これまでの自分について思い返した時、思い通りだった、毎日が楽しいと思えるならばとても幸せですよね。けれど、本当にこの道でいいのか、この先も頑張れるのか不安に思う人もきっといることでしょう。
格言を心に留めて力に変えよう
悩んでも答えが出ない時、前へ進むしかないと分かっているのに不安が消せない時、格言は心に素直に入り込み元気をくれます。今の自分に合う格言を見つけて力をもらいましょう。
自信が持てず気持ちが揺らぐ時
自分でこれと信じて決めた道でも、時間とともに自信がなくなってしまうこともありますよね。そんな時、もう一度自分を信じたくなるような強いメッセージは、頼もしいものです。
フリードリヒ・ニーチェ(ドイツの哲学者)
世界には、
きみ以外には誰も歩むことのできない
唯一の道がある。
その道はどこに行き着くのか、
と問うてはならない。
ひたすら進め。
ドイツの哲学者であり実存主義の代表的な思想家の一人として知られるニーチェ。
先が見えない不安に対する答えは誰にも、自分にさえも、明確には分らないものですね。そんな時、「ひたすら進め」という強い言葉が揺らぐ心を強く支えてくれます。
手塚治虫 ( 日本の漫画家、アニメーター、医学博士)
人を信じよ、
しかし、
その百倍も自らを信じよ。
医学博士として客観的に物事を見つめる一方で、漫画家として私たちに多くの夢を与えてくれる手塚治虫。
目には見えなくとも、「信じる」ことにはきっと大きな力があると、素直に思いたくなりますね。
マイケル・ジャクソン(米国のシンガーソングライター)
みんな自分の能力を疑いすぎるのです。
自分で自分を疑っていては、
最善を尽くすことなんてできないんです。
自分が信じなかったとしたら、
誰が信じてくれるのでしょう?
自分の体ひとつでパフォーマンスを繰り広げ多くの人を魅了するマイケル・ジャクソン。
仕事や家庭を含めた人生におけるそれぞれのステージにおいて、自分で自分を信じることの必要性を強く感じさせてくれます。
心屋仁之助(心理カウンセラー)
いっぱいあなたの中には
あるんです。
愛も能力も
才能も魅力も
たくさんある。
価値も自信も
実はあるんです。
気づいていないだけ
家族の問題を始まりに心理療法を学び、心理カウンセラーになった心屋仁之助。
自分にはなんにも無いと下を向いてばかりの時に、思い出したい言葉です。
失敗に心折れそうな時
慣れないこと、分からないことだらけで失敗続き…怒られてばかりの毎日に心が折れそうになることもあるでしょう。そんな時、心を奮い立たせてくれるような言葉と客観的な視点が必要ですね。
松下幸之助(日本の実業家、発明家、パナソニック創業者 )
人は何度やりそこなっても、
「もういっぺん」の勇気を失わなければ、
かならずものになる。
パナソニックを築き上げ、経営の神様とも呼ばれる松下 幸之助。
仕事はもちろん、生きていく中でぶつかるの多くの困難な場面において、力をくれる言葉です。
ウォルト・ディズニー(米国のエンターテイナー、実業家)
失敗したからって何なのだ?
