「恋」という不思議な感情
今、恋している人も、しばらく恋をお休みしているあなたにも、贈りたい。思わず胸がきゅんと締め付けられる「恋の言葉」を集めてみました。肌寒さが寂しさを誘う秋の夜長に、恋の言葉を楽しんでみてくださいね。
甘く切ない恋の言葉帖
はじめ男は恋を恋ふ。終に女を恋する。
女ははじめ男を恋する、それから終に恋に恋する。
おなじ人間なのに、どうして感覚がこんなに違うんだろう?と、ふいに思ってしまうような男女の微妙な差。恋焦がれる気持ちから始まる男性と、そんな男性を思わず好きになってしまう女性。そんな男女の時間感覚の差が、すれ違いを生み、切ない気持ちを生むのかもしれません。
多くの女を
弄ぶものは
ついに一人の
女をも心をも
知らず。
浮気をするのは、男の性とはいいますが・・・
たくさんの恋遊びは、刺激的なだけ。たった一人を愛し続けることで得られる深い愛情にかなうものなどないのです。
愛すべきものに執着してはいけない。
愛していないものについても同じ、
何故ならば愛するものを見れば悩み、
愛していないものを見ればまた悩む。
愛と執着は似て非なるもの。
人に、執着しないこと。
いつだって心の中は、ふわふわと軽やかでありたいもの。
愛し続けることでしか
本当の愛は
知ることはできない
「本当の愛」を知りたければ、愛し続けること。愛せない日もあるでしょう。大嫌いな日もあるでしょう。他の誰かが羨ましくなったり、ステキに見えたり・・・でも、愛し続けた先には、どんな本当の愛があるのでしょう?見てみたいとは思いませんか?
変わりたいと
思ったら
先延ばしは禁物
「自分が変わらずにいられることに安心する恋」もあれば「恋する人のために猛烈に変わりたいと思う恋」もあります。変わりたいと思ったら、今。あなたは、あなたを変えるために恋に落ちているのかもしれません。
努力している人ほど
迷いも悩みもある
悩みにぶつかるたびに人は成長します。迷いや悩みはあなたが日々、一生懸命考えたり、何かに取り組んでいるからこそ湧いてくるもの。迷いも悩みもぜんぶ引き受けて、それでも前を向いてがんばるあなたがステキです。
ケンカは
あなたと彼の
心の自由を
奪うだけ
好きだからこそしてしまう。どうして思い通りにならないの?どうしてひどいことをするの?とぶつかることもあるでしょう。だけど、それは、あなたが彼のことを好きな証拠。ケンカは、ふたりの心の自由を奪うだけ。そっと、心の距離をとりながら言い訳を聞いてあげて、「もう、仕方ないなぁ」と許してあげましょう。
恋がヘタなのではなく
選ぶ人を
間違えているだけ
世界中には、数え切れないくらいたくさん恋の相手がいるはず。恋がうまくいかないのは、あなたと彼が運命の相手じゃないからかもしれませんよ。
ある日、生徒のひとりが"I Love You"を「我君ヲ愛ス」と訳しました。
すると漱石は「日本人がそんな台詞を口にするものか。『月が綺麗ですね』とでも訳しておけ。それで伝わるものだ」と言った、そんな逸話があります。
同様に、小説家の二葉亭四迷が"I Love You"を「死んでもいいわ」と訳した話も、漱石との対比としてよく挙げられています。
好きな人に「好き」って言ってもらいたいのに・・・付き合っているのに、なかなか面と向かって「好き」と言ってくれない彼もいるでしょう。女性と男性は、愛情表現が違うこともありますよね。口下手だったり、照れ屋なタイプの男性は、遠回りな言い方で精一杯、愛情を表現しているのかもしれませんよ。
話したいことよりも何よりもただ逢うために逢いたい
「どうしてこんなに会いたいんだろう?」と、なんの理屈もなく、ただただ会いたいのが恋。なにを話すでもなく、おなじ空気に包まれているだけで幸せな気持ちになれる恋もあるはずです。
『好き』
その、たった二文字を言葉にするのが、
どれほど、難しく思えたことか
パンが好き、猫が好き、空が好き。みんなおなじ好きなのに、どうして大好きな人に伝える「好き」だけは、こんなにも難しいのでしょう。
すきになる ということは
心を ちぎってあげるのか
だから こんなに痛いのか
恋をすると与えることが「痛み」に変わるのは、どうしてでしょう?心を砕いて、ちぎって、そっと差し出して・・・こんなに痛い思いをしても決して報われない・・・それでも与え続けることが恋なのでしょうか。
デートなんてまったく楽しいものじゃない。
なのに、またすぐに会いたくなった。
次のデートが待ちきれないほどに。
翌朝、学校で顔を合わせるまでの時間さえもどかしいほどに。
さっき別れたばかりの彼からの電話を息を殺して待つほどに
初めてのデートが全く見当はずれだったというのはよくあることです。でも、それでもまた会いたくなってしまう不思議。どんな言葉を重ねるよりも、たまらなく会いたい。もっとずっとそばにいきたい。そんな想いもまた「恋」の在りようです。
恋愛というのは、
まるで細胞同士がひかれ合うような、
そんな特別な相手とだけ
成立するものです。
恋をするのは、理屈じゃなくて、細胞自体が恋をしてしまうような感覚・・・そんなあらがいようのない恋もあるのです。
知らないから知りたい、と思うし、
知れば知るほど奥深くて、
恋をすることは私にとって、
宇宙旅行をするようなものなのです。
知りたい、もっと知りたい。恋をすることは、人の心の奥深さを教えてくれる旅のようなものなのでしょう。
おわりに
ということは、
つまり僕たちはその瞬間には
もう、恋に落ちていたのだろう。
いかがでしたか。肌寒くなってくる秋の夜長こそ「恋」する気持ちに浸ってみませんか?きっとハートフルな夜が過ごせるはずです。
人は、いくつになっても、なんどでも恋をします。
初恋のドキドキ、二度目の恋、三度目の恋・・・老いてもなお湧き上がってくる恋の気持ち。
恋する気持ちは、人の本能。誰にもコントロールできません。
思い通りにならないモヤモヤ、ヤキモチ、寂しさや切ない感情etc...
でも、ときめきやワクワクを運んでくれる「恋する感情」はいつまでも大切にしたいですよね。