壁面収納とは、垂直方向の空間を利用した収納のこと。プロに設置を依頼する造作家具のほか、DIYで気軽に取り付けられるものまでさまざまです。部屋が狭くて収納が足りないとき、使い勝手のいい場所に収納がほしいとき。そこで重宝するのが、壁面収納なのです。

テレビボードを置くとなると、それなりのスペースが必要です。ディアウォールやラブリコなどの突っ張り柱を利用すれば、壁掛け風テレビボードも夢ではありません。好きな高さに棚も設置できて、ディスプレイも楽しめますよ。

LDKなどで空間を仕切りたいとき、パーテーションがあると便利です。こちらの実例は、キッチンとダイニングを仕切るパーテーションと、薄型収納棚を兼用しています。全面を塞ぐと圧迫感があるため、上部は開放して視線が抜けるようにしているのがポイントです。

パーテーションに有孔ボードを使うと、シンプルでおしゃれな雰囲気になりますよ。ワンルームなど、玄関を開けて部屋が丸見えになってしまうときの目隠しにもおすすめ。好きな場所に飾り棚を設けたりして、自由にアレンジが楽しめます。

100均のウォールラックパーツと角材で、簡単DIYはいかが？ 素材そのままでもいいですし、ペイントでアンティーク風に仕上げても素敵です。

調味料やキッチンツールなど、すぐ手に取れるのが理想ですが、ワークトップに並べると手狭になってしまうのが悩みどころ。そんなときは、突っ張り柱で有孔ボードを壁一面に貼り付けてみてはいかがでしょう。ご自身の身長に合わせて、使い勝手のいいように配置できるのが魅力です。

なんだか味気ないよくある洗面台も、木材を貼り付けて棚をプラスするだけで、明るい雰囲気に。あらかじめリメイクシートなどを貼っておけば、原状回復できるため賃貸でもOKの方法です。

いろいろな引き出しの取っ手を並べた、壁掛けフックのDIY実例です。取っ手は100均でも手に入りますし、アンティークショップでお気に入りを見つけるのもいいですね。木材をペイントして、モールディングを接着するだけで高見えに仕上がりますよ。

ホームセンターで購入できる棚受けブラケットと木材で、こんなにシンプルな壁面収納が叶います。間接照明や目覚まし時計、スマホや本をちょっとおいておくベッドサイドテーブル代わりに。取り付けの際は、下地センサーなどで壁の裏にある柱の場所をチェックしてくださいね。

わざわざ机を買わなくても、壁面収納で書斎スペースをつくることができますよ。先ほどもご紹介した棚受けレールを壁面に設置し、棚位置をテーブル高さに合わせれば、デスクの完成です。上部は本棚として使えて、省スペースかつ大容量の書斎が叶います。

なくしたくない大事な書類やレターなども、壁面収納が適していますよ。デスクまわりにあると便利なレターラックも、100均の木材で簡単DIY。机や椅子の色味に合わせてペイントすると、統一感や高級感が演出できます。

賃貸でもできるDIYなど、壁面収納の実例やアイディアをご紹介しました。狭い部屋の収納力アップに、使い勝手のいい収納にと、何かと重宝する壁面収納。見落としがちな壁面というスペースを有効活用して、低コストでおしゃれなインテリアを叶えてくださいね。