SNSなどで、親交のある友人の多い少ないにこだわっていませんか？　フランス人女性は、実は友人がとても少ないもの。本当に心が許せる親友数人と家族を大切にしています。

相手の顔色をうかがいすぎて「ノー」と言えない日本人。恋人や夫への要求、職場への改善要求などの意志は、かなり強くハッキリ伝えます。

洋服は、量より質を重んじるフランス人女性。もちろんおしゃれすることも大好きだし、最新ファッションも気になりますが、「似合わない服や自分のキャラクターに合わない服を着ても幸せじゃない」ことをよく知っています。

だから、“定番”のアイテムをとても大切に選び、まるで制服のようにずっと着用します。フランス人女性ならではの、肩の力が抜けたファッションは、最近「エフォートレスシック」として浸透中。私たちも見習いたいですね。

スッと伸びた背筋は、実年齢より若々しく見せてくれます。そのことに気付いているのかいないのか、フランス人女性は年を重ねても、首筋がスッと伸び、肩がすとんとおり、背筋がピンっとしている方が多い印象。

あなたの背筋は伸びていますか？　時にはヨガやストレッチで、肩甲骨まわりのハリをとってあげましょう。

パーティーなどのスペシャルな場以外では、すっぴんが基本のフランス人女性。普段、メイクするとしても、目元だけやリップだけのワンポイントメイクがほとんどです。

私たちも、素顔の自分をまず好きになって、引き算メイクを覚えましょう。

メイクにあまりこだわらないフランス人女性ですが、香水の「香り」は大切にしています。町の薬局には、赤ちゃん用の香水コーナーがあり、出産祝いに贈り贈られることも一般的。それほど、生まれてすぐから香りと切っても切れない関係を築きます。

あなたは“自分の香り”を持っていますか？　香水の香りは強すぎて好きじゃないという方は、アロマオイルなど天然の香りを身に着けても素敵ですね。

ダイエットやメイクなど、外観にあまりこだわらないフランス人女性たち。「太ももが太くても、胸が小さくても気にしない。だって、これが私だもん」。その分、本や映画などで中身を磨くことにこだわります。知性は、アート鑑賞や読書で培われると、知っているのです。

「今度の日曜日ヒマ？○○に行かない？」と聞いても、「どうかな、天気が良ければ行くかも」という、気まぐれな返答のフランス人。反対に、突然「今そばにいるから、行っても良い？」と電話がかかってくることも(電話がなく、突然ドアをノックされることも)

まるで猫のように気まぐれなフランス人女性は、男性からみたら思わず追いかけたくなる魅力的な存在なのかもしれせんね。

夫と子どもがいても、うら若き教え子と激しい恋におちた現フランス大統領夫人の例もあるように、常識にとらわれずに直感で恋愛をするフランス人女性。もちろん恋愛によって引き起こされる、痛みや苦しみはつきものですが、直感を第一に行動します。

一人の時間を大切にするフランス人女性。例えば友人たちと賑やかに集まっていても、フッと席をはずして一人の時間を作ったり、約束があっても「今日は、一人になりたいから」と断り、前向きに楽しむ人が多い印象。また周囲の人も、そのことを寛容に受け止めます。

一人の時間を楽しむのは、フランス人女性への一歩です。

妻だったり、子どもの親だったり、恋人がいても、まずは一人の女性として自立しています。もちろん、家庭は大切にしていますが、妻だから、親だからというような役割でぶれることなく、好きなファッションや仕事、趣味を楽しんでいます。まずはブレない自分を見つけることから始めましょう。

愛がなく、惰性で恋愛関係や夫婦関係が続くことが「無意味」だと感じる人が多いフランス人たち。だからこそ、今目の前にいる恋人や夫への感謝を伝え、愛を伝えます。愛のある恋人関係、結婚生活には、お互いの努力が何よりも大切だと知っているのです。

人間誰しも、隣の芝生は青く見えるものですが、だからと言って他人にはなれないのも事実。収入、容姿、年齢など、他人と比べて苦しくなるくらいなら、きっぱりと止め、自分を心地よくすることに集中しましょう。

干渉してくる他人は、いっそすっぱり距離を置くくらいでもOK。

流行を追い求めない、時には保守的にさえ見えるフランス人女性たち。インテリアやファッション、人付き合いなど、何よりも自分と相手が心地よいことを大切にしています。どんなに流行っていても好みじゃないファッションは身に着けないし、誘われても気乗りしない場には出かけません。

「断ると悪い」「空気を乱したくない」と、ついつい自分の心地よさをないがしろにしていませんか？　自分の心に素直になりましょう。