出典: もうすぐ新学期がやってきますね。この時期に店頭に並ぶ、様々な入園・入学グッズの中からお気に入りのものを選ぶ作業は、お子さんやお母さんにとっても楽しいひと時かと思います。 園や学校に必要な持ち物はたくさんあるかと思いますが、その中でもバッグ類は大きさが決まっていたり、手作りを前提とされている場合も多いのではないでしょうか?
出典: 今回は、簡単に作れる基本の通園・通学のセットと、移動ポケットやスモックなど、入園後も作っておくと便利な小物の作り方をご紹介します。 「裁縫はちょっと不安」という初心者さんでも、わかりやすい動画や画像をお手本に、ぜひチャレンジしてみてくださいね。 また素敵なデザインの作品もご紹介しますので、「オリジナリティのあるデザインで差をつけたい」というベテランさんも、ぜひ参考にしてみてください。
それではまず「基本の入園・入学セット」を作るための準備を例に、揃えておきたい基本的な道具や、おすすめの材料をご紹介していきます。
定規やチャコペン、まち針や縫い針、必要な場合はしつけ糸、ミシンの道具など基本的な裁縫道具を用意しましょう。ミシンの方が早く縫えますが、手縫いでも作れますよ。 縫しろの幅を計ったり、直角の線を引きやすいのは「透明タイプの方眼定規」。 印つけには、時間が経つと消える、また水で消える「マーカータイプのチャコペン」が、ハッキリとした印が簡単につけられるのでおすすめ。黒などの暗めの生地には「チョークタイプやチャコペーパー」を使うとよく見えます。 表に返したときに、バッグなどの角を整えるためには、「目打ち」があると便利。 ハサミは裁断用とは別に、ワンタッチで糸が切れる和裁用の「にぎりバサミ」があると効率アップ。また縫い直しをする際には「リッパー」があると、糸解きが断然ラクです。 巾着づくりの必需品、「紐通し(安全ピンやヘアピンでも代用可)」もお忘れなく!
出典: 文字がまだよく読めないお子さんのためには、同じ生地やワッペンなどで持ち物を統一してあげると、お友達のものとの区別がつきやすくなります。 また今大好きなキャラクターのものでも、成長とともに興味が変わってくることも。年中〜年長さんになった姿も想像しながら生地を選んであげてくださいね。 生地は洗濯やアイロンに便利なコットンがおすすめです。バッグをしっかり仕立てたい場合は表地か裏地にキルティングを使うか、ハリのある素材を選びましょう。お気に入りの柄のキルティング素材がなかったら、この後ご紹介する方法でキルト芯を挟んで縫ってもいいでしょう。 裏地用の生地、切り替えやポケットなどをつける場合も、合わせる生地を一緒に選んでおきましょう。
写真のキルティング地は北海道の自然をテーマにされている岡理恵子さんデザインの、海に浮く藻をイメージしたという「Gフロート」。通園バッグにもおすすめな優しい風合いのキルティング生地はこちらから購入できます。
出典: こちらはムーミン柄の生地を、使いやすい60cmのカットクロスにしたものです。可愛らしいキャラクターたちがカラフルに描かれたデザインは、お子様向けのアイテム作りにぴったりですね♪
画像のムーミンカットクロスはこちらで購入できます。
◆《生地にこだわりたい場合》ミシンキルティングの方法
素敵な生地に出会った時に「この生地のキルティングがあったらなあ」と思うことはありませんか。そんな時はミシンを使って、自作のキルティングに仕立てる方法も。
<作り方> 手芸店などで買える「キルト芯」を、お好きな表地と裏地の間に挟み、ずれないように中心から放射状にまち針でとめてから、ストライプや格子など、お好みの間隔でステッチをかけてください。 縫っていくうちに少しずつズレてしまう場合もあるため、キルト芯や裏布は必要なサイズより大きめにとっておき、最後に表布に合わせてカットすると上手くいきます。
VIDEO こちらは、まち針でとめなくてもズレにくく便利な、両面接着のキルト芯を使ったキルティングの作り方を説明した動画です。チャレンジしてみたい方は参考にしてみてくださいね。
出典: バッグの持ち手(ハンドル)部分を同柄の生地で作ってもいいですが、テープを買ってしまうのが簡単です。 生地と同系色にまとめても、色の組み合わせで遊んでみても◎ 上履き入れでDカンを使いたい場合や、バッグにスナップボタンやマジックテープをつけたい場合なども、色を揃えると綺麗ですね。 地縫いの糸を選ぶ場合は、「薄い色の生地には、布よりも少し薄めの色」「濃い色の場合は布よりも少し濃いめの色」がおすすめです。 実際にハギレをお店に持って行き、糸の見本をのせて選ぶと、出来上がりをイメージしやすいです。
カラフルな巾着用の紐や、画像のテープはこちらで購入できます。
出典: どんなデザインにしたらいいか分からない、お店でゆっくり生地を選ぶ時間がないという方は、「通園バッグ・上履き入れ・お着替え袋・コップ袋」の4点すべての材料と、詳しい作り方がセットになった便利なキットはいかがでしょうか?
