恥ずかしくて素足を見せられない.. かかとのガサガサ、どうしよう
そんな「かかと」になってしまったら、誰かに見られたら恥ずかしいし、自分でもガサガサ感が嫌で早く何とかしたい、と思いますよね。
そこで今回は、そんな「かかと」をレスキュー!かかとを滑らかにケアするための方法をご紹介します。
正しいかかとの角質ケアを押さえて、美しい素足に。かかとを堂々と披露できるサンダルスタイルを、自信をもって楽しみましょう。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
【基礎知識編】どうしてかかとは、ガサガサになりやすいの?
もともと乾燥しやすい性質を持っているから
過度な負担がかかりやすい部分だから
かかとには、体重のおよそ70%の圧力がかかっているといわれています。もともと過度な負担がかかりやすいパーツなので、荒れやすいこともガサガサの要因です。
足に合わないパンプスや、クッション性の悪い靴、サイズが合わない靴を履くことも、かかとのガサガサ悪化に繋がります
体重をささえるため角質層が分厚く、そのためターンオーバーが遅いから
かかとは体重を支えたり、動きの衝撃に耐えたりするため、もともと角質が厚くなるようになっています。顔の皮膚は0.02ミリほどで、ターンオーバーはおおよそ14日といわれています。一方、かかとの皮膚は2ミリと顔の100倍もの厚さがあり、ターンオーバーには120日もの長い期間が必要です。
新陳代謝が遅いということは、古い角質がそのまま溜まっていきやすいということなのです。この性質を知ると、習慣的にケアする必要があることが、お分かりいただけると思います。
乾燥など、いろいろな要素が複合的にからむと、角質層が異常に厚くなる「角化」という現象も。ひび割れ、出血を伴うほど悪化する場合があります。
【実践編】お家でできる「かかとの角質ケア」おすすめ3つの方法
1.保湿クリームを塗りこむ
かかとの角質ケアには、保湿効果の高いクリームを使って足裏マッサージをするのがおすすめ。かかとは優しく手のひらで包み込むようにして、じっくりクリームを塗っていきましょう。そのまま、足先からふくらはぎ、すねにまでマッサージをしていくと、血液循環もよくなります。
保湿クリームは、尿素やビタミンEが含まれているものがオススメ。
尿素が配合されているクリームは、角質をやわらかくする効果があり、角質の水分保持を増強してくれます。
ビタミンEが配合されているクリームは、皮膚をやわらかくし、血行を促進する効果があります。
お風呂に入ったあと、かかとに水分が含まれているときに保湿クリームを使ってケアを行うと効果的です。
【尿素配合の保湿クリーム】口コミ高評価のおすすめ商品 2選
尿素配合のこちらの保湿クリームは、フットケアブランドとして有名なドクターショールのもの。保湿クリームにありがちなべったりとした質感はなく、5分ほどで肌にしっとりと馴染みます。お風呂上りに使い続けることで、もっちりとやわらかなかかとが実現します。
資生堂の尿素配合保湿クリームは、さらりと軽い質感でべたつきが嫌いな人にはおすすめのクリームです。無香料で使いやすく、ガサガサのかかとがしっとりと潤います。手にも使えるので、水周りに置いておくと重宝します。
【ビタミンE配合の保湿クリーム】口コミ高評価のおすすめ商品
こちらのクリームはアロエエキス、ビタミンEを配合した足用の保湿クリームです。戦後発売され、多くの人に愛用されてきたももの花シリーズのひとつで、しっとりとした使い心地が特徴です。乾燥によるひび割れや荒れを防いでくれます。
2.かかとケア専用靴下をはく
かかとケア専用靴下は、その名のとおり、かかとケアに特化して作られている靴下。
履くだけでザラザラになったかかとを保護し、ほどよく保湿して乾燥から守ってくれるもの。ガサガサかかとの大きな原因は乾燥なので、かかとケア専用靴下を履くことですこしずつ、ガサガサが改善していきます。かかとケア専用靴下はドラッグストアや通販などで手に入れることができます。
筆者がおすすめしたいかかとケア専用靴下は、こちら。
シルクプロテイン入りシリコン特殊加工のシリコンラップ効果で、かかとをしっとりと保ってくれます。薄手の生地なので、普通の靴下を重ね履きすることもできます。お洗濯して何度も使えるので、衛生的なうえ、経済的です。
3.重曹(ベーキングソーダ)をつかってケアする
ナチュラルなお掃除アイテムとして人気の重曹は、実は美容アイテムとしても使えるのをご存知ですか?
