ブロガーさんに教わる『暮らしのコツ』
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ブロガーさんに教わる『暮らしのコツ』
vol.2-「家事の楽しみ方」を教えて!

文:キナリノ編集部

きれいに整えられた部屋や季節を感じるインテリアなど、憧れる「素敵な暮らし」。でも、実際にやってみようとすると難しいことも。そこで、“暮らしに関するお悩みごと”を、3名のインテリアブロガーさんに答えてもらいます。みなさんの困りごとをすっきりと解決できるよう、暮らしのヒントやコツを教わりますよ。第2回目は「家事の楽しみ方」について。毎日を快適に暮らす上でかかせない「家事」。でも、ちょっと大変……という方も多いのでは?そこで、「家事の時間割」と「楽しみ方」について答えていただきます。

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2017年08月10日作成
毎日の家事。
どうしたら楽しくできますか?
【連載】ブロガーさんに教わる『暮らしのコツ』 
vol.2-「家事の楽しみ方」を教えて!
毎日の暮らしのためには大切なことと分かっていても、掃除や洗濯、料理(台所仕事)など、ちょっと面倒で苦手……と思うこともありますよね。

でも、毎日することだからこそ、楽しんでやりたいもの。
今回は、家事の段取りのコツや時間の使い方、楽しむための工夫をインテリアブロガーさんに答えていただきます。ぜひ、自分の家事に活かせそうなヒントを探してみてくださいね。
―今回教わるインテリアブロガーさん―

『Ducks Home』mikiさん

2LDKの一軒家に夫婦ふたりと愛犬ちくわとの3人暮らし。無印良品やIKEA、北欧の家具や雑貨を使った、シンプルであたたかみのあるインテリアが人気です。

『少ない物ですっきり暮らす』やまさん

4LDK+Sの一戸建てに、夫と息子さん(14歳)、娘さん(13歳)、義理のご両親と同居生活中。無印良品のアイテムを中心にした、“持たない暮らし方”を実践するミニマリスト。

『サチ…あれ♪~北欧インテリア~』サチさん

3LDKのマンションに夫と6歳の娘さんとの3人暮らし。100均やIKEA、手作りのアイテムを使って、お子さんがいてもすっきりとした北欧風のモノトーンインテリアに。モビール作家としても活躍されています。

『Ducks Home』mikiさん

Q:「素敵なインテリアを愉しむための、“家事のコツ”を教えて!」
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mikiさんの「家事の時間割」

6:30 起床(ベッドを整えてから、ルンバのスイッチをオン)
    身支度
7:00 夫出勤
     ・愛犬ちくわの散歩
     ・洗面所の拭き掃除&洗濯機を回す
     ・コードレスクリーナーで掃除(洗面所・廊下・階段)
     ・洗濯物を干す
8:30 朝食
10:00 掃除機をかける(リビング・キッチン)

11:30 スーパーへお買い物
13:00 昼食
14:00 洗濯物を取り入れ、たたんでクローゼットに片付ける
17:00 トイレ掃除と気になる部分をコードレスクリーナーで掃除

18:00 夕食の下準備
19:00 夫帰宅 夕食、お風呂
22:30 ちくわの散歩
24:00 就寝
Q:「やることが多すぎて、家事が終わりません。時間をどう使ったらいいですか?」

mikiさん:
「大体の家事を、“午前中”のうちにするのもおすすめですよ」
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私の場合、午前中の「朝時間」を効率良く使えた日は、その日1日を気分良く過ごせるので、数年前から大体の家事は、午前中のうちに済ますようになりました。
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一度にすべてやるとなるとちょっと大変なので、まずはコードレスクリーナーで洗面所や廊下、階段などの狭い場所に掃除機をかけます。朝食前にここまで済ませておけば、あとがラクに♪朝食後、しばらくゆっくりしてから、リビングやキッチンなど広い場所の掃除をします。

わが家にはワンコ(愛犬のちくわ)がいるので、夕方、夫の帰宅時間が近づいたら、もう一度コードレスクリーナーをサッとかけ、最後にトイレ掃除をして終わりです。小分けにして、“ちょこちょこ掃除”をすることで、気分的に負担を感じることもなく、無理なく続けることが出来ています。

平日しっかり掃除する分、休日はわたしも掃除をお休みしています

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実は、平日にしっかり掃除をする分、休日は基本的には掃除はあまりしません。出掛けることが多い、というのもありますが、掃除をしている横で夫にゴロゴロされると、ついイライラしてしまうので(笑)思い切って私もダラダラする日と決めています。

