「お疲れ脳」ってどんなもの?
現代人の脳は働きすぎ
そこに人間関係や仕事といった脳を使う場面があらわれ、その上、現代社会はTVや携帯、ネットのおかげで昔と比べ物にならないくらい情報過多。それらを処理するために、わたしたちは脳に相当な負担を強いています。
身体と同じように、脳も使いすぎると疲れます
脳を使うと大量のエネルギーが消費され、その際に活性酸素が生じます。この活性酸素こそが、細胞を酸化させ、疲れを引き起こす原因に。
しかも脳の疲れは身体の疲労とは異なるので、どれだけ休んでも気付かないうちにどんどん蓄積されるという特徴があります。
「お疲れ脳」にならないためにできること
できるだけ同時進行をしない
電話をしながらパソコンを使ったり、話しながらスマホをチェックするなどの行為、最近では誰もが当たり前のようにやっていますよね。
こんな風にいくつかの作業を同時進行することは、脳にとってはかなりの負担。なるべくひとつの作業に集中するように心掛けましょう。
「ながら思考」をやめる
散歩しながら、TVを観ながら、ふと考え事をしてしまう。そんな無意識のうちに行っている「ながら思考」も、脳を疲れさせる要因のひとつ。
対策としては、たとえば歩く時は歩くことに集中する、考え事をする時はTVを消すといったように、意識的に「ながら思考」をやめる心構えを持つことが大切です。自分の置かれている状況を客観的に見て、状態を把握するクセづけを。
しっかり寝る
脳の溜まった老廃物は、寝ることでしかデトックスできません。質の良い睡眠をしっかりとることは基本中の基本。睡眠不足は脳疲労の大敵です。
それでも疲れてしまったら「ブレインリセット」
はじめよう。脳をリセットする夜のルーティーン
ぬるめのお湯にのんびり浸かる
身体をじんわり温めると副交感神経が優位に働き、脳も身体もリラックス状態になります。39~40℃くらいのぬるめのお湯で、あれこれ考えずにぼんやり過ごすのがポイントです。
ヨガやストレッチで優しく身体をほぐす
目を閉じてプチ瞑想
あぐらなど楽な姿勢を取って背筋を伸ばし、目を閉じて鼻からゆっくり呼吸をします。頭に浮かぶ雑念は無視し、自分の現状にだけ気持ちを向けて。できるだけ頭を空っぽにすることで、脳の疲れをほぐしていきます。
脳は「何もしていない」状態でもエネルギーを消費してしまいます。車のアイドリングのように、常に一定の活動を行っているのです。