もともとは恋人たちのために生まれた“花言葉”
花言葉の豆知識
国や地域・宗教などにより花言葉の意味が違ってくるのだとか。日本で使われる花言葉の多くはイギリスからきたものなんです。
一つのお花でもたくさんの意味をもつものもあります。また、色によって意味が変わってしまうものもあるんです。贈るときには、気をつけたいですね。
様々なシーンに。花言葉をプレゼントに添えてみませんか?
「ありがとう」や「おめでとう」の気持ちを込めて
花言葉で友達の努力を応援するのも素敵
再会や卒業を祝して、プチブーケと一緒に花言葉を
出会いと別れの季節にはプチブーケが大活躍!花言葉を添えた小さなブーケなら、相手に負担を感じさせずに、印象的なプレゼントにすることができそうです。
誕生日花を花言葉とともに贈る
照れてしまうなら、英語の花言葉を添えるのはいかが?
感謝の気持ちを花に託して。プレゼントにも◎の愛のある花言葉
赤いバラ= I love you / あなたを愛しています、情熱
赤いバラの花言葉は、「あなたを愛してます」「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」。真っ赤なバラは人気が高く、女性へのプレゼントだけでなく還暦のお祝いにも喜ばれます。
スズラン=純粋、幸福の再来
ヨーロッパでは、5月1日のスズランの日に愛する人へスズランのお花を贈る風習があります。花言葉は「幸福が帰る」「幸福の再来」「意識しない美しさ」「純粋」。
保存瓶に活けているのでしょうか…。こんな斬新な飾り方も素敵ですね。
ポインセチア=清純、祝福する
クリスマスには、こんなロマンティックな雰囲気でお部屋に飾ってみても。
ブーゲンビリア=情熱、あなたしか見えない
スミレ=誠実、小さな幸せ
スミレは、人気のエディブルフラワー(食べられるお花)のひとつです。スミレの花を砂糖漬けにすることもできるんですよ。
センニチコウ=変わらない愛情を永遠に、不朽
センニチコウ(千日紅)は、その名の通り夏から秋まで咲き続けていたり、ドライフラワーとしても使われる、長く楽しめるお花。その花言葉にも、「変わらぬ愛」「不朽」「変わらない愛情を永遠に」といった長く続く幸せへの願いが込められています。
マーガレット=真実の愛、恋を占う、予言
花菖蒲(ハナショウブ)=あなたを信じます、優雅
花言葉の「うれしい知らせ・メッセージ」は、虹を渡って届けられる便りにちなむもので、アヤメ(アイリス)属に共通する花言葉です。そのほか、「あなたを信じます」「優しい心」「優雅」といった花言葉も持っています。
ジャスミン=あなたは私のもの、愛らしさ、官能的
実は、花名のジャスミンは、ペルシャ語の「ヤースミーン(神からの贈り物)」に由来するといわれます。香りの王はジャスミン、香りの女王はバラといわれ、香水やジャスミン茶の原料にも使用される花。クセになる魅惑の香りが花言葉にもあらわれているのです。
ヒマワリ=私はあなただけを見つめる、愛慕、崇拝
胡蝶蘭(コチョウラン)=幸せが飛んでくる、清純、あなたを愛します
華やかなイメージのある胡蝶蘭ですが、こんなふうに日常の生活のシーンにさりげなく取り入れることもできます。
ブルースター=信じあう心、幸福な愛
ガーベラ=希望、優しさ、燃える神秘の愛
ツユクサ=なつかしい関係、尊敬、密かな恋
コスモス=調和、乙女の純真
桔梗=永遠の愛、気品、清楚
ベゴニア=片思い、愛の告白、幸福な日々
アイビー=永遠の愛、友情、不滅
勿忘草(わすれなぐさ)=私を忘れないで、真実の愛
「好き」の気持ちを込めて。相手を褒める笑顔を招く花言葉
椿=控えめな素晴らしさ、気取らない優美さ
カスミソウ=幸福、無邪気、親切
桜=あなたの微笑み、潔白、優美な女性
デイジー=平和、希望、無邪気
もっともポピュラーな白いデイジーには「無邪気」という花言葉もあります。お花の見た目にぴったりの花言葉で、相手にも分かってもらいやすいので、ギフトとしても贈りやすいお花です。
ネコヤナギ=自由、開放的、努力が報われる
注意したい。色や種類によって異なる花言葉
別れを予感させる悲しい意味もある「アネモネ」
また色によっても花言葉が変わります。赤:君を愛す、紫:あなたを信じて待つ、白:真実・真心
まったく違う花言葉を持つ「たんぽぽ」
たんぽぽの綿毛が一斉に飛んでいく様子から「別離」という言葉も、たんぽぽの花言葉になっています。たんぽぽをプレゼントとして贈るときは、シチュエーションに注意する必要がありますね。
色によって意味が変わる「バラ」
赤:愛情、情熱、黄:嫉妬、不貞、白:尊敬・私はあなたにふさわしい、ピンク:上品・しとやか、薄オレンジ:無邪気・さわやか、青:神の祝福・奇跡…贈る際には気をつけて。
贈るなら白がおすすめの「ユリ」
しかし黄色やオレンジのユリには、陽気・偽り・軽率といった少しイメージがかわる花言葉も。プレゼントには白いユリを贈りたいですね。
不吉な印象を持つ人も多い「彼岸花」
曼殊沙華や狐花などたくさんの別名を持つ彼岸花。この花はまず花を咲かせてから、葉を伸ばすという特徴があり、ゆらゆらと長く伸びた茎から花が揺れる様子はとても幻想的ですよね。花言葉は「情熱」「再会」「また会う日を楽しみに」などで、赤い花の印象から生まれたものが多いといわれています。
母の日には贈る色にご用心!「カーネーション」
母の日に贈るカーネーション。赤いカーネーションには素敵な花言葉がありますが、きれいだからといって他の色をプレゼントすると…悲しまれるかもしれません。
ネガティブな花言葉も併せ持つ「スイレン」
フランスの画家、モネが描いたことで知られる睡蓮の花は、日本中の池や沼で見られる水生植物です。スイレンの一般的な花言葉は「清純な心」「優しさ」「信頼」といったやわらかなイメージの言葉が多いのですが、実はネガティブな花言葉も持っているのでプレゼントとして贈るときは気を付けるようにしましょう。
スイレンのネガティブな花言葉は「滅亡」「冷淡」「終わった愛」で、ギリシャ神話の悲しい物語から由来されているといわれています。たくさんの花言葉を持つ花は意外と多いものなんですよね。
ナルシストの語源にもなっている「スイセン」
「うぬぼれ」「自己愛」「エゴイズム」をいう花言葉をもつスイセン。スイセンの学名Narcissus(ナルシサス)はギリシャ神話の美少年ナルキッソスからきています。復讐の女神ネメシスによって、水鏡に映った自分の姿に恋をし、スイセンになってしまうナルキッソ。その伝説からナルシストの語源ともなっているんです。
黄色には寂しい意味が…「ストック」
美しい意味だけではない「チューリップ」
贈るには慎重さが必要な「菊(キク)」
赤:愛情、黄:やぶれた恋・わずかな愛、白:誠実・真実、濃色:私を信頼して下さい、スプレーギク:私はあなたを愛する
花言葉は、恋人たちのために生まれたものでした。花言葉の歴史は長く、多くは、ギリシャ・ローマ神話、伝説・聖書などのエピソードが由来になっています。そういった背景に、花自体がもつニュアンスがプラスされたものと考えてよいでしょう。