仕草(しぐさ)が美しい人を目指してみませんか
日常の中で、小さなことを丁寧に。ちょっとしたことを意識しながら、仕草美人を目指してみませんか。
Ⅰ:そっと、丁寧に。静寂を大切にする
静けさと優雅は、たしなみとして繋がっています。
仕草とは、静止しているときも、気配からにおい立つもの。そしてそれは、心を映し出すものです。
物を扱う音、歩く音、パソコンを打つ音。大きな音を立てると、イライラしているように見えたり、ガサツに見えたりしてしまいます。
そっと大切に物を扱おうとすると、自然に丁寧になります。足音に気を遣って歩くと足元は次第に軽やかになってきます。一挙一動に心地いい音やリズムを意識してみることで、あなたの動きはさらに優雅になっていくでしょう。
Ⅱ:「そろえる」「整える」という心がけ
そろえる。
指をそろえる。
膝をそろえる。
足首をそろえる。
体のパーツをそろえると女性らしくキレイに見えます。
箸をそろえる。
靴をそろえる。
洋服をそろえる。
物をそろえてあげると見た目もすっきりキレイで気分がいいだけでなく、なんだか物も喜んでくれている気がしませんか。
整える。
身だしなみを整える。
部屋を整える。
整えるという所作を大切にしてみましょう。形を整えれば自然に心も整って、バランスの良い安定した精神状態に。
触れるものに対して、慈しみの気持ちを持つことで、手の動きが自然と柔らかくなります。ゆっくりした動作の時も、素早い動作の時も、“赤ちゃんに触れるように”を意識してみると動作が丁寧に美しくなります。
Ⅲ:「座る」「立つ」動作を正しく美しく
座るとき、立つときは、バランスを意識します。座っているときは、どちらかのお尻に重心をかたよらせて座っていないか、背筋が猫背になっていないかを常に意識してみてください。立つときは、足の裏の重心を意識しましょう。体重が均等にかかっているか、骨盤が不自然に歪んでないかをチェックしましょう。
頭のてっぺんをちよっと天にひっぱられているイメージで立つと、背筋が自然にスッと伸びます。また、顎が前に出過ぎていないか、上にあがり過ぎていないかもチェックしてみてください。
姿勢が整うと呼吸も整ってくるので美容や健康にも良いことばかり。また、立つとき、座るときに、音がしないように意識してみましょう。所作が自然に丁寧になります。
Ⅳ:動きの中にリズムと音楽を
動くときはリズミカルに。音楽を奏でるように動いてみましょう。ちょっと元気が出ないときも、リズムを味方につけていつものあなたらしさを取り戻して♪
動きは、気持ちを表現します。悲しい、楽しい、嬉しい、腹がたつ・・・知らず知らずのうちに動きに表れてしまういろんな感情を、いつもどんな風に表現しているのかちょっとだけ意識して、見つめなおしてみてください。ひとつひとつの動きを意識することは、自分自身と向き合い、気持ちをコントロールすることにつながります。
おわりに
しぐさは、言葉以上に心を表すとも言われています。ちょっとだけ、丁寧に、静かに、リズミカルに。あなたらしい美しいしぐさを意識してみませんか。
仕草(しぐさ)が美しい人がいると、つい見入ってしまいます。美しい仕草には、人の心を動かす力があります。