物があることで、ストレスを感じていませんか?
手放すものの"決め方"
1) 長期間使わなかったのに、不便を感じなかったもの
2) 使い道が少ないもの
1つしか使い道がないものは、出番が少なくなりがち。「いくつも使い道があるもの」で代用できるのならば、使い道が少ないものは手放してしまってもいいのかも。
3) 収納場所に困るもの
サイズが大きいものや、重たいものだと、「どこにしまおうか」と悩みますよね。収納棚にどんっと居座っているため、他のものが取り出しにくい…ということも。もし、コンパクト&軽いもので代用できるのならば、手放す候補に入れてもいいかもしれません。
手放すと身軽になれそうなもの&代用できるもの
一度増やしたものを手放すのは、勇気がいること。今回は、手放すことで身軽になれそうなものと一緒に、代用できるものの例もご紹介するので、よろしければ、足がかりにしてみてくださいね。
1) 掃除場所ごとの洗剤
食器用、お風呂用、トイレ用、シンク用、洗濯用などなど…洗剤の種類は数知れません。「その場所が専門分野の洗剤」は、確かに汚れが落ちやすくて便利。でも、滅多に使わない洗剤があったり、お家のいたるところに洗剤のボトルが置いてあると、ストックの管理も大変ですよね。
万能洗剤を取り入れて、洗剤の種類を減らす
万能洗剤は、1本であらゆる場所の掃除や、洗濯、食器洗いなどをこなせる優れもの。洗剤の「役割分担」をせずに、1本で「多くの役割を担ってくれる洗剤」を取り入れてみると、何度も買い替える手間が省けて、日々のお掃除や洗濯の負担も減るかもしれません。
選びたいのは、人にも環境にも優しい洗剤
多くの洗剤に使われている「合成界面活性剤」は、川や海に流れてしまうことで環境汚染につながってしまいます。一方、今回ご紹介する洗剤は合成界面活性剤を一切使っておらず、水に流した後、川や海を浄化しながら自然に戻っていくそう。こうした環境に優しい洗剤を生活に取り入れることも、立派な"エコ"になりますよ。
貝殻の力で、エコに洗浄
お家の汚れの80%以上が、酸性の汚れだそう。対して、こちらの洗剤は「強アルカリ性」なので、あらゆる汚れをこの1本で撃退することができます。赤ちゃんのおしりふきにも使えるぐらい、肌に優しいのも嬉しいですね。
他にも、野菜やお肉の洗浄、除菌、掃除や洗濯、消臭など、マルチに使える洗剤です。
天然由来の万能石鹸
こちらは天然素材だけで作られた石鹸なので、敏感肌の人でも安心して使うことができます。洗濯はもちろん、掃除、お皿洗いなどにも最適。洗濯時に柔軟剤を使わなくても、ふわふわでやわらかい仕上がりに。
使うほど、川や海がきれいに
食器洗い、お掃除、洗濯、消臭、害虫対策など、1つで多くの役割を果たしてくれます。換気扇などのひどい油汚れにも効果てきめん。保存料、香料を含まないため肌に優しく、入浴剤としても使うことも可能です。
2) バスタオル
お風呂からあがり、大きくてふわふわなタオルに包まれる瞬間、幸せですよね。ただ、体を包み込むほどの大柄さゆえに、場所をとってしまうことや、洗って干しても乾きづらいのが難点。「出番待ちのバスタオルがたくさん…」という人は、お気に入りのバスタオルを数枚残しつつ、何枚かをガーゼタオルやフェイスタオルに代えてみるのはいかがでしょうか。
ガーゼタオル
こちらは、コットン100%のガーゼタオル。ガーゼ生地は、薄手なのに吸水性はバツグンです。さらに干してもすぐに乾くため、洗濯する時も気持ちが楽になるはず。たたむとコンパクトになるため、収納棚にすっきりおさまるのも高ポイントです。
フェイスタオル
3) アイロン台
「アイロンがけには、アイロン台は必須」と思う人は多いかもしれません。でも「アイロン台の出し入れが面倒」「持ち運びが不便」と思い、アイロンがけ自体が億劫になってしまうことも…。最近では、そういったお悩みを解決してくれるようなアイテムが豊富に売られています。「アイロンを手軽にかけたい」「アイロン台、手放そうかな」と悩んでいる人はぜひ、チェックしてみてくださいね。
アイロンミトン
アイロンミトンを使うことで、洋服をハンガーにかけたままアイロンがけをすることができます。手にはめたアイロンミトンを洋服の生地の裏にあてながら、アイロンをかけるだけ。「出かける前にちょっとだけシワを伸ばしたい」時などには、そのお手軽さは心強い味方となってくれることでしょう。
アイロンマット
広げるとアイロンマットになり、たたむと、チェック柄のアイロンミトンに。シックなデザインかつ、あたたかみのある色合いなので、飾っておいてもおしゃれです。
4) トースター
パンやお餅などを手軽に焼けるオーブントースターは、1台あると便利ですよね。でも、網や底板を取り出してパンくずを拾ったり、こげを落とすのは面倒…。電化製品のため、スペースもとってしまいます。オーブントースターは、さまざまな物で代用できるため、ストレスを感じるならば手放してもいいのかも。電化製品を1つ減らすだけで、思いのほか場所が空き、すっきりとした空間になりますよ。
焼き網
魚焼きグリル
魚焼きグリルでも、美味しくパンを焼き上げられます。グリル内の温度が高くスピーディーに焼きあがるので、サクサクのパンをいただけますよ!ピザやお肉、焼きいもなども焼けますし、グラタンにのせたチーズに、焦げ目をつけたい時などにも大活躍。匂い移りの心配はないそうですが、気になる人は、魚だけをフライパンで焼くといいかもしれません。