約20種類の柄と6色の紐から組み合わせることのできる「入園グッズ4点セット手作りキット」はこちらで購入できます。お子様のお好みでセレクトできるのが嬉しいですね。
「入園グッズ4点セット手作りキット」を初心者さんが半日で作り上げたというこちらの記事は、とても励まされますよ♪
出典: ご紹介するのは、1メートルの生地で、①通園(通学)バッグと②上履き入れ、③着替え入れ、④コップ入れ、⑤お弁当袋という基本の5点セットが作れるレシピです。(1Mの表地とは別に、裏地用の生地も用意しましょう) 通園バッグ、上履き入れ、着替え入れはロックミシンなどでの縫しろの処理が不要な上に、しっかりと仕上がる裏地付きです。 裏地無しでも、この後ご説明する「袋縫い」や「かがり縫い」または「バイヤステープで包む」などで縫しろ処理をしてもOK!全てのアイテムを直線縫いで作れますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
◆ 綺麗に仕上げるコツは、こまめにアイロンで整えること♪
出典: 仕上がりが何となく不恰好になってしまう、という方は、一ヶ所縫ったらアイロンがけをして縫い代を「割る・倒す」作業をし、表に返したらアイロンで形を整え、という、一回一回の作業ごとにアイロンを当てることを意識してみてください。その先の縫いやすさも違ってきますよ。 巾着の口やポケット口などの、三つ折りミシンをかける時も、縫う直前にアイロンでしっかりと折り目をつけて。
◆ ジグザグミシンをかけてから布端をカットすると綺麗に
出典: ジグザグミシンで綺麗に端の処理ができない、という場合は、少し大きめにとった布に、チャコで線を引いておき、ジグザグミシンをかけてからカットしてみて。ミシンの糸を切らないように注意してくださいね。
◆ ロック・ジグザグミシンがない場合は「袋縫い」で
ロックミシンやジグザグミシンがない場合の、縫しろ処理の一例です。手縫いの場合もこの方法で処理できますよ。
出典: <袋縫の方法> (A) 外側が表になるように生地を合わせて縫います。縫しろを0.5cm程度に細くカットしたら、縫い代を片側に倒しアイロンをあてます。 (B) 中側が表になるように返します。画像のように、袋状になっている端から縫しろ0.5〜1cm程のところで縫います(C) (D) 縫しろを片側に倒してアイロンをあてます。 (E) 表に返します。Aでカットした分、最初の縫しろは内側に入っているので、表からは見えません。丈夫で見た目も綺麗な袋縫いの始末が完成です。
こちらには『袋縫いの巾着(コップ入れ)』を、手縫いで作る手順が紹介されています。 縫う前に一ヶ所折り上げるだけで、収納時にフラットにしやすい便利な隠しマチがつく作り方なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
出典: まずは、上の画像を参考に生地を裁断して下さい。 こちらのパターンでは ①通園・通学バッグ 約30cmx40cm ②上履き入れ 約30cmx20cm ③着替え入れ 約26cmx32cm ④コップ入れ 約20cmx16cm ⑤お弁当袋 約21cmx24cm という仕上がりだそうですので、ご自分の必要なサイズに調整してくださいね。
出典: 裏地をつける①通園・通学バッグ ②上履き入れは、裏地用の生地も用意し、表地と同じ大きさで裁断してください。 また、①通園・通学バッグの表地は、画像のようにシバーシブルのジャガード地を三分の一くらいのところでカットし、底の部分は裏面を使っているので、別の生地で切り替えたい場合は、こちらも切り替え用の布を用意するようにしてくださいね。
出典: こちらは、同じようにリバーシブルとしても使えるジャガード地です。撥水率が高い加工がされているので、汚れやすいお子様のバッグにぴったりな上に、中厚地の縫いやすい生地なのでオススメです。
「Flowers 撥水加工」はこちらで購入できます。
