深澤直人さんについて
深澤さんが得意としている普段、人が無意識にしている行動に着目したデザインで、2002年には毎日デザイン賞を受賞。その他にも数々の賞を受賞しています。
21_21 DESIGN SIGHT企画運営や、±0デザイナー、無印良品のデザイナー兼アドバイザリーボードメンバーも務める深澤さんは、経済産業省戦略的デザイン活用研究会委員やグッドデザイン賞審査委員長も務めている、日本を代表するデザイナーの1人なんです。
深澤さんは日本民藝館の5代目館長にもなりました。
深澤直人さんのプロダクトをご紹介します
「±0（プラスマイナスゼロ）」
アートのような加湿器。加湿がいらないときにも、ずっとそばに置いておきたいデザイン。
水滴をイメージしたデザインの通り、なめらかな曲線が素敵です。
風量と風向きが自由に選べるのが嬉しい、サーキュレーター。夏は冷房の風を、冬は暖房の風をちょうどよく循環させてくれるから1年中大活躍。他にも、お部屋干しの洗濯物の乾燥にも使える便利アイテムです。
無印良品
冷蔵庫やオーブンレンジをはじめ、電気ケトルやジューサーミキサーまで、全11機種をプロダクトデザイナーである深澤直人さんがデザインを監修しています。
2014年、全てのデザインがリニューアルされたことも話題になりました。インテリアにこだわっても、家電の機能的な雰囲気や色が浮いてしまって気になる……そんな悩みをもつ方におすすめのシンプルさです。
「生活になじむキッチン家電」をテーマにした、どんなキッチン、どんな生活にも馴染む、優しいデザイン。
無印のCDプレイヤーも深澤直人さんデザインのもの。換気扇をひっぱるように、音楽が楽しめます。
鳩時計
ACTUS（アクタス）×マルニ木工
インテリアショップACTUS（アクタス）とマルニ木工が共同でつくった“AOYAMA”のデザインも深澤直人さんが手がけています。
「木の椅子」の定番を目指し、木工技術の枠を集めてつくられた“AOYAMA”の椅子。
暮らしに馴染む、丸みを帯びたテーブル。シンプルながらも優しいぬくもりがあります。ショップで展示しているものを見ているだけでワクワクしてきそうなデザインが素敵。
SIWA
和紙の産地として千年の歴史がある山梨県市川大門の和紙メーカーが、山梨県出身の深澤直人さんとともにデザインしたシリーズ“SIWA”。
ポーチやバッグなど、スタイリッシュなのにどこかぬくもりを感じるデザインが魅力です。
こちらは耐久性のある新しい和紙でつくったという、シワがきれいに施されているバッグ。
しっかり荷物が入る上に、ジェンダーレスなシンプルデザイン。彼と一緒に使用できるのも嬉しいですね。
こちらはチャック付きのブリーフケース。なんと、10kgの耐荷重テスト済みだそう。軽くて、雨に濡れてもOKなのが嬉しい。
こちらのボックスLは、収納ケースやゴミ箱など、さまざまな使い方を楽しめるアイテム。上を折り曲げられるという和紙ならではの素材で、高さも自由に変えることができます。
和モダンな雰囲気がカッコイイ、パスポートケース。日本らしくてオシャレなパスポートケースは海外のお友達へのプレゼントにもおすすめです。
ナチュラルでオシャレなランドリーボックス。和紙の優しい風合いと洗剤の爽やかな香りに、お洗濯をしながら癒されそう。
INFOBAR
溶けかけたアメをイメージしているという“INFOBAR”。舐めているうちに飴の角が取れ丸くなっていく。それは自然にできあがるもの、という発想から生まれたようです。
スマートフォンもポップなカラーリングに心惹かれます。
いかがでしたか？
深澤直人さんの作品は、どんなお部屋にもすんなり調和してしまうプロダクトばかり。ありそうなのに、なかったデザインだからこそ、多くの人の心を惹きつけるのかもしれません。
ご紹介した他にも、深澤さんのデザインはまだまだたくさんあります。お気に入りのプロダクト、もっともっと探してみてはいかがでしょうか。
深澤直人（ふかさわ なおと）
深澤 直人氏は、山梨県出身のプロダクトデザイナーです。多摩美術大学美術学部プロダクトデザイン科を卒業し、武蔵野美術大学教授も務めました。2014年からは多摩美術大学美術学部統合デザイン学科で教授を務めています。