話をじっくり聞いてもらって嫌な気持ちになることってまずありません。

相手の話に耳を傾け、静かにあいづちを打つ。お互いの間に心地よい距離感が生まれると、気持ちのよい時間を過ごせます。

なにかを聞かれたときに、聞かれていないことまで長々と話すことは、相手にとって正直迷惑かもしれません。

相手の時間を奪わないということはマナーです。シンプルな言葉で、端的に説明できるよう努めましょう。

あなたが発する言葉があなたの人生をつくります。言葉は常に丁寧に扱うよう心がけましょう。

物事に対して何かリアクションするとき、同じ言葉ばかり使っていませんか？

言葉の表現力が豊かだと、いざという時に言葉があなたの味方になってくれます。日本語が美しい文章や映画などに触れて表現力を磨くのも良いですね。文化の異なる外国語を学ぶのも良いかもしれません。豊かな言葉は豊かな人生を開いてくれます。

時代や日常の変化に対して、おそれを抱いたり、嫌悪感をあらわにする人もいます。変化を受け入れる柔らかさを持ちましょう。

変化は誰にでも訪れます。人も社会も生きる場所も、ある日突然変わってしまうこともあるかもしれません。どんな時も、気遣いを忘れることなく、変化を柔軟に受け入れる度量を持ちたいですね。

周囲に反対されても、信じた人やことのためならば意志を曲げない芯の強さを持つこと。

けしてぶれることのない信じられるなにかを持っていると、いつでも心穏やかでいられます。

ゆったりとしたスパンで物事に向き合う根気強さを。

結果は焦りすぎないくらいの方がちょうどいい、良きことは自然と訪れるものです。

なにげない暮らしの中にも、美しさはいたるところに溢れています。

ちょっとした季節の変化、朝の空気、雨あがりの濡れた緑、夕焼け空、道端のねこ、紅茶の湯気。感性は人それぞれ違いますが、なにげない日常のなかにある美しさを見つけられたら、お金をかけなくてもたのしい時間はぐんと増えます。

美しさに触れることは、心の栄養になります。日常にある“美しい”を見つける力を大切に育てていきましょう。

質素と貧しさは違います。質素とは、シンプルであること。無駄がないことです。

無駄が多いと、時間もお金も必要以上にかかって心身ともに疲れてしまいます。質素に暮らすということは、身の丈にあったちょうど良い心地よさを見出すということです。

物事を損得で判断してばかりいると、心が貧しくなっていきます。

人に与えることは、豊かさを引き寄せます。

まず、誰かが喜んでくれることを大切にしてみましょう。誰かが喜んでくれると、自分も嬉しくなるはずです。