近年、SNSやテレビ、YouTube等のメディアでキャンプの話題が豊富ですが、道具を一式揃えるのが大変だったり、車がなかったりと、アウトドアを楽しみたいのに諦めてしまう方も多いのではないでしょうか？そんな方には、「登山」がおすすめ。装備も少なく、すぐ行くことができ、キャンプ以上に自然が放つ絶景を楽しめます。

今回は、「初心者だけどアウトドアを楽しみたい」という方に向けた山の魅力をご紹介！山登りに詳しいインスタグラマーの方にも、「東京近郊でおすすめの山」「お気に入りの山道具・山ウエア」などを聞いてみました。

登らないと見ることのできない絶景を堪能できるのが、一番の魅力。一生懸命登った先に待っている頂上からの景色は特別です。また、すれ違う人と挨拶を交わしたり、何かあった時にお互い助け合うなど、人のあたたかさに触れることができるのも、魅力の一つ。

山は一日として同じ日はなく、季節や天気によって、違った魅力を見せてくれます。登るたびに新しい発見があり、同じ山でもルートを変えるだけで全く違った側面が見れますよ。

絶景を見ながら、すがすがしい気持ちとその空気の中で食べる山ご飯は格別。山に登るだけでなく、食も一緒に楽しめるのが登山の醍醐味です。「簡単」「早い」「軽い」を意識して作ってみると、快適に山ご飯を楽しむことができますよ♩

まずは、東京の近郊にあるおすすめの山をご紹介。どちらも都内から電車とバスで行くことができ、アクセスもいいので、移動を含めて日帰りで楽しめますよ。（ある程度の身体能力と、装備は必要になってきますので、準備は万端に！）

お名前：ながりさん　年齢：28歳
幼少期にアウトドア教室に通っていたことがきっかけで、登山をはじめたというながりさん。インスタには、実際にながりさんが登った山の写真、山に登るときのコスメ事情などの女の子が知りたい情報や、ながりさんの私生活まで覗くことができます。

ながりさんがおすすめしてくれたのは、「秦野駅〜鶴巻温泉駅」までのハイキングルート。

浅間山、権現山、弘法山、吾妻山とゆるゆるながら4つものピークを踏むことができ、温泉も帰りに寄れるんだとか。登山口までのアクセスに、バスを挟まなくて済むのも気楽に行けるポイント♩

特におすすめなのが、桜の時期。登山ついでに弘法山公園の桜の名所でお花見を楽しめます。ながりさんが、おばあちゃんになっても登りたい山だそう！素敵ですね。

ながりさんがおすすめしてくれた山道具は、『エバニュー Ultra Light パン#16』。

高さがあるので鍋としても使える汎用性の高いところと、軽量でどんな山行でも活躍してくれるところがお気に入りのポイントだそうです。

こちらは、富山県中新川郡立山町と長野県大町市にまたがる「爺ヶ岳」にて撮って貰ったという１枚。

お気に入りのポイントは、北アルプスのゴツゴツ感もありながら、当日のポカポカ陽気の心地良さがよく表れている点だそうです。行く時によって違った魅力を感じることができる奇跡の1枚ですね。3人の表情がとても素敵です。

お名前：しおりさん　年齢：30歳
旦那さんの趣味で、一緒に登山をはじめたというしおりさん。はじめは、キャンプなどアウトドアには興味はあっても登山は「きつい」という印象だったそう。しかし、「雲取山」で、テント泊の心地よさや山の穏やかさ、そこで見える星空や朝日に感動し、登山の魅力にどっぷりハマったんだとか。日本の山だけではなく、海外の山にも挑戦しているしおりさん。インスタグラムでは、そんなアウトドアライフを覗くことができますよ。

しおりさんのおすすめは、日本百名山の中で一番低い山、「筑波山」。

標高が低く、サクッと1時間～1時間半くらいで登れ、山頂からは、関東平野を一望することができます。春は梅や桜、秋は紅葉など、四季を感じることができ、ルートもたくさんあるので自分がチャレンジしたい難易度で選べるのも魅力。