連休明けだと、部屋がなかなかすごいことになっていますが、それはそれで“掃除のしがい”があって、結構楽しんでいます♪
Q:「雑貨が大好きで飾っていますが、“ホコリ”が気になります。ディスプレイの掃除方法を教えて!」

mikiさん:
「雑貨を手にとる“ついで”に、ホコリをはらって」
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普段の掃除は、お気に入りの「レデッカー」のハタキでサッとはらっています。また、飾っている雑貨はお気に入りのものばかりなので、ふと目に入った時に、「あ〜、やっぱりカワイイな〜」と手に取ることでホコリも防げますよ。

ホコリは、ディスプレイを替える“サイン”かも

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それでも、気がついたらうっすらホコリが……という時も。その場合は、大抵そのディスプレイが今の気分と合っていなかったり、見慣れてしまって、新鮮味がなかったりする時だと思うので、ディスプレイの替え時だと考えています。
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ディスプレイを替えてもなんだかしっくりこない時には、思い切って片付けてしまうことも。今まで足したり引いたり……を繰り返してきて、余白もインテリアの大切な一部だと思うようになりました。
Q:「苦手な家事。少しでも気分が上がるようにするコツはありますか?」

mikiさん:
「掃除中はイヤホンで、“好きな音楽”を聴いています」
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家事は、毎日毎日同じことの繰り返し。しかも、これからもずっと続けていくことなので、私の場合、 “いかに無心(無意識?)に進められるか”が重要だと考えています。

私のお気に入りの方法は「イヤホンで音楽を聴くこと」。なんだかやる気が出ない日も、イヤホンで好きな音楽を聴きながら、とりあえず始めてみると、「いつの間にか終わってた!」なんてこともよくあります。
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ブラインド掃除など、細かい部分の掃除の時は特にオススメ!あれこれ考えずにできる単純作業なので、音楽の世界に浸りながら、黙々と頑張ることができます。
Q:「mikiさんおすすめの“家事グッズ”を教えて!」

mikiさん:
「カゴ好きなので、ツルヤ商店の脱衣カゴ『Hairu』が最近のお気に入りです」
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山形の籐製品加工メーカー「ツルヤ商店」の脱衣カゴ。いろいろな種類があるのですが、わが家にお迎えしたのは、小野里奈さんデザインの新作「Hairuシリーズ」の乱れカゴ/スクエアです。

何度も往復する1階と2階の「通いカゴ」として使っています

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午前中はリビングのスツールの上に置いて、2階へ運ぶものがあれば入れておきます。午後、干していた洗濯物を取り入れるタイミングで2階へ運び、中のものを片付けたら、干していた洗濯物を入れてリビングへ。洗濯物を畳み終えたらカゴに入れて、再びクローゼットのある2階へと運びます。
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畳んだ洋服をクローゼットに片付けたら、今度はパジャマや下着など入浴後の着替えを入れます。そのついでに、日用品をストックしている2階のクローゼットをチェック。補充が必要なものがあれば一緒に入れて、またまた1階へと運びます。
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日用品の補充を終えたら、着替えを入れたまま洗濯機の上へ。お風呂の後、空になったカゴはリビングの元の位置へ戻します。
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こんな感じで、1階と2階を行き来する“通いかご”として大活躍!この方法で、「たった今、2階へ行ったばかりなのに、“アレ”を持ってくるの忘れた!」なんて、うっかりすることも少なくなりました♪
■mikiさん
北欧インテリアブログ『Ducks Home』主宰。著書は『Ducks Home~シンプル北欧スタイル暮らし~』(宝島社)
Ducks Home - 楽天ブログ

『少ない物ですっきり暮らす』やまさん

Q:「シンプルな暮らしをする、ミニマリストさんの“家事のコツ”を教えて!」
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やまさんの「家事の時間割」

5:30 起床・拭き掃除(リビング・テーブル・棚・キッチン)
6:00 朝食準備 洗濯機を回す①
6:30 夫・子供起床 朝食
7:00 朝食片付け 洗濯物を干す①、洗濯機を回す②
7:25 ほうきで掃き掃除(日によってはハンドクリーナー・ルンバと使い分けています)
8:00 洗濯物を干す②、家中の拭き掃除、リネン類の洗濯、神棚・玄関・トイレの掃除(敷地内のお墓も)

9:00 ブログ更新・コメントお返事(自分時間)
10:00 買い物出発
12:00 帰宅・昼食・夕食下ごしらえ
13:00 自分時間
15:00 洗濯物を取り込んで片付ける
15:30 自分時間

18:30 夕食
19:00 家族時間
20:30 入浴
22:00 就寝
Q:「自分ひとりでは大変……。“家族みんな”で家事ができるようにするには、どうしたらいいの?」