出典: <作り方> ① 底の部分を切り替えるために、バッグ本体の生地を1/3のところでカットします。ポケットは三つ折りにしてポケット口を縫い、両端の縫い代処理をして折っておきます。 ② 本体上部の布(2/3の方)にポケットの位置を決めて印をし、ポケットを置いて、両端をステッチのように上から縫いつけます。 ③ 切り替え部分の底の布(1/3の方)を、ポケットを挟むように、本体上に重ねて繋げます。 ④ 反対側の本体布も、同じように1/3のところでカットし、底の部分を裏返して縫いつけて、ふたたび一枚にしておきます。 ⑤ 内側が表になるように、二枚の本体布を合わせ、両端と底を縫い袋状にし、表に返してアイロンで形を整えます。
出典: ⑥ 裏地を作ります。こちらはふんわり柔らかなWガーゼ地が裏地です。 ポケットを表と同じように作り、裏地の生地の、表側のお好きな場所に縫い付けます。ポケットをつけた面が内側になるように半分に折り、両端を縫って袋状にします。このとき、両端のうちのどこか一ヶ所を「返し口」にするため10cmほど縫わずに開けておきます。 アイロンで縫い代を片側に倒し、形を整えます。表には返さずに、縫い代が外側の状態のままにしておきます。
裏地に使われているような水玉Wガーゼ地はこちらで購入できます。
出典: ⑦持ち手を表地につけます。まず取り付ける部分を決めて印をつけ、画像のように表側にねじれないように縫いつけます。
出典: ⑧ 「ひっくり返していない裏地」の中に、「外側が表になるようにひっくり返した表地」を、画像のようにすっぽりと重ねて入れます。7でつけた取っ手が外側に出ないように注意して。 二枚重ねてぐるっと口を縫い閉じると、どこからも縫い代が見えている状態になります。 ⑨ 6で作った裏地の「返し口」から表地を引き出してゆくと、ひっくり返って縫い代が見えなくなります。
出典: ⑩ バッグの形を整え、口に一周ステッチをかけ、裏地の「返し口」を縫い閉じたら完成です。
出典: ① 持ち手を通すタブ(ループ)用の布を、余った生地から約4cmx7cmとり、四つ折りにして縫い紐状にします。 ② 表地の片側の中心には持ち手を、片側の中心にはタブを、画像のように縫い付けます。表側に、捻じれないようにつけましょう。 ③ その後の、表地と裏地を袋状にしてから重ねて縫い付け、表に返す手順は「通学・通園バッグ」と同じです。
出典: ① 完成した時に両サイドにくる辺の縫い代を、ロックミシンなどで処理しておきます。 ② 内側に表面がくるように生地を半分に折り、両サイドを縫います。このとき、紐通し口部分を、5cmほど縫わずに開けておきます。 ※縫い合わせてある部分と開いている部分の境目を「あき止まり」と言います。お弁当袋など、両側から紐を引いて口を絞るタイプを作る場合は、両端とも「あき止まり」まで縫うようにして下さい。 ③ 縫い代を割ってアイロンをかけます。あき止まり部分は、画像のようにミシンなどでV字に縫って、縫い代を押さえておきます。 ④ 口の部分は、紐が通せるように三つ折りにして縫います。 ⑤ 紐を通して完成です。
「お弁当袋、着替え入れ、コップ入れ」の詳しい作り方はこちらをご覧ください。
素敵な作品を参考に「基本のセット」をデザインしてみよう よりオリジナリティを出したいという方は、少しデザインを凝ってみませんか? ここでは、簡単な一手間で印象がガラリと変わる、初心者さんでも挑戦しやすいアイディアから、腕に自信のあるベテランさん向けのテクニックまで、参考になる素敵な作品とともにご紹介いたします。
出典: まずは、一から作る自信がないけれど、市販品で気に入ったものが見つからない、という方へのアイディアです。 こちらの300円ショップの可愛らしい巾着に、ハンドルをつけるだけで……
出典: 持ち運びに便利なオリジナル体操服入れが簡単にできちゃいます! 部分的に手を加えただけでも、ぐっと愛着がわきますよね。
出典: お手軽にデザインを楽しみたいなら、変わりポケットで遊んでみてはいかがでしょうか。 幼稚園や保育園では、お子さまは落ち葉や木の実など、お家の方に見せようと色々なものを拾ってきます。 こんな小さなポケットがあれば、かわいいお土産を入れるのにぴったりですよ♪
出典: 100円ショップなどでも買えるアイロン転写シートや、パソコンでオリジナルのロゴなどを作って転写シートにプリントアウトしたもので、オリジナルプリントを入れることができますよ。 シンプルな無地の袋が、お手軽にかっこよく変身しますね!
