神戸港開港150周年のこのフレーズのように、街中のあちこちでおいしい珈琲を味わえる。
とある神戸のバリスタは、ここ10年で日本にやってくる珈琲の品質も高いものが増えてきたのでますます楽しみだ。
と語った。
その通り、どこか渋いイメージであった飲み物は今や女子たちにももてはやされるようになっている。
今や、やわらかくフルーティーな口当たりの銘柄も。
カフェラテやフレーバー珈琲の種類も迷うくらいに出そろった。
さぁ、休憩がてら珈琲スタンドで一杯やりませんか?
あの味をもう一度...通いたくなる珈琲スタンド3軒
LIMA COFFEE ROASTERS
「焙煎所」を掲げるオーナーの橋本さんは、貿易業を営みたいという夢を持ち、コーヒーの世界に飛び込んだそう。そんなオーナーがコーヒーと出逢ったインドネシアの「LIMA」という言葉を店名に起用。これは、数字の「5」という意味で、珈琲を表現する香り、コク、甘み、苦味、酸味を表現している。
ミリタリーワークテイストだというその開放的な店舗の出立ちもお気に入りの要素になるはず。
気軽に寄って、LIMA COFFEE片手に街歩きなんていうのもおすすめ。
これからの暑い季節は、アイスコーヒーで決まり!
香ばしい風味はそのままに、ひんやりとした口当たりで飲み
干した時にはすっきり爽快。
「ヒトの五感を刺激する特別なコーヒー豆として、お客様の暮らしがより楽しくより豊かになるようにと願いを込めています」
という気持ちが伝わってくるLIMA定番のハウスブレンド。
香りとコクの芳醇たることはもちろん、後味にも気を使ったひと品。
グラテマラ産の高品質なコーヒー豆を使用し深煎りで濃縮充填しているというのだから手に入れたい。
水を注いでアイスコーヒーに、ミルクで割ってカフェオレにとお好みでどうぞ。
ハンサムな横顔のマグカップは、LIMA COFFEEのオリジナル。
焙煎所が作ったカップは、美濃焼の産地である多治見の窯元によって一つひとつ丁寧に製作されたもの。
また、さらに格別な一杯になりそうな予感。
昨秋、香川県高松市にも新店をオープンしたことも話題に。
ほかに、卸販売やさまざまな催事にも注力している。
現在、京都市岡崎の蔦屋書店にてLIMA COFFEEを販売しているとのこと。
VOICE of COFFEE
昨年には、こだわりを持った個人商店が集う栄町に移転オープン。厳選された生豆から自家焙煎を行い、シングルオリジンそして無数の可能性を求めたブレンドを提供。その深い味わいと産地による香味の特長には驚かされる。
ITエンジニア出身の店主である坂田さんが、コーヒー店で10年間修行の末にオープンに至ったVOICE of COFFEE(ヴォイスオブコーヒー)。特に、厳選したスペシャルティコーヒーの中でも最高峰の豆を常時8~9種類取り扱うというのだから頼もしい。
試し飲みがてらの一杯をきっかけに、コーヒー豆を抱えて帰ることになるでしょう。
photo Takumi Ota
装飾はなくシンプルな店構えであることが、よりコーヒーの世界へと集中させてくれる。
「販売しているシングルオリジンはその時々の新しい豆を使うため 1ヶ月から半年で商品は入れ替わっております。
そのために次々と入荷する一番美味しい状態の銘柄の豆を常に味わって頂けます」
とのことで、店主に新しく入荷した豆について伺うことも訪れる醍醐味。
photo Takumi Ota
これこぞコーヒー豆屋!というように存在感を放つ焙煎機。
坂田さんはお客様に喜んでもらえるような、ここでしか味わえないコーヒーを提供することを心がけて日々取り組んでいる。
例えば、毎回新しい発見や感動をもたらす高品質なシングルオリジンなど、飲めばその心意気までがよく伝わってくる。
photo Takumi Ota
ハンドドリップで淹れた珈琲。
ここで、この一杯をいただいてから自宅で淹れてみたい豆の相談をしてみて。
アイスバージョン。
冷やすことで、また違ったテイストに。
これからの季節は、アイスコーヒーにしていただくのもおすすめ。
神戸 萩原珈琲店127番地
「市民の開放スペースを」というコンセプトで、市役所1階の広々とした空間に自由な発想で使える家具が配置され、誰でも利用しやすいスタンドカフェへと生まれ変わった。その木彫が美しくもおもしろいテーブル兼椅子は、10種以上の六甲山系の樹木を中心に作られたそう。店主は、コーヒー大国のブラジルとグアテマラで1年半現地の農園やー輸出商社にて修行の経験があり、コーヒー鑑定士の資格保持者でもある。長年続けているのは、ハンドドリップで9種の炭火焙煎珈琲を丁寧に抽出するスタイル。
市役所を訪れた方に「神戸らしさ」を気軽に味わってもらえればという想いはコーヒーにしっかり落とし込まれている。フレンドリーでやさしい時間が流れるコーヒー専門店、センス溢れる黒板とカウンターが旬を教えてくれるのも嬉しい。
神戸市役所のある旧居留地は、かつての外国人の暮らしの場であり126番地までが存在。
憩いの場であるようにという願いを込めて127番地と命名。
ビジネスマンだけではなく子連れでも入りやすいスペースは、若いママ達にも人気。
コーヒー豆は、種類によってもこれほども違うのか!
こういうディスプレイもファンにはたまらない一角に。
これからの季節におすすめのアイスコーヒーはネルドリップで抽出するというこだわり。
それは、喫茶文化を体感してほしいからという粋なはからいでもあるのだ。
避暑にぴったりの開放感のある空間で、ほろ苦さと奥深さがクセになる。
サクッと食べられるおやつも充実!
コーヒーゼリーにアイスのトッピングは、待ってましたとばかりにオーダーの絶えない人気もの。
ご馳走おやつだってスタンバイ。
カップinケーキは季節によって、果実が入れ替わるのも見物。
夏の王様マンゴーが今はおいしいとのことで、急げ!
かき氷もスタイリッシュに登場。
自家製のコーヒーシロップで作り上げた、ほろ苦いかき氷。
昭和の喫茶時代に人気のあった氷すいかもラインアップしているというのは、お父さん、お母さんにも知らせたくなる。
「非日常的な空間を味わっていただける、そのお手伝いとして、コーヒーが存在すると考えています。
そのカップ1杯がお客様にとって満足のいく、価値のある一杯となれば、私たちはうれしく思います」
本格的なドリップコーヒーを求めて神戸市役所内の127番地でブレイクタイム、夏は氷と一緒にいただくのもアリ!
スタンドスタイルで、いつでも本格コーヒーを!
すべて、コーヒー豆選びから焙煎までをじっくりと行っているお店ばかり。
原産国や農園との関係を大切にし、仕入れそしてブレンドまでを手がけるので味わいはそれぞれ異なります。
贅沢な楽しみ方としては、スタンドのはしごなんていうのも今どきですよ!
自分なりにテイスティングを楽しんで、ご自宅用に最良の豆を手に入れてくださいね。
サイフォンで抽出した焙煎したての香り高い一杯がいただける。
しっかりとコーヒーのコクを感じられると評判。