失敗から学びを得て、
また挑戦すればいいじゃないか。
ミッキー・マウスをはじめとするキャラクターの生みの親で、「ディズニー」の創立者であるウォルト・ディズニー。
当然のように前へ進んで行こうとする強い言葉ですね。「失敗を失敗と捉え、落ち込んでいることに意味なんてない」と明るく、そして強く教えてくれます。
美輪明宏(日本のシンガーソングライター、俳優、演出家)
悩んで落ち込んだとき、
必要なのは理性。
いらないのは感情。
原因をクールに分析して、
解決方法を見つける習慣を。
歌手や俳優として広く知られる美輪明宏。
たくさん悩んで自分で手に負えないほどに気持ちの整理がつかない時、冷静に思い出したい言葉です。
羽生善治(日本の将棋棋士、十九世名人 )
成果が出ないときこそ、
不安がらずに、恐れずに、迷わずに
一歩一歩進めるかどうかが、
成長の分岐点であると考えています。
中学生でプロ棋士となり、現在も活躍を続ける羽生善治九段。
成果が出ないといろんな方向を見たり、途中で投げ出したくなるものです。恐がらず迷わず一歩一歩進めるかどうか、苦しい時こそ自分に問いかけたいですね。
“今”に集中できない時
思うようにいかない時、前は良かった、あるいは自分はこんなところにとどまっている場合じゃない、など、前後ばかりを語ってしまうなら…。今やるべきことに集中してこそ輝ける未来が待っていると、もう一度心に刻みましょう。
夏目漱石(日本の小説家、評論家、英文学者 )
前後を切断せよ、
みだりに過去に執着するなかれ、
いたずらに将来に未来を属するなかれ、
満身の力を込めて現在に働け。
「吾輩は猫である」や「坊ちゃん」の小説で知られる夏目漱石。
過去の栄光はもちろん、未来についても「切断せよ」という強い言葉。「頑張るべきは今」であることは、当たり前のようでいて難しいからこそ心に響きます。
ビル・ゲイツ(アメリカ合衆国の実業家)
問題は未来だ。だから私は、過去を振り返らない。
「Windows」でおなじみのソフトウェアメーカー、「Microsoft」をポール・アレンと共に創業した ビル・ゲイツ。
悩みや迷いが大きいほど、短くて潔い言葉を味方につけたいですね。そして、自分を信じる大きな力にしましょう。
松下幸之助(日本の実業家、発明家、パナソニック創業者 )
現在与えられた
今の仕事に
打ち込めないような
心構えでは
どこの職場に
変わっても
決していい仕事は
できない
経営の神様には心の底まで見透かされているように感じますね。自分をしっかりと客観視し、“今”に力を注ぎたくなる言葉です。
漠然とした不安が襲う時
自分はこの先どう生きていくのか、人生設計に対して漠然とした不安に襲われることもあるでしょう。マイナスイメージばかりが思い浮かぶとき、それを断ち切ってくれる一言が欲しいですよね。
ベンジャミン・フランクリン(米国の政治家、外交官、著述家、物理学者、気象学者)
困難を予期するな。
決して起こらないかも知れぬことに
心を悩ますな。
常に心に太陽を持て。
政治家や気象学者でありながら、アメリカ合衆国建国の父の一人としても称えられるベンジャミン・フランクリン。
「決して起こらないかも知れぬことに心を悩ますな。」この言葉が、漠然とした不安やマイナスの思考のループを断ち切ってくれるでしょう。
ウィリアム・ジェームズ(米国の哲学者、心理学者)
楽しいから笑うのではない。
笑うから楽しいのだ。
心理学の父ともいわれるウィリアム・ジェームズ。
楽しくない時というのは、本当に口角が上がらないものですね。気分を変えたいときには無理にでも口角を上げ、まずは自分を励ますように微笑みかけましょう。
武井壮(日本のタレント、陸上競技・十種競技元日本チャンピオン)
夢がねえなら
現実を全力で生きたらいい。
陸上競技と同時に独自のスポーツ理論でのトレーニングを提唱・実践している武井壮。
夢がないといけない、追いかける夢がない。そんな思いが漠然とした不安につながっているのなら…、シンプルに解決できることを教えてくれますね。
立ち止まりながら、ゆっくりでも前に進もう。
誰しも自分が置かれている状況について、考えたり悩んだりすることがあるでしょう。そんな時、誰かに相談したいという思いとは裏腹に、答えは自分の中にあると、本当は分かっているのかもしれません。
また、どんなに親しい間柄でも、その人の言葉を素直に聞き入れられないこともあるでしょう。だからこそ、格言の中に自分の心に響くものを探してみませんか?そして、その言葉とともに少しづつでも前へ進んで行きたいですね。
6月が終われば今年も半分終わり。なんだかあっという間だったという方も多いのではないでしょうか。夏を目前に客観的に自分を見つめられる、あるいは少し立ち止まりたくなる時かもしれません。