出典: お気に入りの生地をパズルのように繋げてパッチワークのバッグに仕上げてはいかがでしょうか? パッチワークといえばちょっと手間がかかるイメージですが、小さなお子様用のバッグなら気負わず始められそうです。
出典: www.flickr.com (@Denise Krebs)<簡単なパッチワークの作り方> 適当な大きさにカットしたハギレを、まずは一列になるように縫い合わせたものを必要な本数作り、それらをまた縦に縫い合わせて一枚の布に仕上げます。
出典: きちんとしたマス目にしなくても、太い列があったり、斜めに継ぎ合せたりしてもいいですね。
出典: フリルの作り方はとってもシンプルです。 <作り方> ① フリル用の布は、お好みのフリル幅+縫い代で、バッグより長めにカットしておきます。(手でシワを寄せながらバッグにあてると大体の長さの検討がつきます)縫い代を三つ折り端ミシンか、かがり縫いをし、中心にしつけ糸などで並縫いをして絞ってヒダを出します。 ② お好みのヒダが出たら、しつけ糸を玉留めします。フリルをバッグに当てて、まち針でとめるか、しつけをします。 ③ 上から中心をミシンで叩いたらしつけ糸を抜いて完成です。
画像の「アズマファブリック × FIQ フリルバッグ」はこちらから購入できます。
出典: 紐の結び目にこのようなポンポンループエンドをつけると、見た目もスッキリしワンランク上の可愛さに♪ <作り方> ① 丸く切り抜いた布の縫い代をアイロンで折ってから、ぐるりと一周並縫いします。 ② 中に少し綿を入れて、巾着紐の玉結びを包み込むようにギュッと絞ります。絞り口を少し針ですくっては絞ってを繰り返し、最後は内側に隠すように玉留めをして完成です。
こちらにとっても詳しい作り方が掲載されています。 なかなか上手くいかないループエンド用の布の大きさについても、ほどよい大きさを出す計算の仕方がありますので、作ってみたいという方はぜひ参考にしてみて下さい。
出典: 耳のパーツを作って縫いつけて、ボタンなどを使ってちょこちょこっと顔のパーツを刺繍すれば、お子様の大好きな動物たちに変身! 無地のシンプルな生地でも、アイディア次第でこんなに可愛い袋物が作れるんですね。
「リバティ×フレンチコーデュロイ うさぎ巾着3点セット」はこちらで購入できます。
出典: こちらはフェルトをアイロン接着して作れる、お手軽・可愛い、お子様に大人気の「親子パンダ」の巾着袋。お弁当の時間に、お友だちの熱い視線を集めそう! 作り方は下のリンクをご覧くださいね。
「簡単!親子パンダの巾着袋」の作り方はこちらをご覧ください。
出典: 腕に自信のあるお母さんは、バッグをキャバスに、遊び心いっぱいな世界を表現してみませんか? こちらの可愛らしいおウチのようなレッスンバッグは、同じデザインの上履き入れと並べると、絵本に出てくる街並のよう。色合いも素敵ですね。
ハンドメイドのレッスンバッグやエプロンなどを販売している「糸吉」さんのショップはこちらです。
出典: こちらは、「行った人はなんだかシアワセな気分になって帰ってくる」という「ヒミツの森」というレッスンバッグだそうです。 お支度の時間に、ついジーッと眺めてしまいそうな魅惑のバッグです♪
出典: 折り紙で貼り絵をするように、カットしたフェルトを配置してミシンや手で縫いつけていきます。 手間はかかりますが、そのぶん愛着もひとしお。お子様の成長を思いながら、チクチクする時間もまた楽しいですよね。
レッスンバッグ「ヒミツの森」はこちらから購入できます。
出典: 袋物が完成したら、スモックにも挑戦してみませんか? ボタン開きなどがあるものよりも、ネックラインにゴムを入れたかぶるタイプのほうが、縫製もお着替えも簡単です。 写真のように袖と身頃が一枚の布で繋がっているものや、それぞれのパターンが分かれているものがあります。 薄手で半袖の「夏用スモック」と、肌寒い時にはさっと被れて便利な、長袖の「冬用スモック」の二枚があるとより快適ですよ。
