忍野八海のなかでもっとも有名な「涌池（わくいけ）」。水深はなんと4m。底まで見える美しい透明度に癒されます。青く透き通る池には魚がゆったりと泳いでいて、別世界のよう。

ゆらゆらと揺れる藻が光を受けて輝く様子は、とても幻想的。メイン通りから少し離れたところにある静かな池もあり、眺めているだけで心が穏やかになりますよ。

水面に映る富士山。季節や時間によって表情を変える景色とのコントラストは、何度訪れても感動します。カメラ好きの方も楽しめること間違いなしのスポットですよ。

忍野八海の中心地から15分ほど歩くと、森の中に大きな建物があります。「山梨県立富士湧水の里水族館（森の中の水族館）」は、にぎわいのある忍野八海にくらべるとぐっと静かで、木の葉が揺れる音や鳥の声が聞こえる気持ちの良い場所ですよ。

富士の湧水を使った水槽には、希少なイトウや大きなニジマスが泳いでいます。こちらはメインの「二重回遊水槽」。大型魚が外側、小さな魚は内側にと仕切られていて、奥行きある演出が特徴です。

水族館は「さかな公園」の敷地内にあります。公園内には湧き水や滝があり、清冽な流れを見ることも。水音を聞きながらの散策は、リフレッシュにぴったりですよ。

きのこやゼンマイなど具だくさんの「山菜そば」は、寒くなってくる季節にうれしいひと品。コシのあるそばとつるんとした山菜が抜群のおいしさです。

富士山の名水を張った生け簀からとりたてのイワナも絶品。塩を振って焼くシンプルなイワナは、ホクホクとしていて淡白な味わいです。

忍野八海からほど近いファナック通り沿いの「富島屋（とみじまや）」。敷地内にある民宿が手掛けるカフェで、2021年7月にオープンしました。

ランチにおすすめの「ローストビーフ丼」。おしゃれな盛り付けに食欲がそそられます。ほかにも、ローストビーフを使ったカレーやサンドイッチも。

黄身を崩してからいただけば、お肉の旨みと卵のまろやかさが口いっぱいに広がります。
テラス席からは富士山が見えて開放感抜群。気軽なランチにいかがでしょうか？

「柳原うどん」は安くておいしいと、ひそかに人気のうどん店です。ファナック通りにあり、お昼時は行列ができることもしばしば。

「肉うどん」は一年を通して人気のメニュー。ゆでキャベツと甘辛く煮たお肉、油揚げなどがトッピングされています。出汁はすっきりとした味わいです。地元の方は、うどんをお持ち帰りして食べることも多いんだとか。

さかな公園から峠道を進んだひっそりとした場所にある「アンティーク茶房 里庵」は、オーナー夫妻が共通の趣味である“アンティークをゆっくり楽しめる場所を作りたい”と開いたアンティークカフェです。

映画の世界に入り込んだようなおしゃれな店内。小物や家具などはすべて吟味して買い付けてきたものばかりで、購入することもできるそう。

落ち着いた雰囲気の店内で、外の景色を眺めながらのカフェタイムは至福の時です。

箱入りの蕎麦やうどんは、1kg。かなりボリュームがありますが、500円程度で購入できるとあって大人気。生そばなので日持ちは長くありませんが、硬めにゆでてざるそばにすると最高のおいしさですよ。

そばとうどんは、どちらも添加物不使用。素材の香りが感じられる素朴な味わいが魅力です。好みの食べ方で存分に楽しんでくださいね。