海外旅行での「困った!」はどうしてる?
そんな時、英語でどんな風に伝えますか?今回は上手に「わたしは困っています」という状況を相手に伝える簡単な英語表現をご紹介します。
「困った!」を表現するシンプル英語
まいったなぁ...困った!
お手上げ状態だという事を伝える定番の表現が「I'm at a loss.(まいったな)」です。“be at a loss~“で“途方に暮れている“というイディオムなので、まずはこのまま覚えてしまいましょう。
応用すると、後ろに“for words”を付け加えて"言葉に詰まっている"、
“of what to do”を付け加えて"何をしたらよいか困っている"ことを表現できます。
もう一度考え直したい...困った!
考え中ということを相手に伝えたい時は「I’m thinking of/about~」だけでも十分ですが、どちらにしようかで迷っているなど、もう少し詳しくニュアンスを伝えたい時ってよくありますよね。
例えば、一度決めたけど、もう一度考え直しているときに使えるのが「I'm having second thoughts about ~(~について考え直しています)」。考えるのは二回目なので、"second thoughts(二番目の考え)"という言葉を使った覚えやすいフレーズです。
どっちにしたらいいのかわからないという時は「I’m torn between A and B.(AとBで迷っています。)」を使うと良いでしょう。“Torn”は「裂け目・割れ目」を意味し、何かしらの問題に板挟みになって悩んだり迷ったりしているというニュアンスが伝えられますよ。
金欠で大ピンチ...困った!
お財布事情が苦しくてとっても困っている状況は「I’m broke...(お金がない…)」という表現が使えます。brokeはよく聞かれるbreak(壊す)の過去形としてではなく、“broke(無一文の)”を意味する形容詞です。
I’m broke...に、強調の副詞“flat(全く、完全に)”を入れて、「I’m flat broke...」とすると、より「お金がない!」という困った状況を相手に切に伝える切迫度の高い表現になります。出来れば使う機会がないことを祈りたいですね。
トラブルに巻き込まれた...困った!
やっかいごとに巻き込まれてしまったときは「I’m in deep trouble/ I’m having trouble.(トラブルに巻き込まれてしまった。)」と表現します。
逆に誰かをトラブルに巻き込んでしまったときは「I got A into trouble.(Aをトラブルに巻き込んでしまった)」で表現できます。誰かを巻き込んでしまったときは「I’m really sorry.」と付け加えることも忘れずに♪
体調が悪い...困った!
気分が優れないときは無理せず「I'm not feeling well.(体調が良くないです)」と伝えましょう。
約束があるなら「I can't go today.(今日は行けません)」や「I think I should take some sleep today.(今日は休ませてもらうね)」も付け加えられるとさらにベターです。
怒らせてしまった...困った!
不用意なひと言で相手を怒らせてしまったという時は「I feel bad about angering A(Aを怒らせてしまって気まずい。)」が使えます。
Feel badは、体調不良の時も使えたり、状況に応じてニュアンスを変えられる便利な表現ですよね。この場合は怒らせてしまったことに対してbadな(気まずい)気分であるという意味になります。このように伝えることで、相手から的確なアドバイスがもらえ、問題が解決へとすすむかもしれません。
あんなこと言わなければよかった...と後悔している気持ちを表現したいなら「I regret making A angry with B.(BでAを怒らせてしまったことを後悔している。)Bにはcomment(発言)やbehavior(ふるまい)などの単語を入れて、状況に合わせて使い分けましょう。
わぁ恥ずかしい...困った!
大通りで転んでしまった、人前で失敗してしまったなど、恥ずかしい思いをしたときはembarrassという動詞が使えます。embarrassは「恥ずかしい思いをさせる」という意味なのでbe動詞またはfeelとくっつけて、「I'm/feel embarrased.(恥ずかしい思いをする)」になります。
うつむいているより「That was embarrassing.(あれは恥ずかしかった)」と笑い飛ばしてしまった方が、恥ずかしさも軽減しそうです。
迷子になっちゃった...困った!
知らない土地を旅していれば、道に迷ってしまうこともあるかもしれません。迷子であることを伝えるシンプルなフレーズは「I am lost.(道に迷っています)」です。
その後に「How can I get to A?(どうやってAに行けばいいですか?)」を付け加えれば、目的地までの道順を聞くことができます。近くにいる人の助けをかりて、このピンチを乗り切りましょう!
あれ?なくしちゃったかも...困った!
「I’ve lost my wallet!!(お財布なくしちゃった!)」
さて、ものすごいピンチに遭遇してしまいました。「I lost~」で「~を失くした」という意味になりますが、今もそれがないという状況を伝えるにはちょっと足りません。「I’ve lost~」と現在完了形にすることで今現在もないという事を伝えることができます。
どうしたらいいのだろう...困った!
自分で「どうしたらいいのかわからない」という切羽詰った気持ちを伝えるには次にご紹介するフレーズが使えます。
何をしたらいいか戸惑っている状態は「I don’t know what to do.(何をしていいかわからない。)」で表現することができます。さらに相手にアドバイスを求めたい時は「What should I do?(どうしたらいい?)」と聞いてみましょう。
先ほどのものを失くした時のフレーズとあわせて使えそうですね。
聞き取れなかった...困った!
外国人の方に勇気を出して助けを求めたはいいけれど、いざ声をかけてみたら相手の言っていることが聞き取れなかった!なんてことも。ますます焦ってしまうかもしれませんが、次のフレーズでもう一度聞き返して確認しましょう。
・Sorry?(すみません、何ですか?)
・Could you say that again please?(もう一度言って頂けますか?)
・Could you speak more slowly?(もう少しゆっくり話して頂けますか?)
・I’m sorry, I didn’t catch what you said.(ごめんなさい、よくわからなかった。)
もしスカイプや電話で声が小さくて聞こえないという場合は「I can’t hear you well.(よく聞こえません。)」も使えます。
どれか1つ覚えておけば十分ですが、いくつか表現を覚えておくと◎。毎回違った表現で聞き返すことができるので、何度も聞き返してしまった時も『聞き返されてばっかり』という印象が薄れるんです。2、3個覚えておきましょう。
困った!を英語で解決
いかがでしたでしょうか。
楽しいはずの海外旅行、トラブルが起きたときはちょっぴり凹んでしまうかもしれませんが、解決できればいい思い出に♪今回ご紹介した「困った!」を伝える英語表現は、短くて簡単なフレーズばかりなので英語になれていない方でもすぐに使えるようになりますよ。一度読んだだけでは覚えられなくても、いざという時にはぜひまた見返してみてくださいね♪ Have a nice trip!!
ワクワクする海外旅行、あれこれ万全の準備をしていても、異国の地ですからトラブルはつきものですよね。また、トラブルまでとはいかなくともレストランやバーで海外の人と話していて「困った!」と思ったことがある人も多いのでは?