色や形に加えて、もうひとつこだわってみたいのが「花言葉」。
お花には、あやかりたい素敵な花言葉がたくさんあります。
それぞれの花に込められた言葉で、より素敵なブーケを作ってみませんか？

甘く優美な香りが人気のジャスミン。海外ではウエディングブーケにもよく使われている花材なんです。
やわらかな白い小花は、単体でも存在感たっぷりですが、他の花と合わせても素敵です。

ジャスミンの花言葉は、「優美」「愛らしさ」「温和」。花嫁さんの優しさや可愛らしさを表現するのにぴったりな花言葉ですね。
星形の可愛い花びらを活かす、ラウンドスタイルや大人っぽいクラッチブーケがおすすめです。

ナチュラルなリースブーケも、白いランを使うとこんなに豪華な印象に。
高価なものが多いランですが、大輪の花を選べば少ない花材でも寂しい印象になりません。ブーケのイメージに合った葉物をうまく組み合わせるのがコツです。

南国テイストなのに、どこか「和」を感じさせるデザインもランの得意なジャンルです。ランの色合いは和装とも相性バツグンなので、扇子ブーケやヘッドドレスにもおすすめです。

ヒマワリの花言葉は「あなただけを見つめる」「愛慕」「崇拝」。堂々とした姿に対して、けなげな花言葉が並びます。これは、ヒマワリが咲くとき太陽に沿って動くことが由来になっているとか。
明るく元気なイメージのヒマワリにこんなひたむきな言葉が隠されているなんて、なんだかロマンチックですね。

ヒマワリのブーケは、インパクトのある形を活かしたものがおすすめ。
花かごのように見えるリースブーケは、ガーデンや白いチャペルにもよく映えます。作り込みすぎないスタイルで、明るいイメージを演出しましょう。

ヒマワリは使ってみたいけど、子どもっぽくならないかな…と思われる方は、種類にこだわってみるのがおすすめです。
ヒマワリには、チョコレート色のものや花びらにニュアンスのあるもの等、いろいろな種類があります。少しひねりのあるデザインのヒマワリを選ぶとシックに仕上がりますよ。

ダリアにはいろいろな咲き方があります。まん丸いフォルムが可愛いボール咲き、とがった花びらがスタイリッシュなオーキッド咲き等、なりたいイメージに合わせて選べるのが魅力。ピンポンマムや芍薬にそっくりなものもあるので、季節はずれの花を使いたい時の強い味方にも。

ダリアといえば、やっぱりダークカラーのゴージャスなブーケ。カラードレスの迫力にも負けない深みのある色と形はダリアならではのものですね。
ボールタイプのブーケは和装との相性も◎ 思い切って大輪のダリアを使ってみましょう。

ダリアは比較的高価な花材ですが、大輪でインパクトのあるものが多いので、一輪あしらうだけでもぐっと格が上がります。
ブーケの中央やヘッドドレス等、写真に写りやすい部分を選んでみるのも良いですね。

花言葉は実に多くのものがあります。同じ花でも、色や本数、品種によって全く違う意味になってしまうことも珍しくありません。
有名なものでは赤いカーネーションは「母への愛」を意味するのに対して、黄色いカーネーションは「軽蔑」を意味するなど、ちょっと使いたくなくなるような花言葉がつけられているものも。

花言葉にこだわってブーケの花材を選ぶ時は、あまりにも不吉な花言葉以外は無視してしまうのもひとつの方法です。

メインになる花材の花言葉をテーマにして、サブの花材については考えない……というのも良いでしょう。

あまり考えすぎると楽しいブーケ選びが負担になってしまいますので、あやかりたい言葉を大切にして花材を選ぶことをおすすめします。