こんなプチ不調ありませんか
手足が冷える、ずっと頭痛や肩こりがある、倦怠感がひどい……。いつものことだからといって、体からのサインを無視していませんか? 症状がひどくなり、体がボロボロになってからでは、回復するのに時間もお金もかかってしまいます。まだ症状が軽いうちに、いまいちど体の声に耳を傾けてみませんか。
冷え
女性の大敵、冷え。自覚している冷えはまだ対策ができますが、自覚できていない冷えもあったりします。体温が低いと、そのぶん免疫力が落ち、代謝も下がって体内の悪いものが出ていきません。上半身は寒くなくても、腰まわりや足もとはひんやりと冷たくなっていませんか? 自分の体で冷えているところがないか、手で触れて確認してみましょう。
疲れ
ちょっとしんどいけれど、まだ頑張れる。こんなことで弱音は吐けない。こんなふうに、頑張り屋さんほど疲れを甘く見てしまいがちです。気持ちを強く持って踏ん張ることもときには必要ですが、疲労は蓄積すると不眠や食欲不振、意欲の低下などを招きかねません。あなたの疲労度は今どのくらいでしょうか? 食事や睡眠がきちんととれているか、振り返ってみてくださいね。
ストレス
仕事に家事に、忙しい毎日に追われてストレスフルになっていないでしょうか。適度なストレスはモチベーションを維持するのには役立ちますが、体も心も蝕んでしまいます。現在のストレスレベルはどのくらいでしょうか。ストレスに感じていることを紙に書き出してみると、自分が今どのくらいストレスを抱えているのかを客観的に見ることができます。
痛み
頭痛や肩こり、腰痛、生理痛などの痛みは、体からの分かりやすいサインです。筋肉が凝り固まっていたり、巡りが悪かったりするほか、生活習慣や冷え、ストレスが原因であることも。あなたの痛みはどこにありますか? 思い当たる原因は何でしょうか。生活の一つ一つを振り返り、改善できそうなことを探してみましょう。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
ココロのケア方法
毎日がストレス過多で、頭の中はいつも悩みでいっぱい。忙しすぎて自分のことは後回し……。そんな目まぐるしい日々のなかで、なんとなく調子が悪いということはありませんか? 心と体はつながっていて、どちらかがバランスを崩すと、もう片方も調子が悪くなるものです。心と体、両面へアプローチするケア方法をご紹介します。
冷え取り
心のケアに冷え取り?と思うかもしれませんね。でも想像してみてください。足先が冷えてどうも調子が悪いとき、あったかい足湯に浸かったらホッとしませんか? それと同じことです。イライラしたり、不安だったり、落ち着かなかったりするとき、頭は熱く、足は冷えている状態になっています。足湯や半身浴、湯たんぽや靴下の重ねばきなどで、下半身を温めるようにしましょう。
1分瞑想
瞑想やマインドフルネスが心の健康によいことは広く知られていますよね。興味はあるけれど難しそうと感じている方も、1分だけならできそうな気がしませんか? 不安で胸がドキドキしたとき、怒りがおさまらないときに試してみてください。姿勢を正し、目を軽く閉じ、呼吸にフォーカスするだけです。きっちり1分でなくてもOK。外界の情報や刺激を一時的にシャットダウンし、浅くなった呼吸を深くゆったりとしたものへと導きます。
体を動かす
イライラしたり、うつうつしたり、感情をコントロールできずにつらいとき。気持ちを切り替えるいちばんの方法は、体を動かすことです。ネガティブな感情にとらわれていると、どんどん身動きができなくなってしまいます。そうなる前に、ちょっと歩いてみたり、ストレッチしてみたり、できることをやってみて。料理をしたり、何か作業をしたり、手元を動かすだけでも効果があります。
カラダのケア方法
冷えや疲れ、頭痛や肩こりなどの痛み……。体質だからとあきらめていませんか? 毎日の生活を見直し、少しずつ根気よくケアし続けていけば、体もそれに応えてくれるものです。特別難しいことはありません。何かをしながら、いつもの習慣のついでにできることばかりです。
いつでもどこでもツボケア
気になる不調をいつでもどこでもケアできるのが、ツボケアです。息を吐きながらゆっくりと押し、息を吸いながらゆっくりと手を離します。通勤途中やデスクワークの合間にできますし、時間があればお灸も効果的。万能ツボといわれる「合谷」「湧泉」の二つを覚えておくだけでも、ちょっとしたスキマ時間にケアできるのでおすすめです。
いつもの食事にプラス
体に良い効果をもたらす食材を、いつもの食事にプラスしませんか。冷えに効くのはショウガやタマネギ、頭痛にはシナモンや小豆、気分の落ち込みには肉類や豆類を。体を温めたり、気の巡りをよくしたり、エネルギーを補ったりする効果があります。
お風呂でリンパマッサージ
体内の老廃物の通り道であるリンパ。この流れがとどこおると、老廃物が体内にたまり、冷えやむくみの原因になります。リンパの出口である鎖骨下のつまりをほぐしてから、脇→腕、そけい部→脚の順にマッサージすると効果的です。お風呂で体を洗うときのついでや、湯船につかりながらなど、いつものお風呂タイムにプラスするだけ。シャワーでリンパを刺激するのもおすすめです。
セルフケアでプチ不調にさようなら♪
自分一人でできる、プチ不調のセルフケア方法をご紹介しました。心と体の両面からケアしていくことで、あきらめていたプチ不調もおのずと改善してくるはずです。全部を一度にする必要はありません。できそうなことから、すこしずつ試してみてくださいね。
空気が乾燥し、気温も上がらない季節。冷えや疲労感などのプチ不調を抱えていると、免疫力が落ちて、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。そうならないためにも、日頃からプチ不調を上手にケアしておきたいものです。