手帳はただスケジュールを把握するためだけのものではありません。わたしたちは、「書く」ことを通して頭の中を整理することができます。手帳は自分の考えや、行動パターンを知るためのツールにもなりえるのです。

手帳に書かれたことを振り返ってみるのも、暮らしの質を高めることにつながります。ほんの5分でも、ぱらりと手帳を確認してみるとよいですね。

無理にたくさん書くことはありません。自分のできる範囲で、楽しく、賢く手帳を使いこなしていきましょう。

マンスリータイプは、壁掛けのカレンダーのように一日を一マスとして区切ったフォーマットです。見開きで、一か月のスケジュールを確認することができます。一日の予定の量があまり多くない人や、先の予定まで知っておきたい人におすすめです。

バーチカルタイプは、一日の時間軸を細かく区切ったフォーマットです。三十分ごとや一時間ごとなど時間軸は、手帳によって異なります。一日に何度も打ち合わせなどが入る人やいろいろな予定が細かく入る人におすすめです。

週間レフトタイプは、左ページに一週間の予定、右ページがフリーページになっているというフォーマットです。アイデアやTO DOリストを週ごとに書きたい人におすすめです。

一日一ページタイプは、文字通り、一ページを一日だけに充てているので、たっぷりと書き込めるのが魅力のフォーマットです。予定だけではなく、日記やメモなどさまざまなことを記入したい人におすすめです。

お仕事の予定と、プライベートの予定をペンで色分けしておくというのは、基本的な手帳の使い方ですね。ペンの色は、見やすいように濃いめの色をチョイスすると分かりやすくなります。

家族のそれぞれにテーマカラーを決めて、予定を一覧できるようにしておくと、時間がかぶってしまうときにも一目で理解できますね。子供が複数いるご家庭でよくみられる方法です。

毎日、献立を書いておくと、バラエティに富んだメニュー展開をできるようになります。何を作ろうか思いつかないときには、過去のページをぱらぱら眺めていると、作りたいものがすぐに見つかりますよ！

冷蔵庫の在庫を書いて、使ったものを消していけば、お買い物メモが自然と出来上がります。重複買いも防げるので、いつもアップデートしておきたいリストです。

手帳に家計簿をつけておくと、いつでも見返すことができてとても便利です。買い物した場所と金額を入れておくだけで、手持ちの残高がいくらくらいになっているかも分かるので、使い過ぎを防ぐ効果があります。

金額に色鉛筆で丸をつけています。おおまかに分けておけば、集計するときも簡単です。週ごとや月ごとで合計金額を出すと振り返りやすくなります。

日にちが動くことが予想されるものは、ふせんに書いておくと便利です。日にちが変更になったら、ふせんをはがして貼り替えるだけで、新しい予定を組むことができます。家族や仕事、プライベートなどでふせんのカラーを変えてみるのもいいですね。

こちらはその日にやらなければならないことをふせんに書くというアイデア。やり終わったら、ふせんをはがしていけば、やり残してしまうことがありません。

一番下のメモ欄に処理の終わったことを書き記しておくものをDONEリストといいます。やり終えたことを見える化していくことで、充実感がぐっとアップします。

日付の入っていないタイプのスケジュール帳は、すべてのページに日付を記入するとなんとニ年半もの長い期間、一冊の手帳を使っていくことができるそう。去年の同じ時期になにがあったか見ることができると、一年に一度のスケジュールも見逃すことがありません。

バーチカルタイプの手帳に実際におこなったことを書き込んでいけば、自然と日記が出来上がります。あとで振り返るときに行動が分かると、いろいろなことを思い出しやすくなりますね。

こちらは人気の高いほぼ日手帳のカバーで、リバティ・ファブリックスのボタニカル柄。繊細な植物のラインがとても美しく、いつまでも大切に使いたくなります。

やわらかな印象のこちらのカバーは、鹿児島睦さんのデザインです。手に馴染むカバーは、オンにもオフにも使えます。

ミナペルホネンのタンバリン柄は、テキスタイル好きに大人気の柄です。ひと針ひと針縫われた丁寧な刺繍がとても美しいですね。

周囲にぐるりとジッパーがついたこちらのシリーズは、ジッパーズといい、A4の紙を入れることができるという優れものなんです。必要な書類を手帳と一緒にきれいに持ち歩くことができます。

カードポケットがたくさんついている手帳カバーも使いやすいですね。手帳を使うときのお供を収めておくと、飽きずに手帳生活を送ることができます。

TRAVELという手帳カバーは、大人っぽくてビジネスにもぴったり。人と会うことの多い人などは誰に見られても恥ずかしくない、素敵な手帳カバーをチョイスしたいですね。

カードスリットもスマートで上質な雰囲気です。カードを扱う指先まで上品になってしまいそう。

キュートなかたちのワイヤークリップは手帳の好きなページを開いておくのに重宝します。いくつか手帳につけておけば、書類整理もあっという間にできそうです。

マグネットマーカーは紙のようにぺろりと取れてしまうことがないクールなアイテムです。指先が差し示したところを強調することができます。

手帳に貼るシールやふせんは、封筒を裏表紙に貼り付けて中にストックしておくと、ごちゃごちゃになってしまうことがありません。ポケットの少ない手帳におすすめのアイデアです。

裏側が透けて見えるシールは、日付の上に貼り付けることができるのでとても便利。手帳がカラフルに彩られます。

100均とは思えないクオリティのダイソーのダークカラーフィルムふせん。フィルムふせんなので、文字の上から貼れば、透けて見えますし、強調したい部分にアンダーラインのように使うこともできます。

こちらはもうすこし大きめのフィルムふせんです。マンスリータイプなら一日の枠をまるごと覆ってしまうことができます。

シールは何種類でも好きなものを使うと、華やかになりますね。丸や四角といったシールのほか、可愛いネコや犬などのイラストシールも楽しい手帳を演出してくれます。

こちらはペン型のフィルムふせんです。好きな幅でカットすることができるので、活用度が大きいふせんです。

定規になっているマステは、測りたいところにぺたりと貼ってあげると大きさを把握するのが簡単になります。目盛りも正確だそうですよ！

手帳用のスタンプなら、ルーチンの予定を把握するのが簡単です。お仕事や学校がお休みの日といった予定表に出ている予定を、ぺたぺた押してみましょう。同じかたちで押せるので、すっきりと見栄えもよくなります。

こちらはなんとフリクションのスタンプです。予定が変わっても、フリクションペンと同じように消すことができるので、心置きなく押しておくことができます！

細長いTO DO用のふせんは、実はカットできるミシン目が入っています。終わったことは、線で消すのではなく、切り取ってしまえるので、やり残していることがすぐにわかります。

こんな風にカットして、別の日のところに貼り直すこともできます。たくさんやることがあるときや、持ち物が多いときに、便利ですね。