最近、本を手にとっていますか?
また、電子書籍はかさばらず便利ですが、本の貸し借りやプレゼントをできるのは、「紙の本」ならではのよさ。カバーや紙の質など、装丁やデザインから読み取れるメッセージも、きっとあります。
いろんな人と「本の話」をしてみよう
そうはいっても「どんな本を読もうか?」と悩むこともあると思います。そんなときは、周りにいるいろんな人と、本の話をしてみましょう。誰かと本の話をすることは、お互いの心の中をちょっとオープンにするということ。きっと、相手との絆が深まります。どんな人と「本の話」をするか、考えてみましょう。
友達やパートナーなら、自分にぴったりの本を教えてくれそう
いつも一緒に遊んでいる友達やパートナーにおすすめの本を聞いてみましょう。普段、何気ない話をしているだけでも、些細な言葉の何かを気にかけて、今の自分にぴったりの本を紹介してくれるかも。
両親や祖父母に、思い出の1冊を聞いてみよう
いちばん身近な「人生の先輩」である両親や祖父母には、ぜひ「思い出の本を教えて」と頼んでみましょう。その本への思い入れとともに、意外な思い出話をしてもらえるかもしれません。小さい頃に読んでもらった絵本について話してみるのも楽しいですよ。
兄弟・姉妹なら本の趣味が合いやすそう
「小さい頃、兄弟・姉妹と本の貸し借りをしていた」という人は多いのではないでしょうか。だからこそ、兄弟・姉妹は本の好みが合いやすい存在。「最近、何か読んだ?」と聞いてみれば、驚くほど自分の趣味に合う1冊を紹介してもらえるかもしれません。大人になってから好きになったものを教えてもらうのも楽しそうです。
尊敬する先生に、おすすめの本を尋ねよう
学生時代の恩師や習い事の先生など、自分の尊敬する人が読んでいる本は、きっと人生を豊かにしてくれるはず。たとえば、「先生が何度も読み返してしまう本は何ですか?」「私ぐらいの年齢の人に読んでほしい、と思う本は何ですか?」なんて聞いてみるのはいかがでしょうか。
仕事仲間と、たまには「本の話」をしてみない?
いつもは仕事の話ばかりの相手とも、たまには「本の話」をしてみましょう。仕事のできる上司に「おすすめのビジネス書」を尋ねてみるのもいいですし、同僚と好きな本の貸し借りをすれば、新しい信頼関係が築けるかも。
「本の話」のハードルが高いときは?
「あの人が好きな本」を読んでみよう
「身近な人と本の話をするのは、ちょっと照れくさい…」という場合は、好きな作家やアーティストの読んでいる本をチェックするのがおすすめです。憧れの相手の頭の中をちょっとのぞき見しているような、ワクワクするひとときを過ごせるはずですよ。
こだわりの本屋さん&ブックカフェに置かれた本を読んでみよう
店員さんのこだわりが詰まった本屋さんやブックカフェなら、きっと胸がときめく1冊に出会えるはず。ひとりでゆっくりと本の世界に浸るのもよし、身近な人と一緒に本を探すのもよしの、都内にある素敵なお店をご紹介します。
Rainy Day Bookstore & Cafe (レイニーデイ ブックストア アンド カフェ)【表参道駅】
神楽坂モノガタリ 【神楽坂駅】
古本バル 月よみ堂【西荻窪】
もちろん、自分のおすすめ本も紹介してみる
おすすめの本を教えてもらったら、あなたのおすすめの本も伝えてみましょう。相手にあわせたおすすめの本を選んだり、読んでみてもらって共感や思いもよらない感想を聞いたり、貸した本を読んで思い出した本などをまた借りたりして、読書が続いていくのも楽しいものです。
「本の話」をして、世界を広げよう
「自分以外の誰か」が選んだ本は、読書の幅を広げてくれるだけでなく、その人の思考や人生観に触れるきっかけになります。本をきっかけに、自分の世界や知識、周りの大切な人たちとのコミュニケーションの輪を広げてみましょう。
本を読んで物語の世界に没頭したり、優れた知識人の意見を吸収する体験は、いつでも心を豊かにしてくれます。スマートフォンやテレビも楽しいけれど、たまにはゆっくりと本を手にとってみませんか?