冬は、ニットをすっきり着こなせる「タックイン」を取り入れて
始めに:タックインって、どのくらい裾(すそ)を入れるの?
タックインは、「トップスの裾の前だけインする」方法と、「トップスの裾を全部インする」方法という2つのやり方がメイン。どちらが良いということはなく、トップスの素材やデザインに合わせてより良い方法を選べばOKです。
トップスの裾の前だけインする
トップスの裾を全部インする
タックインに向いている服・向いていない服とは
■タックインに向いている服
1.素材が薄手
タックインすると、ウエスト部分がどうしても膨らみがち。ニットの素材自体に厚みがあると、ウエストも太く見えてしまいます。あまり厚みがない素材の方が、全体のシルエットがきれいに決まりやすくなります。
2.裾が長すぎず、短すぎない、ほどよい長さ
ニットの裾が長いとインした部分がもたつきやすく、短いと動きに合わせて裾が出てしまいます。インしやすいほどよい長さのあるニットがおすすめ。
3.身頃のデザインがストレート気味
すっきりしたイメージにするには、身頃の部分がストレート気味のデザインがいいですね。インした裾をすこし引き出して、たるみをつける際にも、身頃のデザインがストレート気味の方がラインがきれいに出ます。
■タックインに向いていない服
1.裾が広がっているデザイン
身頃の部分のデザインに広がりがあるタイプだと、インした時に、正面から脇にかけてのラインがもたつきやすくなります。
2.裾に厚みがある
全体が薄手のデザインになっていても、裾の部分にデザインが入っていると厚みが出て、インしづらくなることも…。また、裾の編み方でボリュームが出ることもあります。そうしたデザインのニットが着たいときは、タックインせず、そのまま裾を出して着るといいでしょう。
3.裾にデザインが多く入っている
編み目のデザインや切り替えの位置など、裾にデザインが多く入ったニットをインすると、どうしてももたつきます。ボリュームのあるニットでタックインしたいときは、裾がすっきりとしたデザインのものを選ぶときれいに決まりますよ。
トップスの前だけをインにすると、抜け感のあるおしゃれな雰囲気が簡単に作れます。インする分量を変えると、雰囲気も大きくチェンジ!いつもと同じトップス&ボトムスでも、タックインすることで全体のシルエットも変えられます。