在感のある花には控えめなものを合わせて
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昔から親しまれているショウガの仲間のクルクマ。蓮のような見た目で可憐で美しいのが特徴です。クルクマは存在感があるので、繊細な花を合わせてナチュラルに仕上げて。自然な佇まいに癒されます。
花の位置が三角形になるように
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パステルカラーの菊(マム)+季節の洋花を、三角形になるように束ねて。3つの花が三角形になるように意識すると、おさまりが良いので試してみて!種類の多い菊は、咲き方やサイズの異なるものを選んで変化をつけてみましょう。同じ花でも違った表情を見せてくれます。
初夏にぴったりな背の高い花の飾り方
すっと伸びた麦と青いクレマチスが清々しく、初夏にぴったりな飾り方です。斬新な花留めの方法は、他の花や植物でも応用できるのでオススメです。驚くほど簡単にできるのに、高度なテクニックに見えるのもポイント。家族が集まるリビングはもちろん、人を迎える玄関や和室にも合いそう!
ポップなカラーも3色ならまとまる
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ピンクやグリーンなど、1つ1つはポップなカラーの和洋花も、色を3つに限定すると不思議とおしゃれにまとまります。ベースになる色を一つ決めておくとgood。一輪で飾るのも素敵ですが、束ねることで花の魅力がさらにUPします。
クラシカルな白バラでアンティーク感を
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ブラウンのスプレーマム(菊)は、単体だと少し渋くなりがち。クラシカルな白バラを入れることで、アンティーク感が出て素敵なアレンジになります。意外な組み合わせの菊とバラですが、シンプルですぐトライできそうですね♪
ナチュラルブーケの作り方
グリーン・ホワイト・イエローの花でナチュラルブーケに。夏白菊(マトリカリア)やレースフラワーがゆらゆら揺れるなか、チューリップの黄色が美しく際立っています。長持ちする「花の湯上げ方法」も参考になるので、ぜひチェックしてみて。
STEP4.センスアップ間違いなし!おすすめのフラワーベース
ちょっと目を惹く花器を使えば、さらにセンスアップできます。おすすめのフラワーベースを紹介します。
花々を引き立てる美しいガラス
口がすぼんでいる花器は、少量の花も綺麗に留めやすいのでオススメです。美しいガラスフォルムの「Hagby(ハグビー)」と「Hult(ハルト)」のフラワーベースは、さりげなく花を飾るのにぴったり。窓辺やキッチンなど狭いスペースにも心地よい花の風景を作ってくれます。サイズ違いで並べて、空間に動きをつけるのも素敵!
きらめきを放つゴールドのデザイン
ケーラーのフラワーベース「Omaggio(オマジオ)」は、ゴールドのラインがきらめきを放ち、その場を華やかにしてくれます。同色系のシンプルなアレンジや、シックな色のお花を活ける時は、ポップなフラワーベースで全体のバランスをとってみましょう。洗練された印象になりますよ。
脚付きボウルに飾ってクラシックに
どんな花を飾っても絵になるHolmegaard(ホルムガード)のオールドイングリッシュ。脚付きのフラワーボウルは、クラシックな雰囲気で上品さがあふれているのが魅力です。ミニブーケや切り花をそっと置いたり、花弁を浮かべるだけでロマンチックな演出になります。果物やお菓子を置いたり多様に使えるのもgood。
思わず笑顔になるチャーミングな花器
思わず微笑んでしまうチャーミングな女性の花器は、デンマークのアーティスト・ビヨンの作品。まるで絵本から飛び出したようなノスタルジックな雰囲気で、日常にエッセンスを与えてくれそうです。使わない時はオブジェとして楽しめるのも嬉しいですね!
花に触れて心豊かな時間に♪
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和洋花の飾り方は、ちょっとしたコツでおしゃれなアレンジになります。季節の花を選ぶ時間や、花々を束ねるひとときは、きっと心豊かな時間になるはずです。気負わずトライしてみて下さいね♪