それではスモックを作ってみましょう。下のリンクからパターンや手順をプリントアウトしたり、市販のパターンやキットを購入しましょう。
100cm、110cmのスモックのパターンの引き方と作り方の手順がダウンロードできます。こちらは袖と身頃のパターンが分かれている、オーソドックスなデザインです。
VIDEO スモックの作り方の動画です。袖と身頃のパターンが分かれている基本的なスモックは、この動画の手順で縫うことができます。 スモック作りでもっとも気を使うのは「襟ぐりの始末」だと思いますが、こちらの動画の方法は、バイヤステープなどを使わず、襟ぐりの縫い代を三つ折りにしてゴムを通してしまうというシンプルな作り方です。 襟ぐりの縫い代は、三つ折りにすると身頃が余って浮いてしまいますが、タックを寄せることで解消しています。ゴムを入れてしまうので、アバウトな感じで大丈夫です♪
上の動画で扱われている実物大の型紙はこちらで購入できます。半袖スモックとスモック入れの作り方もあります。サイズ展開もされているので、慣れていない方は市販の型紙や、後でご紹介するキットを利用すると安心ですよ。
◆スモックについているポケットのカーブを綺麗に縫うコツ
出典: 多少不恰好になってしまっても、ステッチが綺麗に入っていると上手に見えるものです。とくにスモックのポケットには視線がいきやすいので、うまく縫いたいですよね。 カーブ縫いに慣れていない方は、ミシンの速度を遅くして、速度にあわせて手で布を回転させるように動かしていきます。 ミシンの速度と回す速さが合っていないと乱れてしまうので、まずはゆっくりとした速度を一定に保って練習してみてください。 またミシンの押さえと、ステッチ幅の距離が保たれているかも気にして。ちょっと難しいですが意識を集中してゆっくりと縫えば大丈夫! 慣れてくるとスムーズに綺麗なカーブが縫えるようになりますよ。
出典: 10種類以上の柄から選べるキットも。こちらは袖と身頃の繋がっているので、作業工程も少なく、スッキリとしたデザインに。 襟ぐりとポケット口は、ネイビーのバイヤス布を使って、アクセントにしながら処理します。
「スモック手作りキット」はこちらから購入できます。
「スモック」の素敵な作品を参考にデザインしてみよう 出典: 綺麗な空色の生地に、マリメッコのプリントがとてもオシャレ。このように、ポケットの生地で遊んでみると簡単にオリジナルデザインに。 名札つけワッペンをつけておけば、生地が痛むこともなくワンポイントにもなっていいですね。
出典: 襟元にフリルをあしらうと華やかに! 襟ぐりにフリル襟を縫いつけて、ゴムを通せるように襟ぐりを一周縫えば完成です♪
こちらにフリル襟つきスモックのソーイング記録がありますので、襟のパターンなどの参考にしてみて下さいね。
上の画像「レモンちゃんスモック」を作られた作家さんのスモックはこちらから購入できます。
出典: タックつきのポケットで女の子っぽさがUP! 難易度が高そうに見えますが、普通のパッチポケットを作るようにポケットを作り、タックを寄せてポケット口を縫うと、このような立体的なポケットになります。 大きさに不安があったら、新聞紙などで試しにポケットの形を切り、身頃に当ててみるといいですよ。
こちらのページの後半に、タックつきポケットの作り方があります。
上の画像の、まんまるポケットのついた半袖スモックはこちらから購入できます。
出典: いくつになっても女の子に大人気の「リボン」をスモックにもあしらって。 色柄の合わせ方もとても可愛いですね!