5) ミキサー
ジュースを作りたい時や、下ごしらえに便利なミキサー。でも、「収納場所に悩む」「いちいち出すのが面倒」「細かい部分まで洗うのが憂鬱」という人も、多いのでは?もう何年も使ってないならば、思い切って手放してもいいのかもしれません。
すり鉢
ときにはボウルの代わりになり、そのままお皿として食卓に並べられる…といったように、すり鉢は小さいながらも色々な使い方ができる優れもの。使い方によっては、ミキサーよりも細かくなめらかなペースト状のものを作れます。洗いやすいのはもちろん、他のお皿と重ねられるため、収納場所にも困りません。
ハンドブレンダー
アタッチメントを変えるだけで、「つぶす」「混ぜる」「きざむ」「泡立てる」ことも可能に。お鍋や容器にそのまま入れて混ぜられるので、他の容器に移し替える手間が省けます。
6) 大きくて、四角いまな板
調理台の幅に合わないまな板だと、置くだけでも一苦労。また、長方形のまな板は、奥行きがせまいため、シンクに食材が転がり落ちてしまうことも…。もし使うたびにストレスを感じるようなら、思い切って調理台に合わせたまな板を新調してみるのはいかがでしょうか。
「長方形のまな板は、真ん中あたりしか使わない」という人は、丸いまな板を使うことでより効率的にスペースを使うことができますよ。
丸いまな板
丸いまな板のメリットは、切った食材を端に寄せて、くるっと回すことで、他の食材をのせながら一度に切れること。また、長方形のまな板よりも奥行きが広いため、「切った野菜がまな板から転がり落ちる」といった悩みも解消してくれます。まな板から、鍋やフライパンに食材を移し替える際もこぼれおちにくく、シンクで洗いやすい形であるのも魅力です。
7) ゴミ箱
家の中にいくつもゴミ箱があることでゴミを集めるのが大変だったり、気が付かないうちに汚れがたまってしまうことも…ゴミ箱に感じるストレスも、あなどれませんよね。あなたの身の回りの、ちょっとしたものをゴミ箱代わりにするだけで、そのストレスから解放されるかも。
新聞紙やチラシ
紙袋
なにかと便利な紙袋。「かわいいからとっておこう」とか、「いつか使うかも」と思い、たまってしまうことはよくあること。もし使い道がなく捨ててしまうのならば、ゴミ箱代わりにするのはいかがでしょうか。持ち手があるので移動もしやすく、ゴミがたまれば丸めて捨てられるので衛生的にもいいですね。
8) コーヒーメーカー
「コーヒーを淹れている間に他のことができる」「一度に何杯ものコーヒーを淹れられる」といったように、時間を有効活用できることや、“いつも同じ味を楽しめる”といった安心感は、コーヒーメーカーの大きなメリットですよね。でも、精密機械なのでサイズが大きく、場所をとってしまいがち。また、その都度コードを差すのが面倒だったり、分解して洗うこともおっくうになり、気が付いた時にはほこりをかぶっていることも。
ハンドドリップ
コーヒーは、お湯の温度、淹れる速度などの、ささいな違いで味が変わるデリケートな飲み物です。自分の手でコーヒーを淹れることの良さは、味や濃さを自分好みに調節できること。また、お手入れも簡単で、コンパクトに収納できます。なにより丁寧に、コーヒーの香りを楽しみながらお湯を注ぐ時間は、自分と向き合い、日々の喧騒から逃れられるささやかな時間になるのではないでしょうか。
ドリッパー(ステンレスフィルター)
ドリッパー(ペーパーフィルター)
急須
急須で淹れる飲み物は、お茶だけとは限りません。実はお茶を淹れるのと同じ要領で、コーヒーも淹れることができるのです。
①網目の細かい茶こしを、急須にセットする②急須に、大さじ1杯のコーヒーの粉を入れる③熱湯をそそぐ④4分間待つ⑤カップに注いだら、美味しいコーヒーの完成です。しっかりとした味わいを残しつつ、飲みやすい味に仕上がるのだとか。ドリッパーを持っていない人は、急須でも自家製コーヒーを十分楽しむことができるので、お試しくださいね。
9) 「着たい」という気持ちにならない洋服
「服はたくさんあるけれど、結局はお気に入りの服ばかり着てしまう」ということ、ありませんか?その理由は、もしかしたら心の奥底では「着心地が悪い」と思っていたり、「色や形が気に入らない」「人の目が気になる…」といった気持ちが隠れているのかも。また、その服を見た時に悲しい気持ちになったり、辛い思い出が蘇るものも、なかにはあるかもしれません。これらのものは、思い出とともに手放すことで心がふっと軽くなりますよ。
心地よい服だけ、そばに置く
「好み」は、月日が経てば自然と変わるもの。あまり着ていない服があったとしても、仕方のないことなのではないでしょうか。今のあなたが身に着けることで、心がほかほかするような、そんな洋服を手元に置いておけば、気がのらないお出かけの時などにも元気をくれるはずです。
例えば、引っ越す時に段ボールに入れてそのままのものや、下に埋もれて存在を忘れていたものなど。これらは、長い間過ごしてきた中で、「なくても不便を感じなかったもの」なのではないでしょうか。そういったものは、今後も手に取る機会は少ないかもしれません。