ショートヘアのスタイリングは、ワックス使いがポイント!
ワックスの選び方~
硬さで選ぶ
一般的な硬さレベル
■0 艶出しや質感調整に最適
■1~2 ソフト:少しスタイリング力はあるが弱め、程よい束感が出る
■3~4 ミディアム:ナチュラルにスタイリングできる、ほどよいセット力が魅力
■5~6 ハード:セット力がありやや硬め、しっかりクセを出したいときにも使える
■7~ スーパーハード:ハードなセット力でしっかり立たせたい短めヘアに最適
※数字は目安です。アイテムによってはソフト・ミディアム・ハードの3種類で分かれていることも。正確にはアイテムの説明書を読むことをおすすめします。
質感で選ぶ
ワックスには硬さだけでなく「艶感をだす」「濡れ髪風」「ドライ系」など、様々な質感があるところも特徴のひとつです。“やわらかいタイプ”でも、艶を出すもの、軽くエアリーに仕上がるものなど、質感が変わることで同じ硬さでも全く雰囲気の違うセットになります。テクスチャーだけでなく、この質感にも注目して選ぶと、より理想の仕上がりに近づけますよ。
一般的な質感の種類
■ドライタイプ:軽い質感に見せたい方や、きっちり固めたいときにおすすめ。主にハードタイプに多い質感です。
■ウェットタイプ:ジェルタイプのワックスや、やわらかめのテクスチャーに多いタイプ。しっとりこなれ感を演出します。
■まとまり・束感タイプ:立体感や束感をだしたいスタイルに。パーマやくせ毛風スタイリングにも◎
「ストレート・パーマ」それぞれのスタイリングポイント
【ストレート】基本のスタイリング方法
硬めの髪質の方は…
硬めの髪質の場合、やわらかすぎるワックスでは動きが出しにくので、「4」~「5」程度の硬さのワックスがおすすめです。前途の通り、質感は動きを出すタイプより「艶を出すタイプ」の方が髪を美しくみせてくれます。
柔らかい髪質の方は…
柔らかい髪はトップの根元が立ち上がりにくいのが特徴です。ワックスの硬さは「2」~「3」程度で、程よくソフトなタイプがベスト。質感は「束感の出るタイプ」を選ぶとメリハリのあるスタイルに仕上がります。根本のみ、キープ力の高いスプレーをプラスすると、よりスタイルが長持ちしますよ。
【パーマ】基本のスタイリング方法
硬めの髪質の方は…
硬めの髪質のパーマヘアの場合、硬さは「3」~「4」くらいの、程よいセット力とやわらかさが出るものがおすすめ。パーマの立体感を強調するため、質感は「束感を出すもの」や「艶タイプ」を選ぶといいでしょう。根元からしっかり立ち上がりを意識すると、きれいなシルエットに仕上がります。
柔らかい髪質の方は…
パーマをかけた柔らかい髪質は、ストレートのときよりも、さらにソフトタイプの「1」~「2」の硬さを選びましょう。軽くエアリーにみせる質感が、ふんわり仕上げるポイントになります。水分を含むとパーマが出やすいので、水分量の多いワックスもおすすめです。
【コテで巻いたとき】のスタイリング方法
硬めの髪質の方は…
硬めの髪質のコテ巻きショートヘアには、「3」~「6」の硬さのワックスがおすすめです。やわらかすぎるワックスだと、硬めの髪質には弱すぎて、せっかくのカールがゆるんでしまうのでNG。程よいキープ力があるものを選びましょう。質感は求めるスタイルの雰囲気によって調整すると◎
柔らかい髪質の方は…
柔らかい髪質のコテ巻きショートヘアには、「1」~「4」の硬さで、質感は「ドライタイプ」や「束感を出すタイプ」がおすすめです。ドライタイプは軽い仕上がりに、束感タイプはくっきりとしたカールが楽しめます。ふんわりさせるためにも、硬めのワックスは避けた方がベター。
ワックス使いでこんなに変わる!おしゃれショートヘアカタログ
アクティブショートは濡れ髪風でしっとりと
トップからしっかりレイヤーが入った黒髪ショートは、濡れ髪風にしてこなれ感をプラス。しっかりと根元から立ち上がりが付くようにスタイリングするのが、美シルエットに整えるコツ。ウェットタイプのワックスで、しっとり潤いのある質感を演出。
まとまりと艶感がポイントのきれいめショート
すっきりコンパクトでまとまりのあるショートは、パッツン前髪でキュートな雰囲気に。まとまりを出すワックスで、ボリュームを抑えてセットするのがポイントです。セット力があまりないものでも、艶を出すタイプを使うことで美しい髪質にみせてくれますよ。
前下がりショートは「コテ巻き&ドライな質感」でエアリーに
根元からゆるくふんわり巻き髪にした前下がりショート。襟足をキュッと引き締めて、メリハリあるシルエットに仕上げています。ドライな質感で軽くエアリーに見せると素敵です。
軽さと艶が魅力のコンパクトショート
艶感と束感を強調した、シンプルなコンパクトショート。トップや表面の毛を動きが出るようにスタイリングすると、こなれた雰囲気に。
アクティブカール×束感がおしゃれなショート
根元から内巻・外巻をミックスして巻いたアクティブショートです。ワックスは束感が出るものを使って、毛流れの動きを強調します。アンニュイで大人っぽい雰囲気が◎
しっとり質感でショートヘアを大人っぽく上品に
上品な雰囲気にしたいなら、しっとりまとまり系のワックスがおすすめ。センターパートの長めの前髪がシャープで美しいシルエットにしています。
キュートにするならふわふわカールでエアリーに
トップからふわふわにかかったパーマがかわいらしい印象に。軽めの質感のワックスでくしゃっとパーマを出すのがポイントです。思いっきりカールを出して丸いフォルムをつくりましょう。
ワックスの落とし方も覚えておこう!
ワックスは油分が多く含まれているので、一度のシャンプーだけだと洗い残しが気になる場合も。しっかり基本の洗い方を覚えて、髪に付いたワックスをリセットしましょう。
基本のワックスの落とし方
【2】 ガチガチにワックスが付いている場合、洗面器にぬるま湯を入れて、リンスかトリートメントを1プッシュ程度溶かし、髪全体に馴染ませます。
【3】【2】をつけた状態で、髪を少しずつ手ぐしでとかします(無理にとかすと傷むので気をつけましょう)
【4】 ある程度ほどけたら、再びすすぎます
【5】ここからいつも通りシャンプー、トリートメントをしたらOK!しっかり泡立ててから洗ってくださいね。
最近は0~10まで、数字の入っているワックスが増えてきています。メーカーによって基本の硬さやテクスチャーは異なりますが、一般的にセット力がほぼないに等しい「0」から、数字が大きくなるにつれてどんどん硬めの仕様になっています。硬さに悩んだら、数字を参考にしてみましょう。