出典: 画像のように男の子カラーで作ると、蝶ネクタイつきのマニッシュなスモックにも。
画像の「リボンつきスモック」を作られた作家さんのスモックはこちらから購入できます。
VIDEO こちらの「ふんわりリボン」の作り方をマスターしておくと、バッグや帽子などにつけたり、ヘアゴムにしたりと重宝します。 中に綿を入れ、フワッと立体的に仕上げます。
出典: ハンカチやティッシュを入れると、パンパンになってしまう子供の小さなポケット。移動ポケットがあれば、しゃがんだ拍子にティシュが飛び出して……なんてこともなくなりますし、ハンカチもさっと取り出せて便利です。
出典: ティッシュケースの後ろにハンカチを入れるスペースがあります。手縫いでも簡単に作れてしまうので、その日の気分でコーディネートできるように、バリエーションで作ってもいいですね。 幼稚園・保育園から小学校まで、長く使えるのでぜひ手作りにチャレンジしてみて下さいね!
材料は布65×15cmと、移動ポケットをボトムに固定するクリップだけで作れます。(お好みで装飾用のボタンや、蓋をとめたい場合はマジックテープも) 作り方もまっすぐ縫うだけなので、簡単です。
VIDEO 一枚の布から作る移動ポケットの作り方の動画です。とてもわかりやすいので参考にしてみて下さいね。
出典: クリップは100円ショップなどでも購入できます。肌に当たる部分が平らでないと、痛がるお子さんもいるようなので購入時に気にしてみて下さい。
出典: ティッシュケースなどの四角い小物の出来を左右するのは、なんといっても角の出方。角が綺麗にでるかどうかは、返しかたで決まります。 縫い代が重なってゴロゴロすると角が丸くなってしまうので、画像のように、角に縫い代が集まる場合は余分な縫い代をカットしましょう。
出典: 画像のように、地縫いのミシンの線がギリギリ見えるか、生地が少し厚めの場合は1ミリほど内側になるラインで、縫い代を後ろ側に折り、アイロンでしっかりと押さえます。 縫い代の角を指の先で押さえたまま、アイロンでつけた折り目を崩さないようにするイメージで、表に返します。 表に返したら、表から目打ちやまち針を使って形を整えたら完成です。目打ちで引っ張りすぎると歪んでしまうので注意! 引っ張りすぎたら、また裏に戻して縫い代を折るところからやり直してくださいね。
出典: シザーケースのようなこちらの縦型移動ポケットは男の子にぴったり。 ベルトループにクリップを留める方法は、クリップが苦手なお子さんにも良いですね。
出典: ワンピースでもつけられるゴムベルトタイプの移動ポケットなら、小さなお子さんでも一人で身につけられそうです。クリップが苦手なお子さんにもおすすめです。
上の画像の「ゴムベルト式の移動ポケット☆白」はこちらで購入できます。
「ウエストゴムタイプの移動ポケット」の作り方を、三ページに渡ってとても丁寧に解説してくれているブログです。
出典: リボンを一緒に縫い込むとお出かけバッグのよう。クリップをつける部分にストラップをつけて。ショルダーバッグ型にピッタリなデザインですね。
出典: 作り方は、画像のように縫ったリボン用の生地を、縫い目が後ろの中心にくるように筒状に表に返します。
出典: 真ん中を寄せてリボンの形にし、テープやリボンで中央をとめます。布用ボンドやかがり縫いで、テープが緩まないように固定します。
出典: 移動ポケットの「フタ外側」にリボンがくるようにまち針でとめます。 上でご紹介した「移動ポケットの作り方動画」の「Cのライン」が指をさしている部分にあたり、フタのフチにきます。 (マジックテープが置いてある部分は「フタ内側」になりますね。) 指差している部分から8cmほどのエリア内にリボンを納めるようにします。
下にご紹介するキットを使って、リボンの移動ポケットを作る方法が詳しく説明されています。
出典: こちらの作り方のついた移動ポケットのキットは9柄×カラーバリエーションから選べます。手縫いでも作れるので、すべてセットになっているキットさえあれば、サクサク完成!
「移動ポケット手作りキット」はこちらから購入できます。
ここからは、バッグやスモックにつけると可愛いワンポイントや、幼稚園・保育園の持ち物に必ず必要な「お名前タグ」の作り方をご紹介していきます♪ (ワッペンなどでの装飾については園や学校の規則に従ってくださいね)
出典: さりげなく刺繍ワッペンをはると、お友達とお揃いのシャツや帽子でも自分のものだとすぐに分かります。 ワンポイントにももちろん、ちょっとした穴を塞ぐためにも常備しておくと便利。 こちらの「おいしい世界の刺繍ワッペン」は、一点一点手作業で作られています。どれもよく目にする定番のおかずばかり。ほのぼのと優しい表情ですね。
「おいしいせかいの刺繍ワッペン」はこちらから購入できます。
出典: タグのように縫いつけたり、お手ふきタオルをひっかけるループにしたり、巾着の紐にしたり、作品にミシンで叩いてラインを入れても……可愛いプリントのコットンリボンはいくらでも使い道がありそうです。
出典: 刺繍タグをつけると、まるで既製品のように引き締まります。出来上がってみたら、なんとなく物足りないな、という時は小さなタグをちょこっと挟むとオシャレに見せてくれますよ。
画像のような刺繍タグはこちらで購入できます。デザインの豊富さに迷ってしまいそうです!
