お酒がNGの時でも大丈夫。ノンアルコールワインを味わおう
ノンアルコールワインってどんなもの?
ノンアルコールワインの製法
アルコールを抜く方法
ワインからアルコールを抜く方法には、「減圧蒸留法」「逆浸透法」「揮発性物質回収法」などがあります。それぞれプロセスは異なりますが、大まかに言うと蒸留や遠心力などでアルコールを取り除き、香り・成分・水分などを戻す製法です。このタイプのノンアルワインは本来の味わいが損なわれにくいのが特徴です。
アルコールの発生を抑える方法
アルコールを抑制する方法には、「発酵の元となるぶどうの糖分を減らす」「発酵を途中で止める」「アルコールを生成しない酵母を使う」といった製法があります。このようなノンアルワインは果汁の味が際立つのが特徴です。
ノンアルコールワインとぶどうジュースの違いって?
「アルコールを発生させない製法があるなら、ぶどうジュースと同じでは?」と思う人も多いはず。でも、果汁を絞っただけのジュースに対し、ノンアルワインは本物に近い風味を出す工程を経て完成しています。そのため、出来上がりの味も全く違うものになるんです。
カルディや成城石井で人気なのはノンアルワイン風のジュース
カルディで人気の「ピュアポム スパークリング」は、本格的な味わいからノンアルワインと認識されることも多いジュース。果汁100%の炭酸ジュースなので年齢制限もなく、家族みんなで楽しむことができますよ。
同じく【成城石井】で人気の「シャメイ スパークリング」も果汁100%のぶどうジュース。ボトルのデザインがノンアルワイン風なので、パーティーにもぴったりですね。
妊娠中にノンアルコールワインを飲んでいいの?
アルコール度数0.00%の物を選ぼう
日本でノンアルコールワインとされるのはアルコール度数0~1%未満の物です。そのため、種類によっては微量のアルコールが含まれることも。妊娠中の方やアルコールに非常に弱い方はアルコール度数が「0.00%」と表示されている物を選んで飲みましょう。
赤ワインならコレ。おすすめのノンアルコールワイン5選
ノンアルコールワインのジャンルでも定番の赤ワインは特に人気です。ワインの本場で作られている物も多く、食事のお供によく合いますよ。ここではおすすめの5つの銘柄をご紹介しましょう。
【オピア】カベルネ・ソーヴィニヨン オーガニック ノンアルコール
【オピア】は世界初のオーガニックノンアルワイン。あのノーベル賞授賞式の晩餐会にも供されて話題となりました。「カベルネ・ソーヴィニヨン」はフルーティーですっきりとした甘さを感じる赤ワインです。
【カールユング】メルロー
ドイツの【カールユング】が製造する「メルロー」は、その名の通りメルロー種のぶどうを使ったノンアルワインです。発酵後にアルコールを抜く製法でアルコール度数は0.5%。本物のワインに近い風味を楽しめます。
【ネオブリュ】ヴィンテンス メルロー
ベルギーの【ネオブリュ】はシードルが有名な老舗飲料メーカー。90年代からノンアルワインも生産しており、「ヴィンテンス」はその主力ブランドの一つです。メルロー種のワイン「メルロー」はフルーティーでブルーベリーの風味も感じられます。
【シャトー勝沼】カツヌマグレープ
山梨の老舗ワイナリー【シャトー勝沼】が手がける「カツヌマグレープ」は、ぶどうの甘みと緑茶の渋みのバランスが絶妙。アルコールを生成しない特許製法でアルコール度数0.00%を実現しています。
【インヴィノ ヴェリタス】ヴィンセロ ティント
スペイン産のぶどう果汁をドイツで醸造・アルコール抜きしている【インヴィノ ヴェリタス】。「ヴィンセロ ティント」はワイン通も認める風味の良さが人気です。
ロゼはスパークリングが主流。人気のノンアルコールワイン5選
淡いピンク色がきれいなロゼワイン。ノンアルワインではスパークリングが多く、シュワシュワした軽やかな味わいを楽しめます。パーティーや記念日などにもぴったりですよ。
【ネオブリュ】ヴィンテンス スパークリング ロゼ
赤ワインをご紹介した【ネオブリュ】の「ヴィンテンス」はスパークリングワインも人気です。ロゼはイチゴやメロンのような香りが広がり、後味が爽やかなのが特徴。
【ネオブリュ】デュク・ド・モンターニュ ロゼ
「デュク・ド・モンターニュ」も【ネオブリュ】が手がけるノンアルのスパークリングワインです。本格派のワインテイストはフランスでも年間100万本以上の売上を誇るほど。すっきりとした飲み口がワイン通に好評です。
【カールユング】スパークリングロゼ
【カールユング】の「スパークリングロゼ」はフレッシュでフルーティーな味わいが特徴。アルコール度数が0.5%なので妊婦さんやお酒に弱い方向きではありませんが、その分ワインらしい風味を堪能できます。
【1688】グラン ロゼ
フランス生まれの【1688】はフランスのセレブたちに愛されるノンアルスパークリングワインです。「グラン ロゼ」にはシャンパンと同様の6種類以上のぶどうが使用されており、華やかな香りと優しい甘みが引き出されています。
【ル・マノワール・デ・サクレ】ソー・ジェニー
ワインの本場フランスから飲酒を禁じられている中東各国まで、様々な国のセレブに愛されている【ル・マノワール・デ・サクレ】の「ソー・ジェニー」。5~7品種ものぶどうを使用し、糖分の発生を抑えた製法で、自然な甘さと香りを味わえます。
白ワインは国産銘柄も人気。おすすめのノンアルコールワイン5選
魚料理にも合うさっぱりとした口当たりが魅力の白ワイン。ノンアルコールワインは国産の銘柄も人気で、パーティーはもちろん、普段の食事にもおすすめですよ。
【オピア】シャルドネ オーガニック ノンアルコール
オーガニックノンアルワイン【オピア】の白ワインは、定番の品種シャルドネ100%のフレッシュなテイスト。アカシアの花・白桃・柑橘類・バニラなど、複雑な香りのミックスが魅力的です。
【メルシャン】スパークリング アルコールゼロ
国産ワインを代表するブランド【メルシャン】が手がけるのは、独自の製法でワインらしい香りを再現した「スパークリング アルコールゼロ」。果汁の香りが最大限に活かされ、甘さ控えめのすっきりした味わいです。
【アルプス】ヴァンフリー
1927年創業の信州の老舗ワイナリー【アルプス】。「ヴァンフリー」はワイン用の白ぶどうをメインに使用しており、果汁90%のみずみずしさがありつつ、ワインテイストがしっかり再現されています。
【オリエント ドリンク】ヴァンドーム クラシック
ベルギーの飲料メーカー【オリエント ドリンク】は本物のワインからアルコールを抜く技術でノンアルワインを作り出しています。「ヴァンドーム クラシック」はすっきりとした辛口のスパークリングワインで、ヨーロッパの高級レストランなどでも支持されています。
【ドメーヌ・ピエール・シャヴァン】ピエール・ゼロ ブラン・ド・ブラン
フランスのワイナリーの中では歴史が浅いものの、すでに世界20ヶ国以上で愛飲されている【ドメーヌ・ピエール・シャヴァン】。高級品種シャルドネ100%の「ピエール・ゼロ ブラン・ド・ブラン」はフルーツのような酸味と香りが広がるスパークリングワインです。
ノンアルコールワインには主に二つの製法があります。一つはワインの製造工程中にアルコールを抜く方法、もう一つは初めからアルコールの発生を抑える方法です。まずは、この二種類の製法と風味の違いについてご説明しましょう。