やまさん:
「やってもらう家事に関して、“欲張らない”ことがポイントかも」
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1つの家事の作業を分解して、小さなことからお願いする

わが家では、家族に家事をお願いするときは、“1つの家事を分解”し、その小さな一つ一つの作業をお願いするようにしています。例えば、お洗濯でしたら大まかに「4つの作業」で構成されていますよね。

①洗濯機を回す
②干す
③取り込む
④片付ける

①~④までを一気にお願いしようとすると家族もストレスですので、普段から、「洗濯機だけ回してもらっていい?」「片付けてもらっていい?」とお願いしておくと、小さな積み重ねで、最終的に①~④の作業ができるようになります。頼まれる方も頼む方も気がラクですし、お願いしやすく引き受けやすいですよ。

家事のハードルは、「低い位置」から設定して

以前は4回折る左側のたたみ方だったのですが、右側の半分に折るだけのたたみ方に変更しました。

以前は4回折る左側のたたみ方だったのですが、右側の半分に折るだけのたたみ方に変更しました。

洗濯物の片付けも、洋服を畳むことは手放してクローゼットへそのまま収納するなど、カットできる部分はカットした方がラクですよね。また、服やタオルを畳むにしても、「タオルだけお願いする」「畳み方を簡単(二つ折りなど)にする」など、小さなステップにすると、3歳ぐらいのお子さんでも始められるかもしれませんね。

わが家の家族も家事が苦手でしたが、最近では子供が「家事って実は楽しかったんだね!」と喜んでいました。小さなステップから始めることが大切なんですね。
Q:「毎日の家事、ちょっと疲れてしまうことも……。上手に楽しむコツは?」

やまさん:
「自分なりに、家事の“逃げ道”を作って、楽しんでみて」
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家事をルーチン化して、“習慣化”すると、自然に体が動くというメリットがあります。それと反面、ルーチン化し過ぎて、家事が“事務的な作業”になると楽しくありませんよね。

家事は“無料で楽しめるエクササイズ”!

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ルンバなどの電化製品に頼り切ってもラクですが、家事は“無料で楽しめるエクササイズ”。みっちり体を動かせば良い汗をかき、爽快感と達成感が味わえます。しかも無料で(笑)その上、家族にも喜んでもらえます。

「今日は○○モードの日!」と決めて楽しむことも

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お掃除以外にお洗濯なども、「今日は○○モードで!」と決め、やり方を変えることもしばしば。
例えば、時間にゆとりのあるときは、「色柄別に洗濯物を干し、綺麗なグラデーションを洗濯物で作る」など。日によって出る洗濯物は違うので、「今日はどうやって並べるか?」と考えると楽しくなります。
家族みんなが分かるように「人別」に。バーとハンガーに同じ色のテープを貼れば、一目瞭然です。

家族みんなが分かるように「人別」に。バーとハンガーに同じ色のテープを貼れば、一目瞭然です。

また、ちょっと忙しい日は、乾いた洗濯物を子どもたち自身で片付けられるように、「人別に干す」ことも。暮らしは日々変化するものなので、あえて変化を楽しむように。ルール化・ルーチン化も大切ですが、それ以上に逃げ道も用意しておくことは、家事を楽しむ上で大切にしています。

時には、便利な道具に頼ることも

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私は掃除が好きなのですが、「掃除機・ほうき・ルンバ」と、掃除道具を3種類も所有しています。ミニマリストなのに?ですが(笑)私はミニマリストですが、家族はそうではありません。私にばかり合わせて、家族が不便にならないようにすることも大切です。また、私が体調不良のとき、「私自身の“逃げ道”が無いのも苦しいな」とも感じ、掃除道具をそろえています。
Q:「やまさんおすすめの“家事グッズ”を教えて!」

やまさん:
「計量の手間がいらない、『ジェルボール』の洗濯洗剤が活躍しています」
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子供や夫へお洗濯をお願いする機会が増えたので、洗濯洗剤をジェルボールへ変えました。1個あたりのコストは液体洗剤に比べると高めですが、キャップを手に取り洗剤を“計量する手間をカット”したところ、夫と子供達がとても喜びました。
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vol.2-「家事の楽しみ方」を教えて!
小さなお子さんのいらっしゃるご家庭は、ゼリーに似ているので誤飲などの注意が必要ですが、幼稚園以上のお子さんでしたら、ジェルボールをポイッと投げ入れ、洗濯物を入れてスイッチを押すだけでお洗濯が完了するので、最初のお手伝いとしても教えやすいかもしれません。“家族みんなができる”という点で、とても気に入っています。
■やまさん
ミニマリストブログ『少ない物ですっきり暮らす』主宰。著書は『少ない物ですっきり暮らす』(ワニブックス)、『無印良品とはじめるミニマリスト生活』(KADOKAWA)、『服を捨てると幸せが見つかる』(SB Creative)、『シンプル思考ですっきり身軽に暮らす』(マイナビ)、『ミニマリスト、親の家を片づける』(KADOKAWA)
少ない物ですっきり暮らす