出典: 余った生地でくるみボタンを作ってみてはいかがでしょうか?くるみボタンのキットを使えば簡単に作成きでます。 ワンポイントに縫い付けたり、バッグやスモックとお揃いのヘアアクセサリーに加工しても◎
こちらにくるみボタンを作りながら、足の部分とゴムを利用して、ブローチにする方法があります。安全ピンを使わずにボタンを縫いつける場合は、ゴムを挟まずに作ってください。
出典: www.instagram.com (@nunocoto_fab)手元にあるリボンやテープを蛇腹にして、くるみボタンをフチどると可愛いロゼットも作れます♪
くるみボタンを使ったロゼットの作り方はこちらをご覧ください。
出典: www.instagram.com (@nunocoto_fab)くるみボタンを上履きに縫いつけると、可愛いだけではなく自分の上履きが一目でわかる上に、左右の目印にも。 (かかとに画像のような輪っかをつけると、まだ靴が上手に履けないお子さんでも履きやすくなりますよ)
出典: こちらはバイヤステープで作ったお名前タグです。作品を作った余りの布でこのようなタグを作ってもいいですね。 スモックや体操着をお下がりにしたい場合など、名前を直接書きたくない場合に便利です。 スナップボタンで留めるので、脱着が簡単。バッグの持ち手や洋服のタグに通すだけでなく、傘のストラップや水筒などにもつけられますよ。
「バイアステープでお名前タグ」の作り方はこちらからご覧ください。
出典: 沢山必要な場合は、やはり既製品が便利。控えめなカラーで、タグと一緒にさりげなくつけられます。
「おなまえタグ スナップボタン」はこちらから購入できます。
出典: マスキングテープのようですが、アイロン接着すれば洗濯もOKなネームラベルに!紙やガラスなどにも幅広く貼れるので、余らせることなく使えそう。
出典: アイロンシートを使ってネームラベルを自作すれば、思いのままのデザインに。 パソコンを使って作成するのが一般的ですが、油性ペンや布描き用のペンを使ってペイントしたり、画像のようにスタンプを押せば小さなお子様にぴったりの、温もりのある仕上がりに。
出典: ネットショップを利用すると、手軽に名前のスタンプを作ることができます。 布にスタンプする場合は布用のスタンプ台を使って、アイロンで熱を加えて定着させます。
消しゴムはんこ作家さんが、希望の名前で可愛いアイロンネームラベルとお名前スタンプを作ってくれます。
出典: 幼稚園・保育園グッズの作り方と、素敵な作品とアイディアをご紹介しましたが、いかがでしたか? 用意するものがたくさんあって大変だなあ、と思いながら、作り始めると夢中になってしまうのがハンドメイドの不思議なところ。 素敵なアイディアを参考に、楽しみながらお子様オリジナルのデザインを形にしてみて下さいね。
定規やチャコペン、まち針や縫い針、必要な場合はしつけ糸、ミシンの道具など基本的な裁縫道具を用意しましょう。ミシンの方が早く縫えますが、手縫いでも作れますよ。
縫しろの幅を計ったり、直角の線を引きやすいのは「透明タイプの方眼定規」。
印つけには、時間が経つと消える、また水で消える「マーカータイプのチャコペン」が、ハッキリとした印が簡単につけられるのでおすすめ。黒などの暗めの生地には「チョークタイプやチャコペーパー」を使うとよく見えます。
表に返したときに、バッグなどの角を整えるためには、「目打ち」があると便利。
ハサミは裁断用とは別に、ワンタッチで糸が切れる和裁用の「にぎりバサミ」があると効率アップ。また縫い直しをする際には「リッパー」があると、糸解きが断然ラクです。
巾着づくりの必需品、「紐通し(安全ピンやヘアピンでも代用可)」もお忘れなく!