古民家っていいよね
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
古民家に住むなら知っておきたい10のこと
快適で素敵な古民家ライフのために、古民家に住むときに考えたいあるいは気をつけておきたいことをご紹介します!
その1.「古民家」の認識は人によって違う!
例えば不動産屋さんで古民家を探していると言えば「築年数どれくらいの家ですか?」と聞かれるでしょう。どうしてもイメージとビジュアル先行で「古民家」に住みたいと言ってしまいますが、その定義はあいまいで定まっておらず「古い民家」といえば築10年の家でも中古物件には変わりありません。「戦前に建てられた家、築100年くらいの家、この地域で探したい、間取りは…」というように具体的にどれくらい古いどのような家を探しているかプロに伝えましょう。イメージ写真を集めておくとさらに具体的にイメージが伝わりやすくなります。
その2.家はどこで探したらいいの?
「空き家バンク」ってご存知ですか?地方には高齢化に伴う住宅の住む人がいない古い「空き家」が問題になっています。「空き家」が増えると治安上も良くないですし、税金も徴収できませんので地方自治体としては何とかしたい状況です。そこに民間の団体に委託して空き家の所有者と購入者を結びつけるサイトができました。自治体が空き家を紹介し購入者と所有者が直接にやりとりをし契約をするので仲介手数料や紹介料は発生しないことが多いのですが、業者を挟まないことで不安な面があり、利用はそこまで進んでいません。
住みたい地域の不動産会社で「古民家」の売り物件やもしくは賃貸物件を探すか、または田舎暮らしをするための「古民家」を探している方はそれに特化したマッチングサイトを利用するほうが良いでしょう。古民家としての不動産の価値を鑑定をしているので、より求める理想に近い古民家に出会える可能性も広がります。
その3.買うのは「格安」その後の経費は「高い」
しかし、安いからと勢いで購入してしまうと、購入後のメンテナンスが想像以上に高いことが大いにありえます。
美しくリノベ、リフォームされた中古物件も同じく、配管等は建物と同じように経年劣化をしています。他の中古物件と同じくその建物の修繕履歴を必ず確認しましょう。それを確認することで、今後発生する経費がわかることがあります。中古物件は安く買えるがメンテ費用がかかるというのが常識。古民家も同様です。
その4.リフォーム・リノベーション、利用計画はしっかりと
古民家のリフォームやリノベーション工事は元々ある梁や柱を利用して、その古民家の風合いを残して建物を再生します。資源の保護にもなりますし、日本家屋の持つ部屋全体を大きく使う間取りは大変魅力的です。また現代病と言われる「シックハウス症候群」の心配も無いのでとても環境に優しい住まいといえます。この古民家の心地よさを活かしてカフェやホテルなど商業利用したいと考える方もとても多いでしょう。
しかし、古民家の風合いを残すためにそれに見合った資源を使用しリノベーション、リフォームをするとなるとその材料費が高くつくことになり、工事費用が想定外に高くなります。
物件購入前に信頼のおけるリフォーム業者さんにお願いして、できれば同行してもらってどうリフォームしたいかなど希望を伝え、見積を出してもらい購入段階に入りましょう。このリフォーム計画をしっかり立てることが成功の秘訣です!
その5.その資金計画は大丈夫?
このような状態を予想して、リフォーム工事プランを再度見直したり、複数の銀行に相談したりなど古民家の購入前にしっかり資金計画をクリアにしておきましょう。
その6.夏は風通し良し、冬は寒い???
古民家や日本家屋の良いところは何といっても夏が快適に過ごせることです。屋根が高く暑い空気がこもらないのでとても冷んやりとして、冷房がいらないことも多いそう。しかし冬はその逆でとても寒いのです。
古民家や日本家屋は気密性がない家が多く、壁や床下、天井からの隙間風が多いのです。リフォームする場合は床下や壁、屋根裏に断熱材を敷くなどして断熱をすることを忘れないようにしましょう。リフォームできない場合でも、窓に断熱シートを貼ることができます。また、空調を循環させるためにサーキュレーターを回すのも良い方法です。
その7.古い物件には「シロアリ」害虫問題がある
実はこのシロアリなどの害虫については不動産購入の際の重要説明事項には入っていません。聞かないと教えてもらえない場合があります。購入の際にシロアリの駆除を済ませているのかなど必ず聞きましょう。その他の害虫、ネズミも出てきたことがあるか聞いておいた方が良いでしょう。購入後のそれらの駆除代金も、購入者にとって痛い出費となります。
その8.地震や災害の備えを確認しよう
近年は大きな地震もあり、その建物の耐震強度が注目されています。日本の建物の耐震基準は昭和56年の6月から新基準になり、震度6強以上の地震ても倒壊しない構造基準とされています。それ以前に建てられた建物は旧耐震基準の建物と呼ばれます。旧耐震の建物でも耐震補強の工事がされていれば安心です。
古民家では築100年以上の建物もあり、やはり耐震強度としては不安な面もあるでしょう。購入の際に建物の耐震に関しては必ず相談しておきましょう。ただし、東日本の震災のような大きな地震でも全く無事だった古民家も多くあるので、古い日本家屋が地震に全て弱いと決めつけるのは早いかもしれません。
その9.古民家の家具はナチュラル素材を取り込もう
その10.「古民家風」インテリア、内装というのもアリ
いつか「古民家」に住んでみたい時は・・・
古民家に住みたいと思ったときに知っておきたい10のことをご紹介しました!いかがでしたか?
憧れの古民家でゆっくりお茶をいただいたり、ボーっと過ごしてみたり。スローライフな古民家での暮らしはやっぱり憧れますね。
新築やその他の物件と同じで、古民家に住みたいと思ったときも下調べや準備がとても大事です。そして最後は、あなたの直観が決め手です。素敵な古民家ライフは手を伸ばせばすぐありますよ☆
日本の伝統的建築様式で建てられた古民家は、ほとんどは梁と柱を組み合わせできた民家のことで、100年以上も前に建てられた家もあり、独特のあの年月を重ねて生まれた木の匂いや冷んやりと涼しい感じ、刻々と流れるような静けさと佇まい、そしてなんとも言えない懐かしさは皆憧れる、異次元に入り込んだような空間です。
今ではその昔ながらの古民家を旅館やカフェにしたり、リフォームで住みやすいさらに素敵空間にすることが可能なのです☆