『サチ…あれ♪~北欧インテリア~』サチさん

Q:「小さな子どもがいてもできる、“家事のコツ”を教えて!」
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サチさんの「家事の時間割」

6:30  起床 トイレ掃除
7:00  朝食準備でパンと卵を焼く(おかずはほとんど残り物です)
8:00  朝の支度のついでに、洗面所の拭き掃除
8:30  自転車で園に子供を送る
9:30  洗濯をしながら床掃除

12:00  昼食
13:00  自分の時間(モビール制作など)
16:00  子供を迎えに行く
16:30  買い物(2、3日に一度食材の買い物に行きます)
17:30  夕食準備
    (子供用のマイ包丁・エプロンなどを用意して、余裕のある日は子供と一緒に作ります)

18:30  子供と夕食
19:00  子供とお風呂
19:30  2度目の洗濯
     (タオル、下着、子供の洋服など、乾燥機にかけるものの洗濯をします)
20:00  子供と遊んだあと寝かしつけ
21:00  洗濯物の片づけ
21:30  夫帰宅、夕食準備
22:00  食器を食洗機に入れたら、シンクとカウンターを掃除     
23:30  就寝(寝るまでは録画したドラマを見たり、本を読んだりして過ごしています)
Q:「育児と仕事をしながらだと、家事が思うようにできません……」

サチさん:
「“家事を頑張らない”と決めて、『ラク家事』をしてみては?」
【連載】ブロガーさんに教わる『暮らしのコツ』 
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わたしも家事や仕事をしながら、子供ともしっかり向き合いたい、そして自分の時間も欲しいと思っていましたが、すべてを完璧にこなすのはむずかしく、葛藤した時期がありました。

でも、ある時、『家事を頑張らない』と決めたことで、気持ちにも時間にも余裕ができて、「子供と遊ぶ時間」や、子どもが寝た後などに「自分の時間」ができるように。
家事は『ラク家事』を基本に。「ついで掃除」「ほどほど綺麗」をしながら家事をおこなっています。
わたしの『ラク家事』のコツをご紹介しますね。

洗面所やトイレは、「ついで掃除」がおすすめ

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洗面所やトイレ掃除は、朝使った“ついで”に掃除をします。
朝、トイレに行った“ついで”にトイレを掃除。ナチュラル洗剤のセスキ水(セスキ炭酸ソーダ)で床と便器を掃除します。セスキ水スプレーはワンアクションで手に取れる場所に吊り下げ収納。トイレマットなどは使用せず、床に極力物を置かないことで掃除がしやすくなります。

洗面所の拭き掃除は、朝の支度の“ついで”に。マイクロファイバークロスの端を少し濡らしてから鏡、水栓などの汚れを落とし、乾いた部分で拭きあげます。

部屋は、「ほどほどキレイ」をキープ

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午前中、洗濯機を回している間に掃除機をかけます。今日はLDK、次の日は廊下と寝室など、一度に家中をかけようとせず、頑張りすぎないことで「ほどほどキレイ」をキープしています。

また、すぐに手に取れるようコードレスクリーナーはLDKの入り口付近に出しっぱなし。掃除機を出す手間が省けると、掃除がラクになりますよ。さらに、子供が食べこぼした時にも、すぐに掃除ができて便利です。

洗濯は、極力「たたまない」工夫を

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洗濯物をたたむのって面倒ですよね。わが家では、シャツなど乾燥機にかけられないものはハンガーにかけて干し、乾いたらそのままハンガーごとクローゼットにしまいます。すると、“たたむ手間”が省けてラクに。

夜は、乾燥後の洗濯物を片付けますが、パジャマ、靴下、下着などはたたまずに、洗面所の収納庫に投げ込み収納しています。
Q:「子どもがお手伝いをしたくなるコツってありますか?」

サチさん:
「まずは、自分のことが“自分でできる”仕組みを作ってみて」
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わが家では、お手伝いをさせるというよりは、まず、自分のことを自分でできるようにしています。例えば、麦茶がなくなったとき、「お母さん麦茶作ってー!」ではなく、麦茶パックとピッチャーを子供が手に取りやすい場所に収納しておいて、気が付いた人が作れるようにしています。

