ゆったりと、スローな時間を。秋冬のキャンプに【焚き火】のススメ

ゆったりと、スローな時間を。秋冬のキャンプに【焚き火】のススメ

日が落ちればぐっと冷え込む秋のキャンプ。そんな季節に欠かせない楽しみのひとつが「焚き火」です。オレンジ色に揺れる炎や、パチパチと薪がはぜる音は、癒し効果満点の非日常体験。さらには普段おうちではできない、ワイルドなアウトドアクッキングなども魅力です。今回は、初心者でも始められる焚き火の基本や、必要な道具、焚き火で作る多彩なおいしさや楽しみ方をご紹介。暖かく心地良い、秋の夜長の過ごし方を体験してみませんか?2017年11月05日作成

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秋のアウトドア、ココロまで暖まる「焚き火」を楽しもう

炎には、じっと見つめていたくなる魅力があります。自然の中で風を受けて揺れ動き、燃えさかる焚き火なら、なおのこと。これからの季節にキャンプをするなら「焚き火」は欠かせない楽しみですね。
出典:unsplash.com

炎には、じっと見つめていたくなる魅力があります。自然の中で風を受けて揺れ動き、燃えさかる焚き火なら、なおのこと。これからの季節にキャンプをするなら「焚き火」は欠かせない楽しみですね。

焚き火を始める前に。おさえておきたい「基本」

焚き火は、どこでもできるわけではありません。キャンプ場や炊事公園など「火気OK」の場所で行うことが鉄則。火を使う際のルールや条件はしっかり守りましょう。
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焚き火は、どこでもできるわけではありません。キャンプ場や炊事公園など「火気OK」の場所で行うことが鉄則。火を使う際のルールや条件はしっかり守りましょう。

キャンプ場では、焚き火台を使えばOK、というところが多いようです。火を扱うために必要な道具はいくつかありますが、一度揃えれば何度でも楽しめますよ。
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キャンプ場では、焚き火台を使えばOK、というところが多いようです。火を扱うために必要な道具はいくつかありますが、一度揃えれば何度でも楽しめますよ。

地面にかまどを作って焚き火をしても良い場所は「直火OK」と表記されています。直火の焚き火は、かまどの組み方や火の始末などに技術が必要。ある程度慣れてからのほうがいいかも。
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地面にかまどを作って焚き火をしても良い場所は「直火OK」と表記されています。直火の焚き火は、かまどの組み方や火の始末などに技術が必要。ある程度慣れてからのほうがいいかも。

焚き火に必要な道具って?

焚き火台

火の事故を防いだり、地面を熱や灰の汚れなどから保護するためにも、焚き火台があると安心。準備や片付けも楽になりますよ。焚き火台はアウトドアショップやキャンプ用品店などで取り扱っています。
出典:www.flickr.com(@Joseph)

火の事故を防いだり、地面を熱や灰の汚れなどから保護するためにも、焚き火台があると安心。準備や片付けも楽になりますよ。焚き火台はアウトドアショップやキャンプ用品店などで取り扱っています。

火ばさみ、火掻き棒など

火ばさみ、火搔き棒、ショベルなどもお忘れなく。
出典:unsplash.com

火ばさみ、火搔き棒、ショベルなどもお忘れなく。

薪、マッチやライターなど

焚き火の必需品といえば、薪。ホームセンターなどで入手できます。着火用のマッチやライター、焚付けや炭、火おこし器なども必要です。
出典:unsplash.com

焚き火の必需品といえば、薪。ホームセンターなどで入手できます。着火用のマッチやライター、焚付けや炭、火おこし器なども必要です。

革手袋

火を使う際には、熱や火の粉から手を守ってくれる手袋が必須。革手袋なら熱を通しにくく、熱い鍋などを扱う時にも安心です。
出典:www.pexels.com

火を使う際には、熱や火の粉から手を守ってくれる手袋が必須。革手袋なら熱を通しにくく、熱い鍋などを扱う時にも安心です。

焚き火を囲んでしてみたい、10のこと

1. 暖を取る

大切な人と炎の揺らぎを眺めながら、いつもより深い話をして、パチパチと薪のはぜる音に耳を傾けるしずかな時間を。豪華なホテルに泊まらなくたって、忘れられない大切な思い出を作れます。
出典:unsplash.com

大切な人と炎の揺らぎを眺めながら、いつもより深い話をして、パチパチと薪のはぜる音に耳を傾けるしずかな時間を。豪華なホテルに泊まらなくたって、忘れられない大切な思い出を作れます。

2. 仲間と楽しむ

仲間が集まる場所の中心にも焚き火はぴったり。にぎやかにおしゃべりしたり、歌を歌ったり、ゲームをしたり…子供の頃のキャンプファイヤーを思い出しそう。
出典:unsplash.com

仲間が集まる場所の中心にも焚き火はぴったり。にぎやかにおしゃべりしたり、歌を歌ったり、ゲームをしたり…子供の頃のキャンプファイヤーを思い出しそう。

3.川魚を焼いてみる

川辺でキャンプをするなら、渓流釣りと焚き火をいっしょに楽しまない手はありませんよね。すぐ食べる分は塩焼きで、大漁のときは、もう一工夫して薫製づくりにチャレンジするのも楽しそう。
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川辺でキャンプをするなら、渓流釣りと焚き火をいっしょに楽しまない手はありませんよね。すぐ食べる分は塩焼きで、大漁のときは、もう一工夫して薫製づくりにチャレンジするのも楽しそう。

4.「スモア」をつくる

「スモア」は、焼きマシュマロを使ったおしゃれなキャンプスイーツ。まずはマシュマロを炙ります。このままでも美味しそうだけど、もう一手間かけちゃいましょう!
出典:unsplash.com

「スモア」は、焼きマシュマロを使ったおしゃれなキャンプスイーツ。まずはマシュマロを炙ります。このままでも美味しそうだけど、もう一手間かけちゃいましょう!