重曹は弱アルカリ性の性質を持ち、古い角質を除去したり、タンパク質汚れを分解して落とすことができます。硬くなったかかとにも重曹は効果的です。
① 重曹足湯
※お湯が熱すぎると皮膚の乾燥が進むので、38度くらいまでのぬるま湯にするのがおすすめ。重曹が皮膚をやわらかくして、角質を落としやすくなります。
② 重曹ペーストをかかとに塗る
② そして、かかとやひじに重曹ペーストを塗り、少しおいてからよく洗い流しましょう。
【番外編】角質を直接的に除去したい場合は・・・
かかとの角質を「直接的に除去」する方法としては、軽石や角質やすりで削ったり、足を覆うような角質パックが代表的です。
しかしこの角質取りには、気を付けなければならない点、リスクもあります。長い時間をかけて行ったり、頻度を多くしたり、力を入れすぎたりすると、正常なお肌にまで傷をつけてしまうことがあるので注意が必要です。
❶「軽石・角質やすり」を使って、ガサガサ部分を削る
軽石とは溶岩が固まってできたもので、昔からフットケアアイテムとして使われてきたお馴染みのもの。角質やすりとは持ち手がついた板状のやすりで、ステンレス製やガラス、耐水ペーパーなど様々な素材のものが発売されています。軽石、角質やすりは直接、硬くなったかかとに当てて角質を削り取っていくものです。
こちらは耐水ペーパーを使った角質やすりです。目が細かい面と目が粗い面があり、角質の厚さによって削り方を変えることができます。ガサガサかかとにはまず目の粗い方でざっと削った後、目が細かい方で仕上げます。
【こちらも確認を】角質を必要以上に削らないようにしましょう。
軽石や角質やすりを使うと、みるみる角質が落ちていくので、つい必要以上に力をかけてしまうことがあります。古い角質部分だけを落とせればいいのですが、やりすぎてしまうと皮膚がひりひりと傷んでしまいます。
また、角質を必要以上に削ると、刺激から皮膚を守ろうとさらに角質が厚くなることがあります。角質削りをした後は、必ず保湿クリームなどを使ってしっかりと保湿してあげることが大切です。
❷「足の角質パック」を使って、脱皮のように角質を剥がす
足の角質パックは、薬液に足裏を浸して角質を落としていくというもの。浸す時間や効果があらわれて角質が落ちてくる時間は商品によって異なります。おおむね一週間程度かけて、少しずつ角質がぽろぽろと剥がれ落ちていきます。
【こちらも確認を】効果が強く効き過ぎるケースが多い為、表示よりも短い時間で試すと安心。
薬剤を使った角質パックを使う際には、効果が強く効き過ぎるケースが多い為、表示よりも短い時間で試すと安心です。リスクを知ったうえで、自分で判断して使いましょう。
正しくお手入れして、がさがさ知らずのかかとを手に入れましょう
かかとは乾燥しやすいところ。そう割り切って理解したうえで、自分にあったかかとケアを続けて、きれいな素足を取り戻しましょう*
実は汗腺がある足裏。なんとなく足の裏が湿っているとき、それは汗をかいている証拠。このように水分は出ていくのに、足裏には皮脂腺がまったくありません。
そのため、皮脂膜を作ることができず、角質内の水分を保持しておくことができないのです。これが、かかとが乾燥しやすい理由です。