多肉植物に魔法をかける『TOKIIRO』の世界
そんなユニークな形や色を持つ多肉植物は、様々な種類や器と組み合わせてアレンジすることでさらに魅力を増します。
今回は、そんな愛すべき多肉植物に魔法をかけたかのように素敵にアレンジする、多肉植物スタイリストの『TOKIIRO』についてご紹介します。
『TOKIIRO』とは?
『TOKIIRO』は、多肉植物に特化したアレンジを提案している近藤義展さん・友美さんご夫婦によるユニットです。今では国内外にファンをもつTOKIIROのお二人ですが、きっかけは奥様が旅先でみつけた素敵な多肉植物のリースだったとか。この出会いがきっかけで、今や独特のセンスが光る作品を次々に作り出されているそうです。
手のひらサイズの多肉アレンジから展示会・発表会などの空間デザイン、各地でのワークショップなど多岐に渡り活動をされています。
表現する場所が小さな器であっても、大きな空間でも、ストーリーのある世界観を創り上げるのがTOKIIROのこだわり。
花が咲いたり紅葉する多肉植物の四季の色を楽しむようにと、時間が経過した時のことも考えられたアレンジが特徴的です。
最近では、ミナペルホネンの新店舗「コール(call)」や那須の「Shozo store」での取り扱い、台湾でのイベント・・など、わたしたちキナリノ読者お気に入りの場所でも展開されているそう。可愛いらしいだけじゃない、こちらの写真のような世界観も表現されています。
『TOKIIRO』に学ぶ多肉植物の寄せ植えの基本
この多肉植物の魅力を引き出すものといったらやはり寄せ植え。『TOKIIRO』のようなアートなアレンジとなると高度なセンスが必要ですが、素敵なアレンジを見本に自分でも作れたら良いですよね♪ここで簡単に寄せ植えの流れをご紹介します。
道具&材料
まずはどんな作品にするかイメージして、器や苗選びからスタート。ポイントは成長期や原産国が同じものを選ぶと育てやすいとか。あとは時間が経過したときの色合いや育ち方も考えて選ぶと良いそうです。
ワークショップについて
自己流で寄せ植えのアレンジも楽しいですが、細かな点を質問したりできるのがワークショップの良いところ。『TOKIIRO』のワークショップでは、寄せ植えはもちろん、多肉植物とうまく付き合う方法や管理の方法やコツなどを教えてもらえるそうです。
「サボテンも枯らすんです・・」という人にも優しく教えてくれるワークショップは、各地のマーケットやイベントで開催されています。興味がある方は是非、『TOKIIRO』のセンスを身近で感じてみてください♪
多肉植物の素敵なアレンジ
優しいグリーンで作られたウエディングブーケ。結婚式前にこのブーケに出会いたかった・・と思う人も多いのではないでしょうか?眺めているだけで心が穏やかになっていきます。
多肉のタブロー。季節の色に変化しながら家族やお客様、みんなを笑顔にしてくれそう。
フラワーバスケットのようにぎゅっと詰まった瑞々しい多肉たち。お花のように華やかで、サラダのように美味しそうでもあります。
「休日」と名づけられた作品。自然豊かな地球の休日、のんびりと青い海に漂っていたくなる気分です。イデーショップの展示も記憶に新しい、竹村良訓さんの器へのアレンジです。
「夏島」という作品。険しさと穏やかさの両面を併せ持つ世界だそうです。淡いトーンの多肉部分に反してごつっと男らしさもある竹村良訓さんの器。コントラストが絶妙です。
イイホシユミコさんの器にアレンジされた作品。シンプルで芯がある姿が美しい。
紅葉した多肉がポイントになって可愛いリース。季節の移ろいを多肉植物を通して楽しめるのが素敵ですね。
おうちの器からのぞく多肉植物。北欧インテリアにもそっと馴染みそうな雰囲気です。
ヤシの木のようにもみえるアレンジ。深紅のグラデーションがエキゾチックな雰囲気。この舞台のストーリーが聞きたくなるような作品です。
キューブ型の器にこんもりとアレンジされた繊細で色鮮やかな世界観が楽しい作品ですね。
まるでカシスやベリーを使ったスイーツのような大人可愛いアレンジでしょうか。テーブルの上において秋を感じたくなります。
古道具と多肉植物のコラボレーション。それぞれのストーリーが重なり新しく生まれるユニークなアート作品です。
「色々移らふ」という作品。飯高幸作さんの柔らかな器の上で起こるゆったりとした変化を愛でたくなります。
おわりに
いかがでしたか。ぷにぷにと可愛いあの多肉植物がこんなにも様々な表情を魅せるとは・・多肉植物の底力とTOKIIROさんのセンスに脱帽してしまいます。いま多肉植物をお持ちの方も、これから取り入れたい方も今回の内容が少しでも参考になれれば嬉しいです。秋を迎え、これからますますおうちが楽しい季節♪癒し効果抜群の多肉植物をインテリアに取り入れてみて下さいね。
ぷっくりとしたフォルムが魅力の多肉植物。小さな体に水分をしっかり蓄えて丈夫に育ってくれることから、気軽にグリーンを楽しみたい方に人気の植物です。