香ばしく焼けたマシュマロをチョコレートと合わせ、グラハムクラッカーではさめば完成。「もっとちょうだい!(Some More!)」が名前の語源というだけあって、あとをひく美味しさです。
出典:pixabay.com

香ばしく焼けたマシュマロをチョコレートと合わせ、グラハムクラッカーではさめば完成。「もっとちょうだい!(Some More!)」が名前の語源というだけあって、あとをひく美味しさです。

5. アウトドアコーヒーを楽しむ

ケトルを直火にかけ、手挽きのミルで豆を挽き、立ちのぼる香りを楽しみながら珈琲を淹れる…淹れ方はドリップでも、パーコレーターでもお好みで。焚き火のそばでは、ひとつひとつの工程がエンターテインメントです。
出典:pixabay.com

ケトルを直火にかけ、手挽きのミルで豆を挽き、立ちのぼる香りを楽しみながら珈琲を淹れる…淹れ方はドリップでも、パーコレーターでもお好みで。焚き火のそばでは、ひとつひとつの工程がエンターテインメントです。

6. 焼き芋をつくる

「焚き火」といえば「焼き芋」!とダイレクトに連想する方も多いのでは?洗ったさつまいもを新聞紙でくるみ、アルミホイルで二重に巻いて薪の間に差し込むだけ。30分ほどで焼き上がりますよ。
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「焚き火」といえば「焼き芋」!とダイレクトに連想する方も多いのでは?洗ったさつまいもを新聞紙でくるみ、アルミホイルで二重に巻いて薪の間に差し込むだけ。30分ほどで焼き上がりますよ。

7. 炙り焼きを楽しむ

ソーセージにベーコン、チーズやパンなどは、サッとあぶるだけでも香ばしく、格別な美味しさを楽しめます。お酒との相性もGOOD!
出典:

ソーセージにベーコン、チーズやパンなどは、サッとあぶるだけでも香ばしく、格別な美味しさを楽しめます。お酒との相性もGOOD!

8. ダッチオーブンを使う

鋳鉄製の頑丈なダッチオーブンは直火との相性も◎。パンを焼いたり、お肉をローストしたり、焼き芋や煮込み料理を作ったりと、火を使う楽しみを何倍にも広げてくれます。
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鋳鉄製の頑丈なダッチオーブンは直火との相性も◎。パンを焼いたり、お肉をローストしたり、焼き芋や煮込み料理を作ったりと、火を使う楽しみを何倍にも広げてくれます。

【キャンプでパン】我が家の定番!砂浜で焼くダッチオーブンちぎりパン by バリ猫ゆっきーさん
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9. アートな写真撮影

花火を手に持って絵や文字を描き、ロングシャッター(バルブ)で光の軌跡を撮影する「花火文字」はInstagramなどでも人気。薪を使えば、自然な炎の色で「焚き火文字」が楽しめそう。実践するときはくれぐれも周囲や安全に気をつけて。
出典:pixabay.com

花火を手に持って絵や文字を描き、ロングシャッター(バルブ)で光の軌跡を撮影する「花火文字」はInstagramなどでも人気。薪を使えば、自然な炎の色で「焚き火文字」が楽しめそう。実践するときはくれぐれも周囲や安全に気をつけて。

10. ソロで「プチ焚き火」

小さなストーブで楽しむ、お一人様用の「プチ焚き火」はいかが?広いスペースがなくても炎のゆらめきを楽しめます。
出典:

小さなストーブで楽しむ、お一人様用の「プチ焚き火」はいかが?広いスペースがなくても炎のゆらめきを楽しめます。

焚き火をするにあたっての注意

焚き火は「火」を扱う遊び。火傷や火災など、安全面、環境面でのリスクと隣り合わせでもあります。安全確保や環境保全にきちんと注意を払い、ルールやマナーを守って楽しみましょう。
○焚き火OKの場所を選び、場のルールにしたがうこと
○できれば焚き火台を使いましょう
○草地や木のそばは避け、テントやタープの近くでは火を焚かない
○燃えやすい素材の衣類や、紐などが垂れ下がる衣類は避ける
○常に火から目をはなさないこと。子供がいるときは特に注意!
○焚き火の終わりは、完全に消火させること
○帰るときは燃え殻の処分を忘れずに。処分方法は、その場のルールにしたがうこと
出典:

○焚き火OKの場所を選び、場のルールにしたがうこと
○できれば焚き火台を使いましょう
○草地や木のそばは避け、テントやタープの近くでは火を焚かない
○燃えやすい素材の衣類や、紐などが垂れ下がる衣類は避ける
○常に火から目をはなさないこと。子供がいるときは特に注意!
○焚き火の終わりは、完全に消火させること
○帰るときは燃え殻の処分を忘れずに。処分方法は、その場のルールにしたがうこと

まとめ

はじめての焚き火は、小さなものからスタートするのが安心。慣れてきたら徐々に規模を大きくしたり、あわせて楽しむための道具などを増やしていきましょう。キャンプでの時間を特別なものにしてくれる「焚き火」を、安全に、あたたかく、楽しんでみませんか?
出典:pixabay.com

はじめての焚き火は、小さなものからスタートするのが安心。慣れてきたら徐々に規模を大きくしたり、あわせて楽しむための道具などを増やしていきましょう。キャンプでの時間を特別なものにしてくれる「焚き火」を、安全に、あたたかく、楽しんでみませんか?

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