麦茶パックは片手で開けられる容器に

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麦茶パックは、ワンタッチで子供でも開けやすい保存容器に入れて。わが家ではニトリで購入した、片手で開けられる「フレッシュロック」の大きいサイズ(1.7リットル用)を使っています。

このサイズだと、1袋分(20パック入り)が全て入るので便利ですよ。ラベルには、同じ容器の「だしパック入れ(写真奥)」と間違えないように、コップのイラストをワンポイントに。
ラベルは、Wordで作成後、インクジェット紙に印刷し、フタの大きさにハサミで切って、100均ショップの「セリア」で購入した写真サイズのセルフラミネートを使って貼っています。

ラベルは、Wordで作成後、インクジェット紙に印刷し、フタの大きさにハサミで切って、100均ショップの「セリア」で購入した写真サイズのセルフラミネートを使って貼っています。

子どもの洋服収納は、「イラスト付きのラベル」を使って

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イラスト付きのラベルは小さい子どもでも分かりやすいので、自分で身支度ができるように、衣類収納にも。子どもが自分で好きな服を取り出して、選びやすいようにしています。このイラスト付きのステッカーは、100円均一ショップの「キャンドゥ」のもの。
Q:「キッチンや洗面台など、“水まわり”の掃除が面倒です。ラクにするコツを教えて!」

サチさん:
「わたしも苦手です。サッと掃除できる、“吊るす収納”がおすすめですよ」
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わたしも水まわりの掃除が苦手なので、キッチンカウンターや洗面台はモノを置かずに、「吊るす収納」にしています。キッチンクリーナーなどは、木の棒と針金で自作した吊り下げラックに。ワンアクションで手に取りやすく、サッと掃除ができます。
また、ダイニング側からもさっと取れる位置に掛けることで、どちらからも使えて便利ですよ。
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キッチンと同じように、洗面所のコップや歯ブラシ、歯磨き粉も“吊るして”収納しています。モノを“どかす”動作がなくなり、掃除がしやすい「家事ラク」になりますよ。
コップの裏と鏡台の下にマグネットを貼って、吊り下げ収納に。

コップの裏と鏡台の下にマグネットを貼って、吊り下げ収納に。

歯ブラシは鏡の下にスイングフックをつけて、吊り下げています。三面鏡の中にしまってしまうと子供の手が届かないのですが、吊るすことで取りやすく、戻しやすい収納に。

歯ブラシは鏡の下にスイングフックをつけて、吊り下げています。三面鏡の中にしまってしまうと子供の手が届かないのですが、吊るすことで取りやすく、戻しやすい収納に。

Q:「サチさんおすすめの“家事グッズ”を教えて!」

サチさん:
「100均ショップダイソーの『マイクロファイバーふきん』です」
【連載】ブロガーさんに教わる『暮らしのコツ』 
vol.2-「家事の楽しみ方」を教えて!
水まわりの掃除に使っていますが、サッと拭くだけで水栓やシンクがピカピカになります。1日に最低でも1回、このクロスで拭きあげておくと、汚れがたまらずキレイをキープできますよ。わが家では寝る前の最後の掃除として、中性洗剤、アルコールスプレーなどを使って汚れを落としたあと、このクロスで拭きあげて仕上げています。
【連載】ブロガーさんに教わる『暮らしのコツ』 
vol.2-「家事の楽しみ方」を教えて!
3枚で100円とコスパもよく、吸水性も抜群。白~グレー系のスモーキーカラーなので、収納時にも色が抑えられてスッキリ見えるのも◎ わが家では毎日使うので、キッチンに3枚、洗面所に3枚常備しています。
■サチさん
北欧インテリアブログ『サチ…あれ♪~北欧インテリア~』主宰。著書は『サチのすっきり暮らす北欧インテリア』(宝島社)また、モビール作家としても活躍。
サチ…あれ♪ ~北欧インテリア~

心地よい暮らしのために

【連載】ブロガーさんに教わる『暮らしのコツ』 
vol.2-「家事の楽しみ方」を教えて!
インテリア好きさんやミニマリストさん、小さいお子さんのいる方など、ライフスタイルが異なる3名のインテリアブロガーさんに「家事」のお悩みについてお答えいただきました。

家事は、“暮らす『家』を心地よくするためにする、大切なお仕『事』”。家族も自分も心地よく暮らすために、ちょっとした工夫や気持ちの持ち方で「家事が楽しくなる」かもしれません。「毎日の家事を楽しむコツ」の中から、「やってみたいな」と思うことがあったら、自分なりの方法で試してみてくださいね。

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