早朝からやっている「松屋製麺所」も一緒に訪れてほしいというスポットなんだとか。その場で麺を売っているのでもちもちの麺が絶品だそう。筑波山付近は製麺所が多いみたいですよ！

しおりさんがおすすめしてくれた山道具は、スイスのアウトドアブランド「EXPEDのオーガナイザー」。

山を知り尽くし、山で機能的に利用されることを優先して開発されているので、シンプルで、多様な使用方法があるのが特徴です。しおりさんは実際に、45Lのザックと半透明の防水オーガナイザーを使っていて、写真のオーガナイザーはサイズ展開も豊富で、用途に合わせて使い分けができるそうです。ミニサイズは、電池やカメラの予備バッテリー、薬など細かいものを入れたり、A5サイズは仕事でも使っているそう！デザイン性も優れているのでいろいろ小分けにして持っていきたくなりますね♩

こちらは、オーストラリア本土の南方海上に位置するタスマニア島（離島）で撮った１枚。

初めての海外トレイル・5泊6日のロングハイクで、タスマニア島にある世界自然遺産に指定されているタスマニア原生地の最深部を歩く65kmのトレッキングルート「overlandtrack（オーバーランドトラック）」を歩いたそうです。日本では自然に見られないボタングラスの草原にユーカリの木々、ウォンバットやワラビーなどの野生動物など、動植物との出会いの連続に感動し、その時に撮った思い出の1枚がこちら。海外の山にもいつか登ってみたくなるような、素敵な1枚ですね。

お名前：よしひこさん　年齢：25歳
友達に誘われて、秋の涸沢に行き、その景色に感動したことがきっかけで登山をするようになったよしひこさん。今では毎週山に登ってるそうです♩インスタグラムでは東京近郊の山を中心にカメラで撮った素敵な写真がたくさん載っています。

よしひこさんがおすすめしてくれたのが、箱根にある「金時山」。登頂するルートはいくつかありますが、短いコースであれば2時間もかからずに山頂へたどり着くことができます。初心者の方でも登りやすく、山頂からは箱根の街、富士山がすぐ目の前に！箱根湯元の駅からゆっくり歩き、神奈川や東京の街並みを見渡しながら、金時山を目がけて歩いて行ける縦走コースがよしこひこさんのおすすめです。

また、山頂にある山小屋で食べる「なめこ汁」がとても具沢山で美味しいそうですよ～♩下山したら箱根の温泉へ行くのが定番コース。登山だけでなく箱根の温泉も楽しめるのが箱根ハイキングの良いところですね。ロマンスカーに乗れば、帰りはビールだって飲めちゃいます◎

よしひこさんがおすすめしてくれたのは、「山と道の5-Pocket Pants」です。

「山と道」は日本の山に合った道具を作りたいという思いの元、2011年に神奈川県・鎌倉を拠点に創業した国産のガレージブランドのアウトドアメーカーです。お気に入りのポイントは、5つもあるポケットと軽量で動きやすいところだそう。「山と道」の製品はどれも、山を愛する人のために作られているので「こんな製品あったらいいな…」という商品が揃っています！是非チェックしてみて下さい♩

こちらは、奥高尾から相模湖方面を撮った1枚。

高尾山までは観光客がたくさんいますが、そこから少し離れたところまで行くと見えるというこの絶景。「東京でもこんなに山が綺麗に連なって見える場所があるんだ…」と感動し、お気に入りの写真になったそう。週末に少し羽を伸ばし行ってみるのにちょうどいい場所ですね♩

登山と聞くと「体力がいりそう」「装備品を集めるのが大変そう」といったイメージがあるかもしれません。しかし、山道が整備されたハイキングや軽登山は、自然に触れることがメインなので、初心者でも気軽に楽しむことができますよ。
登山の魅力を語るのに外せない「山ご飯」や「絶景」、下山後の「温泉」、そこでしか味わえない「達成感」や「開放感」などなど…どれも、一度体験したら、虜になること間違いなし！しっかりと準備をして、安全で楽しい経験をしてみて下さいね。