自然の風合いを楽しむことができる無垢材を使ったインテリア。時間が経つことで、木そのものの味わいも増していきます。重厚感のある見た目の良さはもちろんのこと、無垢材は多少の傷なら自分でメンテナンスすることができるというのも嬉しいポイントのひとつです。無垢材とはどのようなものなのかをお話しながら、あわせてお洒落な無垢インテリアのある暮らしをご紹介していきましょう。2017年05月04日作成
どこか温かみのある無垢材の家具。インテリア上級者の中でも無垢材はとくに人気のある素材です。無垢材は長く使っていくほどに味わいが増し、それぞれのおうちのカラーに染まっていくものです。家族とともに時間を重ねていくことができる無垢材とは、どういうものなのでしょうか。
無垢材とは森で切った木そのものを使った板や柱のことです。もちろん、削ったり、製材したりして形を整えますが、まるごとの木を使っているのが無垢材なのです。
無垢材は木そのものなので、時間が経つと色合いや風合いが変化していきます。また、しっかりとした重厚感があるのも無垢材の特徴のひとつです。
無垢材の家具は、きちんとメンテナンスをすることで何十年も使い続けることができます。木を削りだしているので、頑丈さもあります。
芯材にベニヤや板を貼り付けた突板家具は、何度も触れることで貼り付けた板がはがれてくることも。無垢材でできた家具なら、すり減ることはあってもはがれてしまうようなことはありません。
無垢材の家具は突板家具よりもお値段が高いものが多いのも事実です。すべてを無垢材で揃えるのは難しいので、人が触れる機会が多いテーブルや椅子、ソファなどを中心にお気に入りを探していくのがよいでしょう。
突板家具は板を接着するため、接着剤が多量に使われていることが多いのですが、無垢材ならそういった心配もありません。シックハウス症候群の要因となるホルムアルデヒドが多く含まれる接着剤は少ないほうが安心ですよね。
デザインが気に入った家具があったら、まずは無垢材でできているのか、突板でできているのか製法を確認してみましょう。お手入れ方法などもあわせて確認しておくといいですね。
無垢材を使ったカフェ風のテーブルです。手触りの良さを楽しめるのは無垢材ならではです。
こちらのローテーブルは表面にコーティングをしていないので、本来の木が持つ木目そのものを味わうことができます。ひとつでも存在感のあるローテーブルですね。
無印良品のオーク材のデスクです。リビングに置いてもナチュラルに馴染む勉強机なので、家族が温かく見守る空間を作り出してくれます。
細長い無垢の一枚板のテーブルをソファの前に置いて、くつろぎの時間を演出しています。やわらかな杉の木を使っているので、傷がつきやすいのですが、それも家族と過ごした軌跡と考えればより愛着が湧きます。
お部屋の中に置くことができる無垢材のプランターです。植物を入れるだけではなく、大切なぬいぐるみや絵本を飾っておくのにもいいですね。
オークの無垢材がフレームになったソファは、木目がナチュラルでとてもきれいです。ひとつひとつ木目の出方が違うので、世界にひとつだけの家具になるというのも素敵なポイントです。
こちらは無印良品のオーク無垢材のベンチです。小さなベンチですが、グリーンを飾ったり、カゴを置いたりといろいろな使い方ができそうです。
オイルでメンテナンスをしながら4年ほど使ったダイニングテーブルです。なめらかな輝きがじんわりと心に染みわたります。メンテナンスをする姿を見ることで、家族も大切に使ってくれるようになりますよ。
木製のペンダントライトのコードリールが無垢材になっています。小さなものですが、プラスチックのコードリールよりもペンダントライトによく似合っていますね。
パイン無垢材にマット塗装のアイアンが組み合わされたクールな表情のローテーブル。落ち着きのある雰囲気で、おうちカフェも気分が上がりそうです。
無垢材には傷がついてしまうことも珍しくありません。でも、無垢材なら自分でメンテナンスができるんですよ。やり方をひとつずつ、見ていきましょう。まずは粗めのやすりでざっと削っていきます。
傷の部分の様子を見ながら、やすりをかけて表面を整えます。
最初は150番くらいのやすりを使い、最後は240番くらいのやすりを使って仕上げています。やすりは数字が大きくなるほど、細かなやすりになります。
木の表面を削るので、全体的に白っぽくなりますが、慌てなくて大丈夫。メンテナンス用のオイルをウエスにとって、少しずつオイルを塗っていきます。
ムラにならないよう、全体を見ながら丁寧にオイルを塗ります。完全に乾くまで5時間ほど待ってから、からぶきをして仕上げます。このオイルメンテナンスは傷があるときだけではなく1年~2年に1度くらい全体にやっておくと、無垢材らしい美しさを保つことができます。
お値段も手ごろで、日常的なメンテナンスに使いやすいのは蜜蝋ワックスです。家具屋さんやホームセンターなどで入手することができます。
固く絞ったウエスで無垢材の家具をしっかりと拭いてから、蜜蝋ワックスを塗っていきます。薄く伸ばしながら、全体に刷り込みます。10分ほどおいてから、からぶきをして余分なワックスを取り除いたら、あとは乾燥させるだけ。数か月に一度、ワックスでお手入れしてあげるといいそうです。
木そのものの味わいを堪能できる無垢材の家具。お気に入りの家具はきちんとお手入れをして、長く使い続けたいですよね。今度のお休みには無垢材の家具を見に、インテリアショップにお出かけしてみませんか?おうちのテイストに合う素敵な無垢材の家具が見つかるといいですね。
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どこか温かみのある無垢材の家具。インテリア上級者の中でも無垢材はとくに人気のある素材です。無垢材は長く使っていくほどに味わいが増し、それぞれのおうちのカラーに染まっていくものです。家族とともに時間を重ねていくことができる無垢材とは、どういうものなのでしょうか。