美味しい緑茶の淹れ方
日本茶といえば、「緑茶」。醗酵させずに加工するため、生茶本来の風味や栄養分が留まり、健康効果が高いことでもよく知られています。まず、基本として、美味しい緑茶の淹れ方を押さえておきましょう。
ポイント1:茶葉の適量を知っておくこと
■平均的な茶葉の量・・・3〜4g/1人分
✴︎新茶や玉露は多めにすること
✴︎新茶や玉露は多めにすること
ポイント2:適温のお湯を用意すること
■煎茶・・・90℃〜100℃、ただし上級な煎茶の場合は、80℃
■深蒸し茶・・・65℃〜80℃
■ほうじ茶・・・90℃〜100℃
■玉露・・・60℃
✴︎お湯は必ず軟水を使うこと
■深蒸し茶・・・65℃〜80℃
■ほうじ茶・・・90℃〜100℃
■玉露・・・60℃
✴︎お湯は必ず軟水を使うこと
ポイント3:お茶の葉が開くまで待つこと
抽出時間・・・お湯を注いでから、茶葉が開くまで、静かに40秒〜1分待ちましょう。
ポイント4:濃さが均等になるように注ぎ、最後の1滴まで絞り切ること
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
目的や気分に合わせて選ぶ緑茶
出典:www.instagram.com(@uchinochaho)
緑茶とは、緑色のお茶というイメージがあるかもしれませんが、実は「ほうじ茶」も醗酵していない状態なので、分類すれば緑茶です。となると、緑茶と一言で括っても、個性は色々。ここでは、日常的に飲みやすく味わい深い美味しい緑茶をご紹介します。
深蒸し茶
かぶせ仕立て(日を遮り育てる期間があること)で、丁寧に手をかけ作られた深蒸し茶。渋みよりも甘みが強く、まろやかでふくよかな味わいが贅沢なお茶です。緑が濃く、玉露のような高級感があるのも魅力。ぬるめのお湯で、丁寧に淹れていただきましょう。
くき茶
渋みが控えめで香り高く、そしてさっぱりといただけるくき茶。爽やかな味わいは食事中や食後、どんな時にも合わせやすいのも魅力です。味がすぐには出にくいので、抽出時間は1分くらい、少し長めにとるようにしましょう。
柚子緑茶
お茶時間をより豊かにするために、時に定番とは違うタイプの緑茶を試してみるというのも、なかなか面白くておすすめです。こちらは緑茶に柚子陳皮をプラスしたもの。柚子のすっきりとした香りのおかげで、リフレッシュ効果も期待できます。
ほうじ茶
子どもから大人まで飲みやすく、日常使いしやすいお茶として親しまれるほうじ茶。優しい味わいと香ばしい香りに、自然と癒されます。基本の淹れ方の他、ミルクティー仕立てにしても美味。まったり過ごすくつろぎタイムにぴったりです。
丁寧に作られた美味しい緑茶をお探しなら、ぜひ「うちの茶舗」の商品をチェックしてみてください。
お茶の時間を豊かにする茶器
美味しいお茶には良い道具を。続けたい習慣があるのであれば、モチベーションを上げるために、道具も少しこだわって選びましょう。お茶を淹れる時間が楽しくなる!素敵な茶器をご紹介します。
用の美を備えた急須
東屋の平急須
COS KYOTO (コスキョウト)の備前吉田焼 水玉急須
かもしか道具店の絞り出し急須
これがあれば、お茶がもっと身近になる!便利で賢い道具
東屋の茶海
工房アイザワの深型茶こし
揃えておきたいお気に入りの茶碗・湯のみ
宮本泰山堂(みやもとたいざんどう)の 十草煎茶碗
重ねてしまえる常滑焼(とこなめやき)の湯呑
昔から日本人に馴染み深い緑茶だけど、昨今しばらく、コーヒーや紅茶に押され気味で、人気に翳りがあったかもしれません。でも、美味しい緑茶を一杯ゆっくり味わってみれば、そこに四季の香りや自然の豊かさがあることを感じられるはず。私たちが、意識せずとも和食にほっとするように、緑茶は無類の癒しを与えてくれる飲み物。もっと普段の暮らしに、丁寧に、取り入れませんか?
刺激が少なく、優しい香りや風味を楽しめる日本茶。古くから、日本人が慣れ親しんでいる味でもあり、食事中や食後、または午後のひととき...シチュエーションを問わず、どんな時にも似合う懐の深さが魅力です。だからと言ってはなんですが、もしかしたら、あまりにお馴染みすぎて、無頓着にお茶を飲んでいるという人も多いかもしれません。美味しい日本茶を丁寧に美味しく淹れていただくという行為、改めて見直してみませんか?